ようこそ、じょんのび庵ZENへ。

古民家の改修2


古民家改修物語 2

このページに移りました。
早速、続きを書きはじめます。


7月の初旬、工事が終了したようなので
新潟へ車を飛ばしました。

7月初旬のじょんのび庵

梅雨の間とはいえ、今回、以外にも雨が少なく
何とか工事は出来たようです。

私たちが留守の間、
建築設計会社に、家の鍵を預けておきました。



家に到着して早速、二人で家の後ろに周って見ると・・・

「何という事でしょう・・・」
ボロヤがいつのまにやらキレイに・・

しかも予想以上にキレイに仕上がっています。

「外壁工事」と
「屋根のトタン張り替え工事」そして
「物置部屋の撤去工事」は奇麗に終了していました。

メールで連絡をいただいた縦窓アルミサッシ追加も
して頂きました。

YKK-APというもので上下に開け閉めします。

これは大倉先生の判断により、融通をきかせて
頂き、ありがとうございます。

お陰で、開かずの空間から、光を入れられるように
なりました。
大倉先生の古民家を愛する想いが
各所に表れています。

「壁工事」と
「屋根のトタン張り替え工事」そして
「物置部屋の撤去工事」は奇麗に終了していました。

メールで連絡をいただいた縦窓アルミサッシ追加も
して頂きました。

YKK-APというもので上下に開け閉めします。

これは大倉先生の判断により、融通をきかせて
頂き、ありがとうございます。

お陰で、開かずの空間から、光を入れられるように
なりました。
大倉先生の古民家を愛する想いが
各所に表れています。

縦に開け閉め出来る窓

大倉社長自ら忙しいのに何度も足を運んで、
話を聞いて下さいました。
奥さん手作りの笹だんごを持って来てくださり、
美味しくいただきました。

そしてスタッフの皆様にもお礼申し上げます。


外壁の工事は古くなってしまった木板の張り替えと
腐朽防止の為の塗装も以外にも奇麗に仕上がっていて
安心しました。

古い板は何せ100年も経っているので、
乾燥により釘が取れたり、割れたりしていました。

今回の工事はシャワールームの新設も有り、多くの
職人さんの出入りがありました。

電気工事士や、大工さん、トタン屋さん、しゃかん屋さん、
などです。

離れて窓を見る

家の裏側だけはこれで完璧と言えるほど
奇麗になりました。


家の上の土壁がキツツキさんに
つつかれてすっかり穴だらけで
見る影もありませんでした。

その為、白色のトタンを貼ってもらいました。


この作業は、木の部分を残し、土壁部分のみを
トタンを取り付けて、キツツキさんに負けないように
丈夫な、漆喰色をしたトタンです。


古民家の雰囲気を生かすため、木の梁はあえて残し、
見えるようにしてあります。

これも、大倉先生に感謝です。

穴だらけの土壁







              ビフォー ・ アフター



キツツキに負けないトタン壁?



大倉先生が云うことには、
「これでキツツキのくちばしが曲がってしまうよ!」^^



梁の部分は、いずれ私が塗装しようと思っています。

この工事で取り外した古い木板は、
取り合えず雨が跳ね上がるので、縦に並べて立てかけてあります。


実はお隣の師匠のアイデアです。
それと「雨トイを取り付けるといいよ」と
師匠がおっしゃってくださいました。


雪国には雨トイは無いと勝手に思い込んでいましたが
師匠の家にもあるそうです。

家の裏側



他の家をチェックするとアチコチに雨トイが
あるではありませんか・・


雨トイがあれば雨の跳ね上がりが無くなり
云う事がありません。


早速、大倉先生に連絡して見積りをして
もらう事に!


小屋根の2か所なので安く出来るそうです。
来月私たちが来るまでに
取り付け工事してもらえそうです。



家の裏側-北方向




そして、物置部分の畳一畳ほどのスペースを
撤去してもらい、木の外壁にしてもらいました。


今まで、これがあったため、雪が落ちずに
たまってしまい、良くありません。

その上、家の中からは開けられず、外からも
開けられない状態でしたがどうにもならず
撤去することに・・

これで少しスッキリしました。
このスペースからクワや他の道具類が出てきたので
捨てずにとっておいてもらいました。

旧物置スペース








           ビフォー ・ アフター


物置部分を撤去して外壁には木を取り付け

ここの土地は隣の家の畑から一段下がった所なので
雨が降ると上からの水が流れて、ここに溜まってしまうのです。


その上、この部分は西の方角ですが
さらに周った北側は雪がたまり日当たりが悪いため、
いつも土が湿ってじめじめしています。


その為にもトイを付ければかなり有効のはずです。
さらに、水が流れやすくするためにはU字溝を作り、
ここのたまった水を流したいところです。

いずれそこまではやるつもりでいますが・・

縦型の窓を家の中から見たところ



新しく取り付けて頂いたYKK-APサッシは下を上に
持ち上げると上のガラスが下がり、中央にガラスが来て
それの上下が開く仕掛けになっています。


今までは開かずの戸板がありましたが、これで
障子を開ければ、光と風が入り、良くなりました。



外回りの工事はあと、後付け部屋の屋根の修理です。
雪が落ちるところが腐りトタンがベコベコになってました。

トカゲのアオちゃん

そこで屋根のトタンを新しく交換してもらい、
木の部分を補強してもらいました。
写真が撮れなくて残念!


外回りの工事は今回は以上ですが、
地震で割れたブロック、コンクリート部分など
奇麗に補修されていました。


そのほか、窓部分下に腐朽防止のため、トタンを
切貼りしてくれていました。ささいのない事に見えますが
とても大切なことなのです。


しばらくすると建築設計会社の大倉社長と大倉先生が見えました。
玄関前の方に行くと、早速トカゲの「アオちゃん」がお出迎え!

じょんのびカエル

前からここの家に住みついているので人なつっこくて
かわいいトカゲで、シッポが青く光っています。
アオちゃんはヒシャモみたいにお腹がパンパンです。
もうじきお母さんになるかも?


庭に行くと「みょうが」の上にはいつもの
「じょんのびカエル」がいました。


この辺りにはヤマカガシがうろついているので
いつも葉の上か,家の中にいます。


さて、家の中のシャワールームは出来ているのか?
気になるところです。早速、洗面台のある
ダイコンの間に行くと、きちんとセットされていました!


しかし、洗濯機は洗面台のすぐ右に移動しますが
水道ホースが足りない状態!これは何とかしないと
やばいです!


TOTOのシャワーユニットで、
標準の下から2番目のシンプルなタイプですが
一応ルームが広いタイプです。

シャワールーム設置前








                    ビフォー・アフター


シャワールームが完成

新しく付いていたスイッチをONにすると、
まずファンが回りはじめ、下のスイッチをONにすると
灯りが点灯しました。


OKです!!
入口は同じフローリングで同じ高さで問題なし!
ただし、新しい床は塗装されていないので、私が
いずれ柿渋を塗って色合わせすることにします。


お湯が出るのか?赤いつまみをヒネルと
ザーッ と水がでます。


でもいくら待ってもお水です。
当然と言えば当然でした。
温水器の電源が入っていませんでしたから。

シャワールーム

早速、温水器の本体のスイッチを入れましたが
お湯になるのは4時間ほど待たなくてはなりません。


まず、リモコンの時計を合わせボタンをONにしましたが
結局NGで使い方が解りません。


大倉社長も大倉先生も心配してくれました。

日立の専門員が来て説明してくれたのは2日後の月曜日。
それまでは使えなかったので温泉に行きました。


分電盤のブレーカーにも問題があったので
電気屋さんが東北電力に連絡してくれて、
月曜日の朝、東北電力がブレーカを交換。


その日の午後4時にはばっちり温水シャワーにつかりました。
この300リットルの温水器は深夜11時になると
かってに電気ヒーターが通電し、朝7時に切れると聞き
納得!

室内に設置した電気温水器

昼間にも入れる方法なども解り、
取扱説明書を書いて、パソコン印刷することにしました。


メーカーの取扱説明書は肝心な事が抜けてます。
素人にはわざと解りにくく書いてあるようです。
というか、そんなこと何処にも書いてありません。


メーカー以外の人にさわって欲しくないのか?
いくら読んでも解らないですよ。
一度聞けばOKなので後は全部自分たちでOKです。


社長さんが心配して、日立さんが再度来てくれるように
要請して頂きましたが、大丈夫ですからとお断りしました。

フロアーを切り欠き下から設置しました。

この温水器は音が全くしないのと、予想外に
熱が出ないので(さわってもほんの少しだけ温かい)
これにして良かったと思いました。


室内に温水器を設置したのはここは雪国。雪が多く、
外では何かと問題があることが分かったからです。


電気ヒーターを通電するのは深夜の時間だけで
昼間は通常は通電しませんが、
断熱剤で覆われているのでお湯がさめません。
うまく出来てます。

コンクリート上にアンカーボルト止め



魔法瓶みたいな構造なのでしょう!
これはエコキュートと違い、構造がシンプルで、
値段が断然安いときています。


でも、通電中は34アンペアの電流が流れます。
つまり、これだけで3400Wの消費電力ですから
50アンペアのブレーカでなければなりませんね。


300リッターお湯が入っていますが、
使う時には水と半分合わせるので、実際は600リッターの
お湯として使えます。


ご近所のおばあちゃんに見せたら、
「お風呂に入りたい時はタライにお湯を入れればいいよ」
と、言ってくれました。 な~るほど!

昼でもシャワー、夜でもシャワー

昼間の作業で汗だくになったので早速シャワーを
使いました。気持ちよか~気持ちよか~・・・


そんな訳で何とか無事に予定の工事が終わり、
シャワーにも入れるようになりました。

大分予算がオーバーしてしまいましたので、
これからはなるべく自分たちで改修しなくては!

と思いますが実際時間がもったいないので
それを天秤に掛けてのこれからの作業を
考えていかなくてはなりません。



さて、自分たちの作業の再開です。


先月、タナカのおばあちゃんに頂いた長持に
開け閉めに必要な取っ手が無かったので、
持ってきたタンスの取っ手を取り付けることにします。

取っ手が無い長持ち

長持ちの中心を測り、それを目安に金具の位置を決め、
取り付け用の穴をドリルで2つ開けます。


大きさは針金が2本通る大きさ(4ミリほど)に開けて
金具に1回巻きつけてから先ほど開けた長持ちに通し、
裏で針金を折り返して抜けないように固定します。


大きい取っ手を使いましたので使いやすく、
見栄えもします。


このあたりは傷になり易いので、今度は金具も
取り付けしたいところです。次に来るときまでに
金具を探してきます。

タンスの取っ手を長持に取り付けました。

取っ手は古いタンスのもので、以前、蚤の市で
いくつか購入しておいたものです。
大きくて随分丸みをおびた形で最高ランクの物です。



早速、長持ちの底にスノコを敷いてからいろんな物を
収納しました。


何と言っても田舎の古い家は押入れがありませんので
収納には長持が一番ですね。これで
以前買った2つがあるので計3つになりました。


おばあちゃん!ありがたく使わせていだだきますね!

庭のどくだみの花




長持の修理が終わって本来の部屋に持ち込む前に
ニンジンの間の天井を奇麗にすることにしました。


ずっと長い間、手を付けられずにいたベニヤ天井です。


シャワーやら温水器の工事でニンジン部屋を
工事の資材置き場と考えていました。その為、この部屋の
荷物を大広間に集めてあったのでこの機会を利用して
ニンジン部屋の天井を自分達で塗装することにしました。




今までもずっと気になっていたので思い切って
白とクリーム色を混ぜて塗ることに!

ベニヤがむき出しの天井

買っておいたローラーと水性塗料、刷毛、搾り機付きの
塗料入れなどを用意してから、床にはビニールシートを
敷き、たれてしまう塗料が床に付かないように
新聞紙などをしいて作業を開始しました。


塗料は0.5リッターを1本ずつで計1リッターですが
大丈夫か?心配しながら二人で塗はじめました。


今まで、天井などの上に向かっての作業は未経験なので
どうかと不安でいっぱいですが、
一応問題なく塗れています。


揃えた塗装道具

しばらくしたら、まーちゃんが「首がいた~い」と
言い出したので止めさせ、以後私がその分も塗ることに!


やはり結構キツイ作業です!
しばらくしたら濃くなってきて何か塗りにくい!
急いで水で薄めてかき混ぜます。


沢山の塗料なのでとても力が要ります。
まーちゃんが頑張って伸ばしますが
どう見ても塗料が足りないはめに!


でも何とかだましだましぬりました。

初めてのローラーでの塗装

ローラー塗りの弱点は隅がうまく塗れません。
そのため、隅は刷毛で塗ることになりました。


でも、ハケで上をぬるのは垂れ安く難しいです。
なので刷毛の先端だけに塗料をしみこませ、
垂れない内に素早く塗らなければなりません。


おまけに黒い部分にも誤って白く塗ってしまいました。
これは後日塗料が乾いてから細いハケで
黒く上塗りすることにしました。





ローラーでの塗装作業

それにしてもこのローラーでの作業に
問題があることが判りました。


同じ力で塗っていると、ローラーの端の部分に塗料が
溜まってしまうので中心あたりが塗れなくなります。


ローラーは塗料を多く含みますが転がすと、
塗れない所が出てきます。つまり、
シマウマのように塗れてしまう。


多分、万弁なく塗料を含ませるのが
難しい為でしょう。
なので、時々ずらしながら転がします。

一応ニンジンの天井塗りの完成

それと、ローラーのハンドル構造が片法のみで
支えるため、強く転がすとローラーが傾いてしまい
安定しません。


両方からの支持で出来ていれば良いのですが
そうすると重くなってしまうからでしょうか?


それとも、コストがアップしてしまうのか?
分かりませんが・・・


ともかくにんじん部屋が一応完成し
今日の作業をめでたく終えました。


でも、隣のダイコンの間を明日にでも
完成させたいところです。

ニンジン部屋の天井塗りが完成

これでようやく大広間に押し込んでいた荷物を
本来のニンジン部屋に移動出来るので
ホット胸をなでおろしました。


大広間がかたづいた翌日、大倉先生と女性カメラマンが
やってきました。裏のトイの説明などしてから
お茶の時間に!


そのあと、先生の指示で写真をパチパチ撮っていました。
多分、ブログにでも乗せるのでしょうね!まあよか~!


そのあとお隣のつうえもんさんちに行くと、
師匠が長岡で骨董市があると教えてくれたので
行ってみることにしました。

長岡市内

「骨董市」という言葉にはめっぽう弱い私達は
予定していたダイコンの間の天井塗りは当然、
今日はとりやめて車は長岡に向かいました。


ホテルに到着して10分ほど待ってから
入場が始まりましたが、ここは中国系の商品が多く


中国の人も多いようでした。
好みのものがみあたらないので草々に出てしまい
ここらあたりを散策してみることにしました。


この辺りは大変広く、ホテル、美術館、公園、
赤十字病院などがありました。

長岡近代美術館より公園を望む



広大な土地に緑がとても多くあり、
信じられないほどのパノラマです。
さすが大都会長岡ですね。


室内にたくさんの木がある喫茶室で
コーヒーゼリーを食べてゆっくり休憩したり
はがきなどを購入して帰りました。



帰りの途中に骨董タンスなど売っているお店が
あるのを見つけたので寄って見ました。

お店には誰もいませんでしたので、そこに書いてある
電話番号に電話したら店主がすぐに来てくれました。

どうやらここは材木などや、古い建具などを扱っている
製材所のようです。いろんな場所を案内してくれましたが
土地の広さに圧倒されます。

オニヤンマの羽化中です

工芸のアトリエやステンドグラス工房などもあり
とても楽しい場所です。


以前、NHKの「ふるさと一番」で放送されたそうですが
何となく私も見たような記憶が甦りました。
駐車場の車のタイヤで羽化中のオニヤンマを発見!
どうやらすぐ近くにある小さな川から来たようです。



ここは駐車場ですが奥の建物に大きなタンスや
臼、火鉢などが展示され、2階には古民具類が
沢山置いてありました。

蔵戸の飾り金具

しかし何と言っても昔の蔵戸が沢山あります。
蔵戸は私も好きで家にも2枚使用しています。
自分の部屋の入口と、玄関にも!


蔵戸は大きさは高さ180Cm以上の物が多く
目的に合ったサイズを決め、そこから板の状態や
材、金具デザイン、塗装などで決めます。
おおよそ15万~30万円でどこでも同じような
値段で価値の高さを象徴しています。


腰板が一枚ものや総ケヤキの厚手の、
いいものは40~60万ぐらいが相場です。


板の厚さもまちまちで普通60ミリ位あり、
重量も60kgほどで大人3人がかりで運びます。
本当に半端なものではありません。

蔵戸の下飾り金具



ここでは
昔使われていた草刈り機を購入しました。
2つ有りましたが、大きいい方が1000円で
小さなものは500円でしたので大きいのを買いました。

この草刈り機は人力で押しながら前に進むと
歯車の刃が2つ回り、草が刈れてしまいます。


横澤式草刈り機とか?書いてあり、JIS製品と
書かれてもいます。当時は最新式?だったのかも!
めったに見かけないので衝動買いをしてしまいました。

草刈り機

このお店には他にはガラス戸や珍しい建具、
囲炉裏の自在など広い場所に整然と
並べられています。


こうも沢山あると、
買う予定のモノを忘れてしまいます。
その場で掃け手置かなければ!


ここの建物を出た後は道路の向え側にも
別棟があるというので寄ってみます。
ここの敷地だけで2000坪以上ありそうで、
歩いて行くのも時間がかかりました。



下の飾り金具きんちゃく袋

こちらは主に木の板の大物、小物で一杯です。
それとここにもやはり蔵戸がたくさん!


奥様が来てくれて説明してくれました。
ある旧家から出た蔵戸の4枚セットが道路側に
展示されています。もちろん雨よけ対策済みですが
4枚セットはすごいの一言です。


次回もここへは来る予定にします。
楽しみが又一つ増えてしまった!^^
ゆっくり堪能した後、長谷川邸へ向かいました。
ここを通った時、偶然見つけた萱ぶきの家です。




長谷川邸はこの辺りの旧庄屋の家ですがチョット
スケールが違います。


長谷川邸の表門

越後最古の民家であり重要文化財に指定されている
古い民家です。建築は享保元年(1716年)


物件は 主屋・表門・井籠蔵・帳蔵・新蔵・附庭塀
裏門・宅地・新座敷・棟札一枚・古文書三冊などです。


この長谷川邸は新潟中越地震、そして中越沖地震に
見舞われ、4年の歳月を掛け修復されました。


早速、古人の浪漫に触れる歴史を見てみましょう!


敷地は街道に面した間口約70メートル、
奥行120メートルと広大なもので、周囲に
堀をめぐらせている。
まるでお城みたいに敷地をぐるっと全部がお堀で
水が流れていました。


表門を通ると主屋がドーンと!

主屋は宝永3年(1706年)の大火で類焼し、
享保元年(1716年)に再建されたと伝えられている。



この長谷川家は武士の出自と伝えられ、東谷の
五十嵐家を頼り土着し、
近世初期以後になってこの地に居を構えて、
土地開発や治水事業など、
村の開発を通して山村地主としての地位を固め、
代々庄屋を務めてきた旧家である。

いろり部屋





幕末から明治にかけては、
近郊四ヶ村の耕地や山林の7割を独占し、
百八十町部余りの田から小作料をあげた豪農
であったという。


家に入るとすぐ右側が土間、左側が囲炉裏の間に
なっていて極当たり前ですが、その奥へ行くと
とても広くて多くの部屋が有り、まいごになって
しまうほどです。

釘隠し金具の展示




昔の釘隠し金具が多数展示して、
ありましたがほとんどがツルや亀の金具類でした。




天井

   掛蜀

蔵

   横幅一間の帯戸

蔵

   right,空間

別棟

   裏より離れて主屋を見る


裏に出ると資料館になっている建物があり、
古文書や道具類、「谷 文兆」筆の掛け軸などが
展示されていました。

お弁当箱には珍しい蛇の目型などもある。

蛇の目型お弁当箱

   画像の説明


この辺りの家の表札はほとんどが長谷川さんで
昔からの分家が住まわれています。

珍しい赤の、がくあじさい

ここでものんびりと過ごし、一日が有意義に
過ごせました。師匠に一言教えていただいたお陰で
偶然予期せぬ「お宝を発見の気分」で帰路につきました。
師匠!楽しい一日をありがとうございます。








さて、翌日、予想外の好天気で梅雨の真っ最中なのに
朝からおひさまが出ています。

コールタールで壁塗り

突然予定を変更して家の玄関横、左側の壁を
塗装することにします。おひさまが壁に当たり
「塗ってくださ~い」と叫んでいるように
突然、思ってしまいました。


ここは木に板ではなく木の粉か紙のようなものを
プレスした材料なので、はがれ初めていて
いたるところボロボロになっていました。


お得意のコールタールで塗り事にします。
コールタールは乾きが悪いのですが、
この天気と暑さですぐ乾いてしまうので
あっと云う間に3度塗りが出来てしまいました。


塗装の最中は暑くて熱中症になりそうだったので、
サイダーをガブ飲みしながらの作業です。

3度塗りが完成




ここに来てからは三ツ矢サイダーに惚れこんで
ビールがわりの私の必需品となりました。


一応完成すると、まるで本物の杉板のように見えて
青黒く光輝いて見えます。やりました!



中越地震の爪痕






次いでに中越地震の爪痕が見つかりました。
コンクリートが割れています。

実はこの裏側が土間になっているのですが、
濡れているのでおかしいな?と思い、
外の板をどかしてみたら、このように
割れたところから雨が浸みこんでいたと判明!
早速、コンクリートで補修しました。

コンクリートで補修








作業が終わり、家に入ろうとすると
玄関右の土が盛り上がっています。


何だろう?と良く見るとアリさんです。

アリさんの巣



ここのアリは大粒で15mmほどもある黒アリで
一生賢命働いています。


見ると自分たちの頭ほどもある大きさの土を
くわえて運び出しています。


何匹で作業しているのか分かりませんが
10匹ぐらいでしょうか?


どんどんとくわえては下ろし、巣に戻っては
くわえてきます。巣の大きさは約30センチにも
なっていますが見事にすり鉢状な形に土を
下していました。

下の畑にはトウモロコシと菊いもがスクスクと!

真中にはアリさん達が通る穴があり、
下に巣を建設中のはずですが、
想像つきません!


あるものは土を中側に下ろし、また
あるアリは外側に下ろし、形を作っています。
ありごとに決められた作業をしているみたいにみえますが
全く休む気配がなく、ひたすら作業を続けています。


御苦労さまです!
本当にアリさんは働き者ですね!
私に似ています??
もち、冗談ですが・・

じょんのびカエル



何時の間にやらじょんのびカエルが大杉の木の幹にいました。
おいおい!危ないよ!こんなとこにいてはヘビが来るよ!
というとピョンピョンと家に入ります。


そういえば先月、ヤマカガシが畑で弱っているのを
見かけましたが、じつはヘビもカラスに狙われます。


ご近所の話では、カラスがヘビをくわえて上から
道路に落として殺すそうです。


窓のアルミサッシ

田舎では動物のドラマが色々あります。













家に入ったじょんのびカエル




今年はじょんのびの畑にガクアジサイの花が咲いていました。
アジサイでも野生に近いこのアジサイが私達の好みです。

山へ行くと良く見かけますが、長谷川邸の分家さんの
庭には大変珍しいピンク色の
ガクアジサイが咲いていましたね。





ガクアジサイ



昨日は1日遊んでしまったので、今日は頑張って、
午後も作業します。午後からはダイコンの部屋の
天井塗りです。ニンジン部屋の隣の部屋で、
電気温水器を設置したばかりの所ですので
今回は養生をしっかりやってからにします。






ダイコンの間の天井

専用の養生テープを使い、
タンクや冷蔵庫を汚さないように気を使います。


この前コメリで2、5リッターのホワイトの塗料と
塗装用長尺ハンドルも購入して於いたので
今日は塗料も足りるはずです。


養生と準備

この前は白とクリームを混ぜての塗りでしたが、
今回はオフホワイトと云う白なので、多分いいはずです。


この部屋の天井には不要な電気コードが這っていたので
取り除いてからやろうとしましたがコード止めの
ステップルが錆ついていて抜けませんでした。
かと言って打ち込む事も出来ません。


仕方なくコードのみ引き抜き、作業を始めました。

ハンドルの延長棒を付けたら予想以上に楽に塗れます。

延長棒での天井塗装



でもいつの間にかうまく塗れません!おかしいな~
と思いながら良く見ると、取り付け棒の
ネジが弛んでグラグラしてたのです。


「ギュッ」と締め直し、以後良好になりました。



この後、例の通り、刷毛でも塗り、乾いたら
白塗料で汚した黒いところを、黒の細い筆で上塗りし
完成! ついに 「や・り・ま・し・た!」


これで両方の部屋とも奇麗になったので、


奇麗に完成しました




こんな具合に少しずつですが、家がきれいになっていく
のは気持ちのいいことです。


どんな小さな事でも前進するのは大きな喜びになるので
変えられる所は無いか?とか修理するものはないか?と
いつも気にしています。

じょんのびのガクアジサイ





夕方、タナカのおばあちゃんの娘さんが来てくれて
小物タンスの古いのを持って来てくださいました。


チョット前に携帯TELでそれの写真を撮って見せに
来てくれたのですが一つ返事で「いただきます」と
云ったところでした。
早速、一輪車で運んでくださいました。

おそらく100年近く経っているのでしょう!
角や縁などが凹みボロボロに塗装がはがれていました。
小物入れにしては少し大きな4段の引き出しがあります。

1か所の取っ手はオリジナルではないですが、
見分けがつかないくらいのナイスな取っ手が
見事に付いていました。

早速、雑巾で拭いてから、いつもの墨汁液を水で薄めて
塗りはじめました。でもあまりきれいに
し過ぎてもいけないし、如何に自然な感じでリストアを
するかがポイントです。
骨董店で買えば、本来、汚れも値段の内です。

少し大きな小物入れタンス

全部をベタ塗りは最悪になってしまうので、
注意しながら何度か塗り重ね、
リストアが完成しました。

出来上がりとしては最高です。
おねえさんありがとうございました。

大切に使わせていただきます。
大きいので色々収納でき、ありがたいです。

下に木の棒を2本敷いてから
早速、小物類などを収納しました。



この前の文机とか長持とか色々頂きましたが
この家では想像以上に大活躍していますので
どうぞご安心ください。


古い家にもそれらはピッタシ合いますので
私たちは生かし切ります。

畑のお花

そして、こういう古い物達にも
生命があり、生きていて私たちを
楽しませてくれるのは間違いありません。

なので、何れは後世に大切に伝えていく
貴重な文化遺産なのですから、
私達は大切にお預かりしています。

この古い家も大切な文化遺産なので
大切に守っていく使命が私たちにあるのは
承知していて、そうしたことが楽しみであり
喜びでもあります。

今回、特に日本の横の文化というものを意識し、
共感して下さる方がいてとても嬉しく思いました。


上にお花を活けました

さて、部屋がそれぞれ奇麗になったところで
この部屋には網戸が無いことが気になりだし


網戸を見に又コメリに行ったのですが、
サイズが合うものが無かったので
自分で作ることにします。


寸法を測り、木を買いに行ってきました。
網は以前に購入したものがあるので
それを使うことにします。


今あるのは黒い網で、どうしても
黒い網にこだわりました。黒いものは
外の景色が大変良く見えます。


それなのに外からは家の中が見えにくいという
とても機能的で便利なものです。

網戸の製作



まず、縁を作り、それから網を取りつけます。
縁は木を切り、組立た状態で窓のサイズが
ぴったし合うようにネジ釘で止めました。


いきなりネジ釘をねじ込むと木が割れてしまうので
下穴をドリルで開けておき、それからネジを
ドリルで打ち込んでいきます。

予定どうりにうまく止まりました。
枠が出来たのでそのあと黒い網をタッカを使い
網をとめました。そのためのタッカという
ホッチキスみたいな道具も購入しました。


ハンドルを引くと「パッチン」と音がして
うまく止まりました。このタッカは880円で
針が100円ほどで便利な道具。


今回、初めて使いましたが、針は8mmから
12mmまでのが使える仕様のタッカでした。

網戸を作りました

網が止まるとおよその寸法でハサミで
周りを切り取り完成です。


早速、取り付けてみたらなんとか取りつき、
これで虫が入らず、涼しい風が入れられます。


網戸は家の内側から止めるので、網戸はそのままで
窓が自由に開け閉め出来るように作りました。


あとは、ふちの木が目立たないように黒く塗れば
完成になります。


小さいものなので、例の墨汁液を使い、
真っ黒く一気に塗ってしまい完成しました。

網戸が完成し取り付けてから塗装しました

この部屋にも風が入れられてよか~!


夕方、この作業をしているとき、師匠が
なにをしてるのか?と来て下さいました。

明日の天気はいいといいます。
明日は是非釣りに行きたいねと
誘ってくださいました。

久々に釣りに行けるので楽しみに
今日は早く寝ることにします。




今日はキス釣り

翌日、起こされて目が開くともう3時50分になっていました。
どうしたことか携帯の目覚ましが鳴ったのに気がつかず

まーちゃんに起こされてしまいました。
急いで歯磨きし、顔を洗います。
4時前に玄関を出てみたら、すでに師匠がいました。
3人で出発したのは4時5分頃になってしまい、
師匠ごめんなさい。

昨夜は作業で疲れたらしく、爆睡してしまったらしい。
車は釣り道具屋さんに寄り、餌のチロリを買ってから

柿崎の海に向かいました。この前とは違う場所です。
今日も雨の心配はなし。でも晴れすぎて
暑すぎるのも困るので、曇り空がベストです。

線路を超えて海辺へ行きます



師匠の指示で車を止め、歩き出しましたが
線路を横切り海辺に到着しました。
これが田舎のいいところ?と感心!
線路の上を通るための「釣りびと道」?が
しっかりついていました。


私たちの他に、釣り人は誰も見当たりません。


ココしばらく天気が悪く、海のうねりが出ていて
キスが何処かへ行ってしまったと師匠が心配して
おりましたが、今日はどうやら
うねりは見当たらないようです。


上越のように波は小さくてとても静かです。
釣り始めると後ろに何本もの電車が通ります。

先ほど通った線路に乗って貨物車やら
緑色の奇麗な車両やらいろいろです。

楽しそうに当たりを待つ師匠



釣り始めたのは5時丁度ぐらい。
こんな早い時間に釣り始めたのは初めてですが
なんとも気持ち良い!


師匠の座るイスはハッポースチロールで出来ている
丸いイス。本来これは漁師の網浮と思われますが・・
これは軽くて、クッションにもなり便利ですね!でも


先ほど師匠が海辺でGETしたものです。
なんでもフリーの時代を先取りしてます。
こういったことも見習わなければ・・

早くも師匠がキスをGET

と、感心していると師匠に早速当たりが有り
やや大きいキスを釣りあげてしまいました。
おめでとうございます!
グラッチェ!


師匠のたまわく、「今日は50mと波打ち際の両方で
いけるよ!」


そんなときようやく準備が整いさあ!いざ出陣!
とばかりに第一投の私!


5本針の付いたオモリを、初釣の竿で「ヤーッ」と投げると
上空高く飛び出した!


と思った瞬間!なぜか不思議にもオモリが波打ち際に
ストンと落ちてしまった。 why !

師匠に釣れた良い型のキス



買って初めての竿で、しかも第一投でこれだ。
うーん!今日の釣果を予兆させる凶兆か!

原因は糸が途中のガイドに絡みついてしまっていた。

気分一新、再度投げ直し、「ヤーッ」と投げると
これがもっと近くにオモリが「スットン」と
落ちるではないか! why!why!

原因は先ほどと同じだった。
投げる姿勢に問題があるのか?
こんどは力まづ、静かに投げてみることにした。

2度あることは3度ある!しかし
続けては無いだろう!と確信したわたしは
肩の力を抜き、やさ~しく一投した!

師匠に当たりか?

今度こそオモリは上空に一直線に消えて!
と思った瞬間!またしてもスットンと!
なってしまった。why!why!why!

ウーンやっぱり!
2度あることは3度あった!
感心している場合か!

確かに私の竿は師匠の竿に比べ、各段に安い。
安いとはいえ1万5千円もしているのだ!
同じシマノだが師匠のは1桁値段が上だが・・

私の1万5千円もした竿が投げられないとは・・
と、泣いている場合ではない。

釣れたキス

これはきっと春日山城の跡地に眠る上杉謙信公の
たたりに違いない!そういえばまだ謙信の
お墓参りもしていなかった!
許してたもれ!

と思いながら竿をリール方向から見ると
ガイドがひとつ、ホンの少し横にずれているような
気がしたのでそこを組立て直した。
原因はこれかも!

反省の第4投目はいかに!
ゆっくりと、青い日本海に立ち向かった。

今度は!と不安ながら力一杯投げると
オモリは上空高く飛んでいった。
ヤッター! やったぞー!
オモリが飛んだだけでこのありさまだ!

釣り師になったまーちゃん

今度こそ、ようやく釣りが出来る。
釣りが出来る幸せをかみしめながら
気を集中。

ここで、まーちゃんの竿を組立てて
投げてあげる。これは青もの狙いの竿で
短くて軽い。これは軽くて疲れないかも!

オーシャン・ブルー・962 のネームが
燦然と輝いている。後ろの MADE in ・・・ 
CHINA が淋しいが。ウーン
竿までもCHINAになったか!

リールはシマノのなんとか4000
なのでオモリは軽いNo10号を使用。

師匠は重いNo30号を使っている。
初心者ほど軽いものが良いだろうね。
ちなみに私はNo15号を使用。

当たりを待ちます



さて、自分の竿にもどって戦闘再開。
師匠を真似て25mごとに色が変わる糸で、
赤、青、そして黄色に変わってから
リールのハンドルを16回廻したしたところで


「ビビーン」と当たりがあった!
多分大きさは中ぐらいか?
ハンドルを回す手に伝わる当たりの大きさで
魚の大きさが推測できるというもの。


フライfishingの場合には当たりがあったとき、
ラインを引いて合わせを行う。
あるいは、ROODをあおったりする。


釣針を魚の口にキチンと引っかけるためで
これをフッキングさせるという。

画像の説明

しかしキス釣りの場合、
重いオモリがつながっているので、エサをくわえて
キスが動くと、自動的にフッキング出来てしまう。

なのでキス釣りには合わせは不要で、
そのまま待てば、2匹目が釣れる可能性が高い。

師匠がいうには、キスは普通5匹とか6匹で
群れを作って移動しているのだが
1匹食いつくと、他のキスが餌にいっせいに
食いついてしまう性質があるとおっしゃいます。

さて、しばらく待ったら又、「ビ・ビーン」と来ました。
でも後が続かないので上げてみることに!

集中する師匠

リールを巻き上げるとやはり2匹のキスが釣れました。
先月のキスよりもかなり成長して大きくなっている!
横でもまーちゃんが大物をGET!


もちろんこの間にも師匠はどんどん
キスを釣り上げています。


しばらくして朝ごはんにして休みます。
おにぎりや、フルーツなどをおいしく
いただきました。
おひさまが昇るにつれて、暑くなってきました。


さあ!釣りの再開です!
でも魚がいなくなってしまったらしく
ピタリと当たりが止んでしまいました。

集中して神経を研ぎ澄ます私

 
そこへ、一陣の風が「ピュー」と吹き上がりました。
足元を見ると砂の上でダンゴ虫にそっくりな虫が

「ピョンピョン」と飛び跳ねているではありませんか。
ノミのように10cm以上も何度も跳ねては
動きまわっています。

かと思うと、トビケラのような細長い虫が
スゴイスピードで歩き回っています。
いきなり砂に潜ったり出てきたり、
あばれまわって餌でもさがしているのか?

よくわかりませんが!普通ではありません!
その時、師匠が口もとをゆるめて
リールを巻いているではありませんか。

出ました師匠の大物4匹釣り

この様子だと・・釣れているはず!
やがて魚が砂地に表れて来ました。

やりました!

ブラボー

4匹のキスが上がります。
この日も一度に4匹釣り達成!!
「おめでとうございます!!」
Oh!「コングラッチゥ・レーションズ!」
パチパチ!とこころのなかで拍手喝采です。

キジも師匠に応援します

このとき、山から「ケーン・ケーン」とキジが鳴き
師匠の4匹釣りを祝福してくれたのです。

ひょっとして師匠の前世は、もも太郎なのか?
どうやらこの瞬間を、キジくんも待っていたようです。

やがて日はさらに高く昇り、とても暑くなって来ました。
それと同時に当たりがおさまってしまい、気ずくと
何時の間にやら師匠が右に移動して釣っています。

左を見たら他の釣り人が既に多く居てびっくり。
いつ来たんだろう?と思うほどです。

師匠が大きいキスを持って来ました。
そして、アッチが深いので大きいキスがいるかもと、
移動しようとおっしゃいます。

早速、私たちも右へ移動しました。
するとやり始めたまーちゃんに大きいキスが釣れ
私が「ビビーンと来たか?」と聞くと、
「ビビーンときた」といいます。

深いところを狙うまーちゃん

どうやらまともに釣ったようだ!
釣れてしまったと、釣ったとは違う!

大分、腕が上がったようだ!
今ではエサも自分で付けられるし
ハサミで器用に切れるようになった。

しかし、しばらくしても当たりが無いので
師匠が戻ろうとおっしゃり、
左へ戻りました。

その時、どこからか1羽のカモメが目の前を横切り
海面上を飛び始めた。きっとこのカモメに
直江兼続の魂が乗り移ったに違いない!
そう直感した。

カモメは何か言いたいらしい。すると、

師匠が「あそこの海を見てごらん」と指さすと
そこだけ海の色が少し変わっています。

「あそこに魚がいる!!」とおっしゃいました。
ようし!あそこへオモリを投げると釣れるかも?

と、思いっきり投げると丁度そこへオモリが
飛んで行きました。70mぐらいは飛んだようだ!

衝撃の師匠の4匹釣り

すぐ「ビ・ビビーン」と当たりがありました。
そのあとすぐ師匠にも当たりが・・

ブラボーブラボー

師匠がリールを巻き上げるとキスがまたしても,
4匹のキスが付いています。本日2回目の
4匹釣りの達成です。しかも、4本とも
大きなキスが釣れています。

やりました!
お・お・おめでとうございます!!
うーん!師匠の才能が爆発!超能力の大噴火。
師匠!あっぱれ! カモメさん、ありがとう!

わたしもその時、2匹のキスが釣れて大満足!

そこに
兼続はいた!愛の兜をかぶって!
兼続さん ありがとう!

と、言う具合にエサが無くなるまで釣り続け、
終了したのは11時ごろだろうか?

今日も本当に楽しませていただきました。
つうえもん師匠!ありがとうございました。

帰りの線路

今日の釣果は3人で60匹以上で
前回と同じくらいたくさんのキスをGET出来たのでした。

3人は例の「けもの道」みたいな「釣り人道」の
線路を渡り、帰路につきました。






じょんのびへ帰ると早速シャワーを浴びました。
たっぷりかいた汗を温水で流し、さっぱりしてから
軽くお昼の食事にしました。


間もなくすると、師匠がキスを持って来て下さいました。
何と、4種類に分けてくださいました。

じょんのび庵

まず、
1: キスの塩焼き用の大きいサイズのもの

2: お刺身にしたもの

3: 小さめの唐揚げ用

4: キスボーン用(お刺身にさばく時に出る骨の部分)
         カリカリしてカルシューム満点でおいしい

以上の4種類に分けてくださいました。
本当に芸が細かくて繊細な師匠です。

師匠のことだから全部持って来てくれたのは明らかです。
申し訳ないです。

お刺身用は下にダイコンのスライスしたものまで
付けてありました。その上、下には保冷剤を置いて
温まらないように工夫してありました。
師匠!本当にありがとうございます。

師匠が作ってくださったキスのお刺身

夕飯はキスセットでおいしく頂きました。
お刺身はしょうゆで頂く他、スミソでも
美味しく食べられました。

塩焼きはレモンをかけておいしく頂きました。
師匠!ごちそう様でした。

これだから田舎ぐらしはやめられません!






さて、翌日、遠くの部落に住む古民家のおばあちゃんに
合いに出かけました。

大きい葉

あいにく、おばあちゃんは山仕事へ出かけていて
留守のようです。いません。

隣の家の中から機織りの音が「カッタン・カッタン」と
聞こえてきます。

おばちゃんは仕事をしている最中でしたが
手を止めて、出てきてくれました。

聞いてみると、畑に出か掛けているけど、
すぐ戻るといいます。

おばちゃんのお花

家の前にはお花が沢山咲いています。
ひと通りお花を説明をして下さいました。

おばちゃんはとても花を愛しているのが
ここを見ただけで、分かります。

先ほどは家の中で小千谷かすりを「カッタン・カッタン」
織っていたのに話を聞いてくます。

そのうち織機などの説明やら、すげ笠の実演まで
して下さいました。

小千谷かすりを織り機で仕事しています

使用するヨコ糸は模様がうまく出るように青と赤の
印が、事前に付けられていて、如何にずらさないで、
奇麗に模様を出していくのかが、
とても重要なのかという事が解かりました。


その為のジグを使いますが、これは竹と針で
作られていました。



あぜ道に咲く花



そしてこの家ではスゲ笠を作っていて、作り方を説明して
頂きました。屋号を「いちん」さんといいます。
本来は、市右衛門さんですが・・


材料はお父さんが、スゲを栽培していて、収穫したのを
骨組まで作り、そのあとをお母さんがあみ込みます。


スゲはひと抱えほど採っても、いいところは
手のひらを両手で丸めた程しか取れないと
おっしゃいます。

お父さんまで出てきて説明して下さいました

この家では骨組を何年も寝かせた竹を使いますが
スーパー等で売られているのは、骨組が
プラスチックだそうです。


竹で骨組を作る際の仕事内容で、
お父さんはさかんに昔の職人の偉大さを説明して
くださいました。自分ではとてもかなわないと
いいます。

お母さんのスゲ笠作りの実演







材料のスゲ







竹で骨組を作ります

      今では貴重なスゲ材料です





     竹の重なりが厚くならないように気を付けて
     輪に竹を割って入れ込みます。



スゲをあみ込んでいきます













純和風な
スゲの笠

縦にスゲを縫い込んでいきます

このように横にスゲを一面に入れてから、
今度は縦にスゲを糸でテッッペンまで縫っていきます。
内側に座布団を入れたり、ひもを付けて完成です。


こんなに手がかかり、貴重なものとは知りませんでした。

手ずくりの製品は時間と労力がかかるので
どうしても高くなりますが、スーパーのモノは
スゲの材料が違い、いちんさんが捨てるような
材料を使っているので品質が違います。

スゲ笠の完成したところ
貴重な花

いちんさんに思わぬ邪魔をしてしまいましたが
とても温かく接して頂き、織物のことや、
スゲの笠のことまで勉強させてもらい
ありがとうございました。


そろそろおばあちゃんが帰ってくる時間に
なったのですが、戻らないので、予約した
レストランへ急ぎました。





この前と同じかわいい3輪トラックが置いてあり
外の雰囲気は最高です。

中へ入ると思っていたとは違い
アジアン風で油絵がいっぱいでした。
食事はそれなりに美味しかったです。

古民家のレストラン

古民家レストラン
        注文したピザは、私の作るピザよりマイウか??
               室内写真を撮ったのでご参考に!





満腹になってしまい苦しい状態で最悪!
でも、おばあちゃんの家に向かいました。

おばあちゃんの家に向かいます

到着すると、丁度その時、自転車に乗った
おばあちゃんが帰ってきました。
買い物に行って来たそうです。

久し振りというので家に上らせていただき
お茶をごちそうになりました。

今回の訪問は先月の写真をお渡しするためで、
おばあちゃんは喜んでくださいました。

一応、木の額に入れておきました。
それと川根茶も少し持ってきました。

お花

おばあちゃんは元気そうで
安心しました。


家の中はとても広くどの部屋も
大変にスッキリしていて
気持ちよい部屋でした。


おばあちゃんが、田んぼが見える窓を開けると
風が「ピューッ」と抜けて何とも気持ち良い風が
家の中を通り抜けていきます。


これが古民家というものですね。
風通し最高です!
囲炉裏はありませんが、
梁や柱もケヤキで太く、がっしりしている家です。

きれいなお花

楽しい時間を過ごし、野菜を頂いて
帰ります。「とても太いきゅうりですね!」っと
云うと、「これはズッキーニですよ!」といわれて
恐れいりました。


他にも、きゅうりと、日本古来のニンニクも、ありがたく
いただきました。


屋号を「とうじん」さんというそうです。
又、来月来ますね!といってお別れました。
ありがとう、おばあちゃん!

おばあちゃんの家










8月


8月初旬、暑い夏にもかかわらず
じょんのび庵にやって来ました。


ここは深夜になると、たびたび雨が降ります。
でも朝にはすっかり上がってしまう事が多く、
朝・晩は涼しく過ごし易いですが日中は
湿気が多く、一気に気温が上昇します。

畑にはプチトマトやトウモロコシ、きゅうり、
ニンジンなどが実り始めていました。

8月初旬のじょんのび庵






人間はぐったりしてしまいますが
木や植物は元気に葉を大きく広げています。

先月、家の裏側の雨トイ取り付け作業も
終了していました。


大倉先生!ありがとうございました。
雪国なので、支え金具はとても多く付いていました。
多分、40Cm間隔ぐらいでしょう。


雨がトイを伝わり、したの地面近くにきますが
そのあとパイプを伝わりU字講へと水が流れるはずですが
今回は簡単に処理しました。


いずれ、「しっかりパイプを地面に埋めると良いよ」と
師匠が教えてくださいました。

小屋根に取り付けた雨トイ

もっと涼しくなって蚊がいなくなったら
工事したいと考えています。



それと今回、大倉先生からのYKK-AP縦型窓の
オリジナル網戸が到着したので、ようやく
開けられるので助かります。
少しでも多く、風を入れられるとその分
涼しくなりますからね。

雨が通るパイプ

先月には無かった雪囲い用の十手金具もしっかり
取りついていたので、さび止めを塗装しました。

何本かはステンレス製ですがステンレスに特殊塗装処理した
ものは錆ないので除外し、鉄製の十手のみに
錆止め塗装をしました。

暑くて、蚊にはさされるし、その上、大きなアブが
ブンブンと来て狙われます。

アブはセミのように大きくて人がいると、
音で威嚇しながらやたらと回ります。

網戸が付いたYKK-AP縦上式窓

これを、アブのブンブン作戦と名付けました。
そして「居なくなって良かった!」と思わせておいて

足の後ろに止まり、「チクリ」とやられました。
後ろを見ると大きなアブが止まって刺します。
しかも、ズボンの上から刺されました。

これがけっこう痛かったけど、
刺された瞬間にハネ退けたので毒が入らず
助かりました。

痛い想いはしましたがアブの「ブンブン作戦」を
見破ったので、もう次は大丈夫です。


5cmほどの穴を塞ぎました

十手金具の塗装作業は14本も塗ったので
汗びっしょりになりましたが、
シャワーがあるので何とかなります。
汗だくになるたびに、ぬるいシャワーを浴びます。


それと北側のへいの板に5cmほど節穴が開いていて
師匠がふさぐようにと教えてくれたその日のうちに
木を四角や丸に加工して塞いで措きました。
多分、蜂などが巣を作るのでしょうか?
これで少しは安全になりました。




丸や四角の木で穴を塞ぎました

6月の工事前までは家の木ハシゴが縦にまっすぐに
掛けてあったのですが、取り外しや収納が楽に
出来るようにと師匠の提案で、斜めにかけて置けるように
十手を一つ取りつけました。

この木のハシゴは長くて、しかも重くて
取り扱いに苦労していましたが・・

流石に田舎暮らしの超達人です。発想が豊かです。
これが本当の斜め発想です。
私たちも、そして業者の方も驚きました。


十手金具1コでハシゴ止め




十手の錆止め塗装を何とか終了した翌日、
今日も天気が良いので、今回は玄関の右側の塀を
コールタールで塗装します。

実は先月に左側を塗ったら、以外に良かったので
今回は右側の塀を同じように塗装します。

前回と違い、蚊の攻撃が予想されるので、
大きな扇風機を回し、蚊を吹き飛ばす戦術を
試みました。名付けて「蚊っ飛ばし戦法」


結果は大成功で何も刺されずに済みました。
その上、涼しいのでイケます。しかし、
塀の木板が何分古い為、塗装には苦労しました。

玄関右「側の塀のコールタール塗り

ほとんどが風化のため、木の繊維しか残っていません。
そのため隙間だらけでコールタールが入っていかず、
たっぷり付け込まないと塗れませんでした。
たったこれだけのスペースを塗るのに、
2リットル近くも使ってしまいました。


木そのものは風化していても、驚くほど堅く、
しっかりしているみたいです。
見かけとは大違いでまだまだ交換する必要はありません。


コールタールは防水には一番です。
ジャンボ・エンチョーで売っている「防水一番」も
有名で良い製品ですが、黒くはなるけどコールタールは
それ以上に防水性能は上と思いますが・・

塗装した玄関右側の塀

黒くなるのは良い点でもあり得ます。
ボロ隠しには最高ですからね!


夕方になるとすっかり乾いていました。しかし、
所どころ良く塗れていない所がチラホラあります。

気になるので再度塗り、結局2度塗りになりました。
結果的にも効果が大きくて良かった。





その日の夕方、お隣の奥さまが、またもやサザエを
持ってきてくださいました。
お隣の奥様とは師匠の奥様です。

太っ腹な奥さまです。「キューPさん」みたいな顔で、
とってもカワイイので皆んなのアイドルです。

茹でたサザエ。おいしく頂きました。

今日、お兄さんが海から収穫したサザエです。
真夏なので囲炉裏に火を入れるのはやめて
今回は茹でていただくことにしました。サザエを
茹でるなんて今までやった事が無かったのですが
教えていただきました。

10分ほどグツグツと煮てから頂きましたら
とても 「ウマイ!」こんなにおいしいとは
つゆ知らず!専門家の言うことは確かですね! 


サザエの他に師匠が畑で大切に育てている
トウモロコシも頂きました。
茹でたてで熱かったのですぐに食べてみると
甘味種のスイートコーンです。

じょんのび庵の畑で育つトウモロコシ

粒ぞろいでシャリシャリとした食感と
フルーツのような甘さがします。
美味しさは格別です。

大地が育む豊かな甘味と栄養価がある
トウモロコシが大好きなので、昔は小さな鍋で
よく缶ずめのコーンと、バター少々、砂糖、
ブラッックペッパーで、バターコーンを
作っては食べていました。

この部落でもいろんな種類のトウモロコシが
栽培されていて、それぞれの味がするので
いろいろ楽しめます。それぞれおいしい!

幾つになってもおいしく頂きます。
真夏の太陽を浴びて力強く育った
とうもろこしをタヌキに取られないように
してください。

カボチャとさといもの葉



じょんのび庵の下の畑でもトウモロコシが大分大きく
育ってきました。そしてカボチャもいつの間にやら
10センチほどの小さい実を付けています。

茎も太く、たくましく蔓を伸ばしていくので
心配になるほどです。
大きな黄色い花を咲かせていました。






カボチャの花と小さなカボチャ






カボチャの隣には里芋がたくさん育っています。
昨年の里芋の茎は2メートルもありました。
中で立ってみたらジャングルの中にいるような
感じでしたが、今年は普通の大きさに見えます。



そしてその右側にはキクイモの苗が大きく
なっていました。友達から苗をもらったので、
昨年、私が12本ほど植えたものですが、
ことしは根のイモから目が出て大きくなっていました。

芙蓉の花

この根を食べるのですが地元では唐イモと
呼んでいて、味噌ずけなどで売られていました。
唐イモは糖尿病に良いと云われています。

食べるとコリコリして味が無いので、
味噌ずけにすると美味しくなります。
この食感は格別です。


田舎の人は野菜の他にもお花が大好きで
いろんな花を育てます。
この赤くて大きな花は芙蓉の花で、
迫力満点です。でも、朝、花瓶に入れると
夜には萎んでしまいます。

芙蓉の花

向かえのチョースケさんちには沢山咲いていて
これも頂いた花です。


     (金魚鉢の中には何故かカエルが・・)

この綺麗な芙蓉の花に一日中楽しませていただきました。
     ありがとうございました!     合掌




師匠が作ってくださった竹ぼうき

翌日、庭で作業していた時、師匠が竹で出来た「ほうき」を
作って持ってきてくださいました。

師匠が竹の枝を集めてまとめた「竹ボウキ」です。
持つ所は何かを流用した軽いもので、
上手に出来ています。

使うまでは、下が広がらないようにと、
「ひも」でかるく縛ってあります。(師匠は芸が細かい)
家の土間が狭い事まで計算されていて脱帽です。

とても軽くて使いやすそうです。
畑の前や裏を掃く時、使わせていただきます。
ありがとうございました。

じょんのび中のカエル

そのあと裏に回っていくと、塀に立掛けてあった板の上に
じょんのびカエルが昼寝をしていました。
なんともカワイイです。

近ずくと、うっとうしそうに眼を開け、
体を起こしましたが逃げずにいます。


今年は特別に「じょんのびカエル」が沢山います。
裏の「ミョウガ」の茎や葉がきれいに刈り取られ、
すっきりしています。


今年は蛇が少ない為なのか知りませんが、
ちっちゃなカエルもたくさんいます。
歩く度に、「ぴょん!」と跳ねるのですが
数がとても多い。

むっくり起き上がりました

この昼寝していたカエルくんは2センチぐらいあり
大きいほうになりますが、保護色で、体の色を
灰色のまだらに染めていました。
まるで戦闘服を着てるみたいでドッキリしました。


こんな風にグルッと家の周りを見てみると、
楽しい発見があります。


軒下には沢山のアリ地獄がありました。
写真が無いのが残念ですが次回にしっかり
写してきます。

がんばって上へ上へ登ります




それにしても今年はすごい猛暑で、一作業するごとに
汗をかいてしまうので、そんな時はシャワーを浴びて
着替えをします。


ほんとに便利になったものです。この5年間は
温泉に行くしか無かったので、ありがたさが
肌にしみます。

この裏が脱衣所ということに!

新設したシャワールームの前には脱衣所が無いので、
こんな風に「のれん」を垂らし、目隠しをしました。
のれんの裏がシャワールームで、
一応、超狭い脱衣所という事でご勘弁。


この暖簾では合わないのは承知ですが、
そのうちもっと合う布を探してきます。


家の中には照明器具がたくさんありますが、
いつもはオレンジ色に光っている「ひょうたんランプ」が
まーちゃんが暑くてうっとうしいと云うので、
オレンジ電球を緑色のLEDに交換して
涼しい感じにしました。
でも少し、寒すぎますかね?

緑色のひょうたんランプ

結局、家にはAIRコンが無いので涼しい所へ行こう
ということになり、近くの美術館へ行くことに
しました。





この美術館は十日町市にある「星と森の詩美術館」で、
郷土にゆかりの深い作家である「星 襄一氏」の木版画
「星の森」に因んで名付けられたといいます。

星と森の詩美術館



駐車場からブナの小径を歩くと、ゆったりとした
時間の流れと空間に身を置くことが出来、
梢を見上げれば星襄一の「樹」の世界が広がります。


中へ入ると、「関口雅文 油彩展」という個展が
開催されておりました。


関口雅文は新しい心象風景を構築するために、
一貫して油絵具の可能性を追求し続ける、
十日町市出身の画家で故郷の実風景と、
空間次元が自由に飛び交じり、
独自の風景世界がここにありました。

美術館

寒色系の絵と暖色系の色の世界が広がって
いますが、どう見ても寒色系が私の好みでした。


とてもシンプルな風景画と、縦線で樹を表現する
抽象的な油彩で新しい感覚が新鮮でした。


そしてそれぞれのタイトルがすばらしい!
たとえば、<春は希望と共に訪れる>とか
<退屈な日々よ安らかに眠れ>などで
単純でシンプルではあるが、
とても生命の息吹が感じられる。

関口雅文画
関口雅文画




関口雅文画
関口雅文画









このコンパクトな美術館で、同時に"天田昭次"の
刀剣など、収蔵作品が展示されています。


やはり、江戸時代の刀より、時代が遡る鎌倉時代の
刀の素晴らしさは格別でした。

帰りは、緑が多い池の回りを一周すると
妖精やリス、ウサギなどの森の仲間たちの
彫刻が出迎え、日常の喧騒をしばし
忘れさせてくれます。




美術館を出たところで腕時計を見たら
まだ午後3時にもなっていません。

十日町

今日は涼しい所へ逃避しに来たというのに
困りますね。今度は十日町のショッピングモールへ
行くことにしました。初めて行くのでNAVIだけが
頼りですが、すぐに見つかりました。


ここから5分もしない内にもう着いてしまいました。
中は流石に涼しくて気持良いです。


ここにはスーパーマートや生活用品ショップ、
花屋、本屋、洋服屋、100円ショップ、パン屋、
ハンバーガーやドリンクを売るお店などがあります。


それにちゃんと休める大きな椅子も所どころに
あるので休みながらショッピングを楽しめます。


結局、このモールでは、シャワールームに使う
背の高いプラスチックのイスや小物類などを購入、
あとは食品類を買いました。


真夏にいくには良い穴場を見つけて
「良かったね~」。と言いながらモールを出ると
湿った熱い空気が二人に襲いかかりました。


じょんのび庵

家に帰ると早速シャワーを浴びます。
イスの具合はまずまず良好です。


実は一クラス値が高いものを買おうとしたのですが
座り心地が悪く落ち着かなかったので、
安いほうのを購入し、正に正解でした。
高ければ良いとは限りません。


あとシャンプー入れや、交換したスイッチ付
シャワーヘッドも、お湯が節約できるので、
焦らず体を洗えます。

とっくりに花



こんな風にこちらでは毎日入りたいときは
昼間でも直ぐに入っています。

ひと汗かけば、一浴びという感じで部落の
人たちも同じようにしていました。


さて、翌日お隣の師匠から電話が入り、
空いているようならダムを見に行こうと
お誘いがありました。


師匠はいつも私たちが知らない場所に
連れていってくださるので、とても楽しいです。


早速、9時半ごろ師匠の車で出発しました。
車はちょっとだけ117号線に乗り、すぐ又
255号線に入りました。


直ぐに山の近くを行きますが、田んぼや山が
続く美しい風景を見ながら走るのは最高!


この道は多分福島の奥只見へ続く道というのは
以前地図を見て知っていました。しかし
こんな良い道とは思いませんでしたが・・

255号線を行きます

車は鮎釣りや岩魚で有名な魚野川の橋を渡り
さらに進みました。やがて右に折れてから


しばらく行って・・
やがて今は無料になっているシルバーラインという
道に入りました。


この先は奥只見湖があるところに行けるようです。
そこには奥只見ダムがあるそうです。

この道はほとんどがトンネルの中を走りますが
狭い為かオートバイは走行禁止になっていました。

カーブがとても多く、バイク乗りには危険な
カーブの連続です。


平日のためかすれ違う車はほとんどありません。
このトンネルは作るのには随分と
苦労があったことでしょう。

魚野川



壁は岩でゴツゴツとしていて人がツルハシで
岩をこわしながら作ったものとうかがえます。
それを思うと、だれもが感動します。


中はカーブの連続ですが、手前に来ると大きな
標識で案内し、ドライバーを警告してくれます。
多分、5メートル以上あるでしょうか?


標識はとても大きな、赤い矢印マークが
点滅していてドライバーならだれでも
スピードを落とします。

トンネルの中にカーブ注意を促す点滅矢印

良く見えるのでそれまでにスピードを
下げられる距離があるので安全に走行できます。


といっても油断は禁物ですが・・
それにしても誰が考えたことか知りませんが
上手く作りましたね。LEDでの点滅で
コストも安く出来そうで効果抜群。


こんなのは静岡では全く見たことありませんが・・
新潟県人に拍手!拍手

カーナビ画面

車はさらに進みますが、いつまで走っても
トンネルの中です。おそらく15分ぐらいは
走っていることに・・


師匠のカーナビを見ると車は奥只見湖の中?
え? そんな?と思ったのですがどうやら車は
湖の下を走っていることが判りました。


こんなのも初めての経験で新鮮です。
ここへ来て涼しくなりましたが、
湖の下に入るとやはりトンネルの中が
湿っているためか、霧で視界が利きません。


さらに5分ほど走り全部で20分ぐらい
走ったでしょうか?
ようやく奥只見のダムの所に到着しました。

こんなところが現れました



着いてみると意外にもこんなところに大きな
お土産屋さんがあるし、大きなバスが何台も
止まっていました。こんな山奥が観光地に・・



この上100mほどの所にダムがあるようです。
この駐車場に車を止めてケーブルカーのような
トロッコでさらに上がって行きます。

これでさらに上に行きます



この乗り物は2つに部屋が分かれていて、1つに6名、
合計12人が乗れますが、入ると大きいハエぐらいの
大きさのアブがブンブンと沢山飛び回って人を狙って
刺そうとしていました。


車掌さんが「ハエ叩きが後ろにあります」といって
サッサとドアを閉めてしまいました。

おそらく6匹は居たでしょう。
早速「アブタタキ」が始まりました。

こうなるともう、景色どころではありません。


まーちゃんと私でタタキ落とすのですが
向かえのおじちゃんやおばちゃんの
頭を間違って叩かないようにと、
心配していたのですが・・


向かえのおじさんが 「い、痛た~い」といいだす始末。
おじさんは頭を刺されたらしく手を覆っています。
 ”アブでよかった~!” ホッっとしたのもつかの間に
山頂へ到着してしまいました。

ハエ叩きでアブタタキ



山頂に到着したら、とても涼しくて
身体が楽です。下からはわずか100メートルほど
しか上がらないのにこんなに涼しいのは
きっと湖があるからかも知れません。


ここから眺めると先ほどのお土産ハウスが
小さく見えていて、雄大な山と青い空です。


右手には奥只見湖。師匠と3人でダムの上を
歩いてみました。上からみると大きなコイが
ゆったりと泳いでいます。


師匠がこの前見せてくれた柿崎湖のダムも
素晴らしかったけどここも風景が綺麗です。

ダムから見た下のレストハウス



しばらくすると湖に観光船が到着しました。
観光客が降りてきて、あっという間に
人でいっぱいになってしまいました。


まるで芦ノ湖みたいですが・・
この奥只見湖の半分が新潟県で、
向こう半分が福島県になっています。


そうです。湖の真ん中が県境になっているのです。
早速、ダムを歩いて県境までいきました。


県境の丁度上で湖の写真を撮りました。
しばらく雄大な風景を楽しんでトロッコに
乗って帰ろうかとしましたが観光者が多く
歩いてレストハウスまで帰りました。



奥只見ダム

            ダムの上を歩く師匠

奥只見湖

            右が新潟県、左は福島県

つうえもん師匠

            見取り図

帰りは人でいっぱいで歩いてレストハウスまで

            ケーブルカー?


昼食は、他に良いとこがあると師匠が
おっしゃるので、ここではアイスを食べて
少し身体を冷やしました。


そのあと、じょんのび用に藍色の暖簾を購入。
ウサギさんの絵柄です。


早速、お昼を食べるため、
先ほど通ったトンネルを少し戻り、左折すると
銀山平という所です。


茶店があって駐車場に止まったとたんに
車にアブ達が沢山集まってきて、
アブちゃんの集団攻撃がはじまり、
しばらく車から出られなくなってしまいました。

開高健のサイン



アブは熱などにつられて集まるらしい。
3人でお蕎麦を食べて少し休んでいると
開高 健 のサインが目に入りました。


色紙には、こう書いてあります。


 
 「 明日、世界が

     滅びるとしても

   今日、あなたは

     リンゴの木を植える 」
            
             -- 開高 健 -- 




大岩魚が住む銀山湖

そういえば開高健がこのあたりを題材にした
小説があったことを思い出しました。


確か、銀山湖で大岩魚を釣る物語だったと
おぼろげな記憶があるが・・





彼は
膨大な釣り道具と料理人を連れてアマゾンや
アラスカへ釣行して、エッセイや
写真集などを出しました。


あの有名な「オーパ!」や、Q&A「風に訊け」
そして「河は眠らない」などのVIDEOを購入して
読んだことがあります。

銀山湖の岩魚

他にも「フィシュ・オン」 や「もっと遠く!」など
多くの本が私を育ててくれたと云っていいかも。

無垢の大地、アラスカの荒野の川での豪壮な
キング・サーモンとの闘いを手始めに


世界各地の海と川と湖に糸を垂れた釣り師、
・開高健の世界釣り歩き、その絶妙な語り口は
魚を語り、道具や技術を追求しながら
酒、料理、女に話が及んでも最後は魚釣りの
話になってしまう。


あのアラスカでのキングサーモンの釣りVIDEOは
後世に語られる命をかけた釣りといえる。
 と思いますが・・
是非今時の若い人に見てもらいたいと思う。

銀山湖の大岩魚



そして先ほどの奥只見ダム湖は銀山湖ともいう。
只見川の本流と幾本かの川の水を集めて出来たダムで
水量は日本一とかアジア一とかであるらしいが
建設の時にすごい汚職をやったので
”ダダノミ・ダム”とも言われているらしい。


芦ノ湖に似た山上湖の銀山湖には、
大イワナがいるらしいので、
いつかはFLYで釣ってみたいものだ。


そしてこの湖のイワナには何種類かがあり
回遊性のものと定着性のもいるらしいが

今の季節の日中には一番深場にひそんで
じっとしている。



しかし朝晩の水温が下がった時エサをとりに
浅場に出てくるが暑くて釣りにならない。
釣り師にとってロマンに満ちた銀山湖の
イワナなのだ~。


奥只見ダム起工

開高健が紹介していた中国のことわざに

「 一日幸せになりたかったら酒を飲みなさい 」

「 一週間幸せになりたかったら結婚しなさい 」

「 一か月幸せになりたかったら家を建てなさい 」

「 一生幸せになりたかったら釣りをしなさい 」

というようなことを紹介していたが、
(記憶が定かではないので間違っているかも)


テレビのCMで「一生幸せになりたかったら
家を建てなさい」という家の宣伝があったけど
ハッキリ言って、あれは間違いです?^^


開高さんも天国で笑っているかも。^^

たしかに家は無いより、あったほうが良いのは
分かりますが・・・


でも、家は資産にはなりませんからね。
私の場合、一生楽しく暮らすのには
田舎ぐらしと、釣りがいいと思います。

山荘に到着




さて、このあと師匠と近くの温泉に行くことになり
連れていってくれたのは、冷たい温泉でした。

しばらく狭い山道を行くと、
”ランプの宿”と看板がありました。


車を止めるとやっぱりココでも
アブが襲ってきて出られません。

師匠が殺虫剤をスプレーして
ようやく出られました。

山荘の提灯に

新潟では大体どこの温泉でも入場料は
500円ぐらいが相場で、安いです。


温泉というのに冷たいのは初めての経験でしたが、
ホントに気持いいものです。
といってもただの水風呂みたいですが・・


銀山の登山者が山から降りてくると、
この冷たい温泉に入り
疲れを癒すそうです。


当日も下山者らしい数人がいましたが
湧き出ている水を飲んでいました。

深い湯船の真ん中から水が”ジャボジャボ”と
湧き出ていました。成分は少しのラジウムを
含んでいて飲むと身体にいいと云われています。

駐車場へ歩いて車へ向かいます



この冷泉のすごさが分ったのはしばらく
経った時です。肌がサラッサラとしていて
なんとも気持良かったのです。


こんな体験はもちろん初めてでした。


なんといっても出た後がさっぱりとしていて
とても涼しく感じられます。本当は相当暑いはずですが・・
これが冷泉の不思議現象?なのでしょう!


師匠も気持よさそうで何よりです。
帰りの車では師匠が昔のことや、
美味しいお店などを教えてくださるので


まーちゃんが手帳を取り出し
すかさずメモを取ります。

小千谷の”わたや”のソバが美味しいらしい。

「”わたや”って布団屋さんとか
綿を売ってる店ではないですか?」と私。

「布団屋ではなく”ソバ屋”だよ」 と師匠!

「書いた?」っと私。

田んぼを見ながら帰路につきます

「書いたよ」!

以前、小千谷でソバを食べたことがありますが
乾麺ソバで、ちからを落としたことがあります。


その時は、”こんなにまずいお蕎麦が世の中にあるんだって”
えらく感心したことがありましたが、
師匠に良いこと教えてもらいました。

小千谷には馴染みの骨董屋さんがあるので
度々出かけるので、今度はそこの
そば屋のわたやへ行ってみたい。


帰りには師匠に教えて頂いたパン屋さんへ
寄ってぱんを買って帰りました。

今日も師匠にお世話になり、お陰で
楽しい一日を過ごすことができました。
師匠!ありがとうございました。




さて、翌日私たちは、ここも師匠が教えてくれた
近くの道を上がって行くと、「光の館」があったので
チョット寄ってみることにしました。

光の館




場所は十日町から来て、国道252号を行くと
信濃川の橋を渡って直ぐ右に曲がり、しばらく
(2分ほど)行くとパターゴルフ場がありました。


良く見かける河川敷などにあるパターゴルフとは違い、
山の本格的ゴルフ場見たいなグリーンがありました。
そしてプレイしてる人をみたらパターゴルフとは思えない
本格的出で立ちなので正直びっくりします。



冗談でも言えば睨まれそうな雰囲気ですが
いつかはここでプレーしたくなりました。

説明員さんが待っていました



そしてさらに上に行くと光の館があります。
500円の入場料を支払って中に入ると
説明してくれるガイドの女性が待っていました。


この”光の館”は光のアーティスト、
ジェームス・タレルの作品だそうです。


瞑想のためのゲストハウスとして構想されたと
説明されました。

室内から上をみる

いたる所に設定された間接光が穏やかな
環境をつくっていると説明されていますが・・


階段を上がると家の周り全てグルッと歩ける
お城のようになっていて360度の見晴らしが
できます。


家そのものは宿泊施設であると同時に
美術作品であるとうたわれています。


屋根が電動で動きます





まず、12.5畳の和室の屋根が電動で動き
開け放つと空が居室に現れました。




光の館とは、どこもかしこも光の空間と想像して
いたのですが全く違います。

室内から空が出現



現れた4角の空は日没の時間帯には
光量を変化させる照明プログラムとの
相乗効果により印象的なものにすると
説明されます。


つまり、時間の変化に応じて4角のキャンバスが
いろんな色に染められるというわけでしょう。

和室

でも実際、生活するとなると、屋根があるから
人間落ち着けるし、
安らぎが感じられるものでしょう。

浴室には光ファイバーによる照明が施されていて
水面の光は揺らぎ、水中にあるものは発光するなど
幻想的な感覚が呼び起こされるそうです。




いずれにしても夜にならないと全く
見られないので残念でした。
多分宿泊する人しか見られないのでしょう!


お風呂



宿泊施設ですからキッチンがありましたが
上にオレンジ色の照明が埋め込まれています。

キッチン照明は色温度が高い白い光が
使いやすいのですが、これも効果を狙っているのかも?

それもしても、ここは高台で十日町を一望出来るのが
すばらしいので、いいのですが・・

空を見上げるのなら、家の中からではなく
キャンプに行って寝ころんだり、
大地の上でテントに寝るのが私は最高と思いますが・・

何だろう



この光の館を一言で言っちゃうと
 「 光の館と云うよりは、小奇麗な無人宿泊処 」
という感じでした。


「光の館」を出たあと近くに葉の大きな植物が
見えたので車で近づいてみました。


このあたりは山と云うより広い丘になっていて
広々しています。遠くから見ると黄色く見えたので
”ひまわり”かと思ったら、大きな葉っぱです。


たぶんですがこれはタバコの葉っぱでしょう。
とても大きな葉で印象的でした。
こんなところで栽培されているとは以外でした。

タバコ畑

新潟県で見たのは初めてです。


「タバコ」はナス科の植物でトマトやナス、
ジャガイモとともにナス科に属し、
世界各地で栽培されているそうですが、
収穫した葉を乾燥させて加工したものが
タバコとなって販売されます。


タネはとても小さくて約0.5mmほどで
見た目はコーヒーの粉によく似ています。

なのに随分と大きく育つもので感心します。

タバコにもきれいなピンクの花が咲きますが
花が咲くと同時に切り落とされてしまいます。

主役である葉に充分な栄養を行き渡らせるためです。
チューリップも同じですね。
栄養が球根へ行くように花は切られてしまいます。
これはオランダでの話ですが・・

タバコの栽培

タバコには3種類ほどありますが
「黄色種」で大きい葉は長さが70cm、幅、30cmぐらいです。

他には「バーレー種」や「在来種」で、北海道や東京、
神奈川県、埼玉県、大阪府、奈良県などを除き
日本国内で栽培されているようです。

北日本ではバーレー種が栽培されています。
新潟ではバーレー種と思われます。






9月

じょんのび村

やや涼しくなった9月18日、また
新潟にやって来ました。

辺りは稲刈りの真っ最中です。
何処へ行っても半分ほどは稲刈りを
済ませているものの、毎日雨が降り続き
稲刈り作業が進みません。

新潟の農家ではこんな風に上に高く
天日干しをして稲を乾燥させますが
これで美味しさが倍増するといいます。

手で一つ一つ上に投げ込み
何段にも積み上げておくのですが
結構きつい作業でしょう。
私たちはやった事ありませんが・・

稲刈りを済ませたら、稲をハザ掛けして乾燥させます

高いと13段も積み上げるそうです。
こうした手間をかけることで
美味しいお米が出来上がります。

しかし今年の夏、雨が少なく暑くなりすぎて
お米の出来は今一つと言ったところで
野菜も軒並み良くありませんでした。

ホクホクの坊っちゃんカボチャは今年は
べちょべちょになってしまいました。

きゅうりやナスなどもスカスカに・・
そのため野菜が高騰し家計にヒビキました。

ハザがけされたコシヒカリ





これは青ナスですが色の白い白ナスなどが
あるそうですが、奇妙な感じです。
正式名は分りませんが普通、長ナスといっています。

味は普通のナスとチョット違います。
味が薄いような感じかも・・

ナスは普通オシンコにしますが
焼いて食べるのもいいですね。

部落の方に頂いたこのナスは
味噌ナスで頂きました。

作り方は、乱切りにしてから油でいため
お味噌と砂糖であえて完成です。

これはナスです

さて、この鉢のなかには野菜が入れてありますが
本物はどれでしょう?


実は、カボチャ(2コ)だけ本物で、
他はレプリカです。
この前1コ100円だったので衝動買いしました。

それにしても雨が続きます。
初日は晴れで暑かったのに1日ごとに、
気温が低下して行きます。



野菜?

その上、湿度が有るとフトンが重くなるので
日中はこんな風にしてコタツで
敷きブトンを乾燥させます。

夜は、もう寒いぐらいなので、暖まって
丁度よくなり、寝易くなります。
この季節は毎日コタツで乾燥させ、
足を入れると、いつの間にやら寝てしまいます。

今年の猛暑は特別だったけれど、
夏が終われば、秋は感じられずに、
いきなり寒い寒いの連続になってしまいます。


コタツで布団を乾燥させます。

新潟は静岡よりかなり気温が低いので
いかに温かく過ごすか?と考えて、
最初は大広間で寝ていたのを
8畳の和室に変更し、寝る時は板戸も2重にしたら
良くなりました。

その上、フローリングの下には断熱材を入れてあり
敷き布団の下にはキャンプ用のマットを
使います。

さて、
最近は遊びに忙しくて家の改修工事も
業者まかせにしてますが、
猛暑が終わったこのあたりで少し
やることにします。

水道水でホコリ取り

先月、タナカのおねえさんに頂いた
特大の古いカゴ2つと小さなカゴ1つを
綺麗にしなくては・・

ものすごい沢山のほこりが付いているので
とりあえず掃除機で取りましたがなんせカゴ。
竹と竹の隙間は取れません。なので

雨にさらした後に、水道の水でジェット
で流すことにしました。
早速、ホームセンターでホースとピストル型の
道具と蛇口用ホースセット金具を購入。
2000円ほどでした。

先端を回すと、シャワーからジェットに
変わり、勢いよく水が吹き出ました。

かごの隙間に、埃やゴミが入っていますが
ジェット水で、面白いように取れていきます。

特大かごのゴミ取り



すっかりゴミが取れたあとは天気が良い日に
しっかり乾かせて完了です。

ところでこのカゴの少し小さめなのが
広間に置いてありますが何に使ったもでしょうか?

背中に背負えるように太い縄が付いてましたが
洗う前に、一時取り外しました。

このあと「ふるさと人物館」で開催されている
記憶の中の繭(まゆ)展へ行ったので
偶然にも知ることができました。

かぼちゃ

実はこのカゴはカイコの餌になる
桑の葉を入れたものだったのです。

桑をつんで、まづ小さなカゴへ入れます。
いっぱいになったらこの大かごへ入れて
運んだものだったのです。

お茶積みと同じ要領ですね。

昔はカイコさんのことを「ぼこさん」とか
「ぼこ様」といって大切に飼っていたそうです。

マユ

記憶の中の繭展によると春と秋にカイコを
育てる家が多かったそうだが、多い家では
5回育てたという。


カイコ小屋を持つ家、母屋の二階を蚕専用に
用いる家もあったが、たいていの家では
蚕の時期になると、座敷の畳をはいで
蚕棚を幾つも組み立てたという。


人間と蚕がひとつ屋根の下で暮らしていたという。
蚕が桑の葉を食べるその音はそれぞれの耳に
記憶とともにのこっている。

糸巻きへ糸を巻き取る道具



師匠によると、ものすごい音量でザワザワと
聞こえていたという。
私にもガリガリと食べる音の記憶がある。

蚕は桑の葉を食べては休み、脱皮する。
一番休み、二番休みと4回休みを繰り返す。
休むことを眠るともいった。


四番休みから起きた蚕は盛んに桑を食べるが、
やがて食べるのをやめ、身体が透き通って
少し小さくなる。そして
人々は繭をつくるのを心待ちにした。

絹わたを作るための道具



チョット話がそれるけれど、最近は桑の葉茶が
巷でははやりのようです。

私も正直、桑の葉茶を時々飲んでいるけれど
ばんそう麗茶や、ガバ茶に比べて値段が高い。

これらのお茶は糖尿病にいいといわれていて
食事の時飲むと確かに血糖値が下がる。

茶色いので、紅茶のように歯が茶色くなるのが
欠点で、その上、

カイコわたブトンというらしい

飲んでもなんも美味しくない。
だけど身体のためだけに飲んでいる。

しかし新鮮な桑の葉茶はおいしい。
その上、極端に栄養豊富なようだ。
蚕がいい絹糸を作れるわけですね。

この写真にある木組の道具は綿を作る時に
使うもので部落のアブラヤさんの家から
お借りして出展しているという。

上にかけて下に引き延ばすとこの大きさで
綿ができ、そうしたものをいくつも重ねて

服を作ったという。
師匠は昔、作ったことがあるという。

繭を作らせるための回転道具

蚕が繭をつくり出すと、この大きな回転式の
道具に蚕を置くと、蚕が上に上がる性質を利用し
その重みで回転し、次々と小さなマスの中へ蚕が入り、
まんべんなく繭を作るという。
これを「回転まぶし」といいます。


蚕の性質を知る日本人の知恵です。
昔の人はこんな風によく道具を作ったものですね。


蚕が繭を完成させると鍋に入れて火にあぶり
糸の先端を見つけだすそうですが、
経験とワザが必要で、大変そうです。


糸をすべて巻き取ったあと
さなぎが出てきますがこれも煮たりして
薬としてつかわれました。

繭が詰まった巣?



どこも捨てる事無く利用されました。
なんせ、栄養豊富、まるでハチノ子みたいです。


このカゴは前日掃除したカゴとほぼ同じで
ここへ来たため偶然、桑の葉を
運ぶためのものと解りました。


2重に編みこんであり丈夫に出来ています。

桑の葉摘みカゴ



ここに展示されている蚕の桑用のカゴはどれも
大きいカゴなので昔、沢山の蚕を飼っていたことが
判ります。

その他、何といっても一番の見応えのあるもの?
それはこの緑色をした繭です。

普通の繭は白いのですがこれは美しい緑色で、
形も違います。

白い生糸を染めて織物を作るのですが
草木で染めてもこの色は出せないでしょう。


野生の繭

それほど価値のある繭です。
なぜなら野生の蚕が山などで、桑ではなく
栗やブナ、ケヤキなどの葉を食べて
作る繭です。


そして蚕そのものも緑色した幼虫です。
最近はあえて家の外で蚕を使い
緑色の繭を取る天蚕という方法があります。

お隣の師匠の話によると、良く山で見かけたそうです。
しかし、「 最近はあまり見かけ無くなったな~ 」と
おっしゃいます。

今度見かけたら取ってきてくださると
言ってくれました。

それにしても綺麗で、繭の形も実に美しくて
だれが見ても感動します。

リハチさんで取れた野菜達

記憶のなかの繭を堪能したあと
2階へ上がってみると地元からでた
社会に多大な貢献された有名な方達を
紹介、展示されています。


ふるさと人物館ですが予想以上に
多くの方が江戸、明治、大正、昭和、平成
時代から活躍されていることが分ります。


その中に田中角栄さんもありました。
大西町出身でここ地元とは思っていませんでした。

いずれ記念館に尋ねる事にします。

さて家の改修は少しずつではありますが
進みつつあります。

こちら側は以前綺麗にしました

シャワールームも出来たし、裏の塀や
小屋根トタンも新しく張替たので
生活しやすい家へと進化?しました。


しかし、大広間の方ほうの壁は修理しましたが
まだ、片方が手付かずの状態です。


今回から少しずつ手を入れて綺麗にして
生きたいと思い、試しに漆喰を塗ってみます。

画像の説明

その前に、神棚の上のところから始めますが
ここはカラーべニアを上からかぶせます。


大広間の壁は昔の塗り壁で、何かの繊維のような
もので塗ってありますが、今ではザラザラしたものが
落ちてきて気持わるいので何とかしなくては!

実は反対側は地震の時に壁が少し落ちたために
以前、修理したのですが、
北側は落ちなかったので、そのままになっていました。


swfu/d/2010_0925jonnobi0099_R.JPG

まず、神棚の上のスペースを測定したらカラーベニア白
をカッターで切り取りはめ込みますがそのままの
寸法だと入らないので1mmほど小さく切り


あとはカンナで調整しながら入れ込みます。
そのあと、白い釘で数か所止めて完成!



神棚上のカラーベニア貼りが完成

このぐらいなら簡単にできます。しかし
北側はしっくいを塗りますが、初めてなので
要領がよく解りません。

とりあえず1キログラムの漆喰と専用ボンド、
こてなどを揃えました。

漆喰はスサなどが入っているものです。 
ホームセンターに道具など一式がセットになって
いるものが売られていました。

まず、バケツに水を入れてから専用ボンドを
1箱(約200CC)入れて良くまぜます。

そのあと漆喰の粉を1袋(1キログラム)を
入れてよくこねます。

漆喰セット

堅さを見ながら水の量を少しずつ増やしていき
調整するのですがどのくらいがベターなのか
解りませんが取り合えず塗る事にしました。


塗る時はこて台を下から左手で持ち、
上に漆喰の塊を乗せて、こての下に漆喰を
載せながら塗っていきました。

チョット堅い感じですがやり始めたら
結構きつい作業でした。
不安定なハシゴの上なので
落ちないように注意してやってはいますが

下に漆喰がぽたぽた落ちてしまいます。
したにはビニールで養生をしておいて
良かった!

漆喰塗りのはじまり

こんな感じで一マスを塗り終えましたが
結構あちこちデコボコしていました。
はっきりいって失敗か!

やはり水が足りず、漆喰が堅すぎたようです。

しかし、そのままではカッコ悪いので
水を吹きかけながら再度コテでなでつけ
何とか見られる状態になりました。

どうやら柔らかい漆喰で薄くのばしながら塗れば
上手くいきそうだという事が解りました。

堅いとちっとも伸びません。

とりあえず1マスだけ終了

終わったあと突然くしゃみが止まらなくなり
アレルギーでしょうか?

何か身体に悪い成分が入っていたかもと思い、
材料をチェックしたところ専用ボンドは
普通のボンドとは違います。

「換気を良くして作業してください」と
書いてあります。接着力が良いかもしれませんが
身体にはよくないのかも知れません。

次回は人にやさしいボンドを
使用することにします。この漆喰塗りは
来月もチャレンジしてやるつもりです。

北側の壁






しかし残り全部を漆喰で塗るとなると
相当な手間がかかりそうですが、もし
綺麗に出来なかったら、その上から
カラーベニアを張ればいいかな?って
思っていますが・・・

これだけはやってみなくては分かりません。
それでも漆喰は塗る価値がありますから・・

もう今年中は完成は無理なので
来月何処までできるか?ですが
来年に続くことは確かなようです。

スライド窓に模様ガラスを入れてみました

それから神棚の中の木目調ベニアが
私はい良いと思ってはいないので
ココはカラーベニアのベージュ色で
この上から被せてしまいたいところです。

多分、神棚とバランスがよくなるはずです。
そんな訳でやる事が相変わらずあるのが
楽しいところでもありますし
やりがいがあるような気がします。


さて、家の外の事ですが、今回
親しい部落の業者さんに土木工事を
お願いしました。

3部屋の続きショット

実は、雨が降ると水がたまって湿ったままに
なるのですが、これを解消するために
家の裏の北側の地面と東側にU字講を
付けてもらう事にしました。

前回、取り付けたトイを生かすためでも
ありますが・・

それと、ついでに西側の家周りにも土流れの
防止の為のコンクート固めと玄関前の
段差解消するためのコンクリ打ちも
お願いしました。
出来れば、10月中に工事してほしいですが
天候次第です。

そんな訳でなるべく最近は業者さん任せに
なってしまうことが多いのですが

そうしないと自分達が遊べなくなって
しまうので、チョットお金はかかりますが
それがベターということになりました。

その分、しっかり遊びましょう!

広間

最近は師匠とあそび歩くのが
楽しいし、すっかり甘えてばかりで
ごめんなさい。

師匠が近くにいてくれるのが
なによりうれしいですし、ありがたいです。
先月は藁での縄の作り方を教えてくださいました。

師匠の庭の横に藤の太い幹が置いてあります。
これを40Cmほど切って庭に埋めておくと
春になれば、新芽が出て、すくすく大きくなり
花が咲くそうです。

LED電球に変更しました。

でも残念ながら内には場所がないので
やめてしまいました。
今度、師匠の家の藤の花が咲くのを期待して
いますのでね。

下の写真は蟻地獄の写真ですが
穴の大きさは直径約3cmほどの小さなものですが、
ウスバカゲロウの幼虫が巣穴の下にいます。

この虫は後ろにしか進めません。


じょんのびあんの軒下にも、風雨を避けられるさらさらした
砂地にすり鉢のようなくぼみを作り、迷い落ちてきた
アリやダンゴムシ等の地上を歩く小動物に
大あごを使って砂を浴びせかけ、
自慢のハサミで引きずり込み体液を吸い取ります。

蟻地獄

こんな怖い虫が近くにいたなんて驚きですが
大雨が降って水に濡れると死んでしまいます。



というわけで、蟻地獄とはアリなどの小動物が
落ちると這い上がれない罠ですが
虫そのものも蟻地獄といっています。

しかし羽化すると、はかないカゲロウに
なってしまうなんて全く想像つかないです。
 
さて、「じょんのびあん」の照明もひさし振りに
馬グワ照明の場所変えや、ゴロータ照明器具の
電球もようやくLED電球になりました。

シャワールーム前に下げた奥只見で買った暖簾

その他いろんなところを変えたので
90パーセントがLED電球になったのですが
多少電気代が安くなると思いきや・・

電気温水器がデンキバカ食いなので
トータルでは上がってしまいました。

それは、50アンペアに変更されたので
基本料金が上がったので仕方ありません。
「気にしない、気にしない」! と
いいながら、気にしてます。

しかしLED電球は切れないので
交換する必要がないので楽ですね。
LED電球?

LED電球専門店

季節の移り変わりにはそのほか暖簾も交換しました。
これはシャワールームの前のカーテン代わりですが・・

奥只見で購入した暖簾。ウサギがカワイイ

少し話が前後しましたが、これはふるさと人物館へ
行った時、市内を散策したときに写したものですが
町に置いてある花壇です。


マンホールなども色絵で描いてありました。
商店街はとても小さいながらどのお店も
開店していて、予想外に活気に
あふれていて気持ち良かったです。

敷き石に書かれたもの






さて翌日、師匠から電話が有り、
柏崎に散策に出かけましょうとお誘いがあり
出かけることにしました。

まず向かったのは田中角栄さんの記念館。
コンクリートの大きな建物。
生家などを見たかったけど残念。

この町の出身とは以外で、
大西町にありました。

写真は一切ダメとあります。
見つけた場合はヒィルムを抜き取るでんでん。

車は大西町へ向かいます。

随分とお堅いではありませんか?
今時、フィルムなんて人いないと思いますが・・

ここでは昔の角栄さんのテレビや
コレクションなどが展示されています。

また、オフィスを再現した部屋などですが
ビデオで角さんのしゃべりなどを再生し、
独特のだみ声が、力を感じさせてくれます。

新潟のヒーロー。政治家の前は建築士だった
なんて知りませんでした。しかし
今だここでは健在で凄みがありました。
もっと長生きしてほしかったですね。

不世出の異能政治家は、、目白の英雄。
上り列車の英雄とも呼ばれた。

お寺

正月には百畳を超える大広間は年始客であふれ、
たという。
鳶の親方衆の木遣りが響く中、
半纏姿の角栄をもう見ることは出来ない。

親方のゴルフも、常識を超えていたらしい。
1日最低2ラウンド。4ラウンドを1日で
こなした記録もあった。

普通の人はハーフのプレイに2時間前後かける。
角栄は1時間。走るように歩いた。

巨悪と評されながら協力なリーダーシップを
発揮する国家、国民にとって本当に
有用な人間といえる。

彫刻は江戸時代か?

新潟のため、日本のために大きな
足跡を残し活躍してくれた。

平成5年の12月16日に死す。
享年75歳。

新潟の誰もが
角栄さんに感謝しています。
さて、そのあとは日蓮聖人が文永11年(1274年)
本土本土着岸の霊跡として、日蓮宗の数少ない
宗門史跡である番神堂へ寄りました。この
番神堂は妙行寺の境外御堂となっています。

番神堂の鬼瓦

ここは高台にあり、柏崎港を目の前に
一望出来る海に近い場所で
本海の強風による火災のも無防備という
危険状態にあったという。


こうした故郷のかけがいのない文化財の姿を
憂いた市内の建築関係者や有職者の発起により
平成2年3月「柏崎市指定建造物文化財を護る会」
の名のもとに全市をあげて番神堂の保全運動に
立ち上がりました。


市は3600万円を妙行寺へ補助金として助成
し平成2年6月に完成。


かくて、良き古き文化財悠久の姿はこの
歴史と景勝の地にそして柏崎市民の心に、
永遠に滅するなき誇りを伝えることと、
なったのであります・・

佐渡の恋人

そして佐渡おけさの歌の元だったといわれた
佐渡の「お光」(おみつ)が柏崎の吾作を慕い、
毎回通い続けた時に使った舟もこれと同じような
たらい舟」であったといわれています。

たらい舟は小型で軽い為、現在でも佐渡の
小木方面で,サザエやあわび、藻の採取に
使われているようですが、
この広い海原を見渡す時に恋に命をかけて

か細い腕に軍身の力を振り絞り、
死にもの狂いで漕ぐ「お光」の姿が
彷彿と浮かんできます。

風の館



番神堂を散策した後、師匠が連れて行ってくれた
所は「風の館」。

これで風のくらと呼ぶらしい。ここには
陶芸品や洋服、布物などが展示販売されている
ところで、庭が古風で雰囲気がいいのだが、
お茶を飲むには一工夫ほしいしつらえでした。

展示方法も「ちょっと」おしい。
目を皿のようにして色々探してみたものの
私たちの好みのものは見つからず、
早々に出てしまいました。




そのあと師匠の車は山の中へ向かい、
「寿三郎の水」が湧き出る場所を
教えてもらいました。

以前見学した綾子舞の近くで
道の左側にパイプが横に伸びており、
清らかな水が出ていました。

コップで一杯ずつ飲み、
乾いた喉を鳴らしました。

癖が無く、味もしませんが
柔らかな冷たくて美味しいお水です。

山の水はミネラルが豊富です。

師匠が時々来てはこの「寿三郎の水」を
汲んでいくそうですが、何といっても
無料なのがうれしいです。

私たちの部落の水道はカルキが多く含み
お茶がまずくて飲めません。
ごはんを炊くにも水道水は使いません。

きのこ園のキノコ

いつも隣の部落へもらいに行く事と、
ミネラルウォーターを購入していますが
これからは「寿三郎の水」を使わせて
もらう積りです。

冷たいお水を一杯飲んだところで
ここから更に山へ入ると「きのこ園」に
寄ってみました。

まだ気温が高く、ナメコが出ていないようです。
なんといっても原木ナメコが美味しいのですが
残念! あったのはこの黄色いキノコです。

とりあえず購入して味噌汁で頂きましたが
あまり味がしなかったように思いました。

以前、「芦ノ湖釣り」の時、ナメコなどキノコを
3種類入れて作った味噌汁は絶品でした。
魚は釣れた記憶はありませんが・・

ところで、師匠の話では、
寒くなって、今年みたいに雨が多いと
キノコが沢山出るそうで、10月の岩手旅行の時
国産松茸がとても安く買えたそうです。
味も最高だった!とかでヨカ!ヨカ!

和紙工房での作業風景



きのこ園を出た後、わたし達は
和紙工房を見学してみました。

この工房の建物は新築したようですが
地元の木を使い、太い木で随分とがっしりと
木組みされていました。

下が和紙を透く作業場で、2階がお店に
なっていました。
外を覗くと楮(こうぞ)の木がたくさん
植えられて育っています。

やはり、この土地ならではの和紙工房が
あちらこちらで目に入ります。

太い木組み構造の建物




和紙は丈夫で強いので「引く手あまた」です。
はっきり言って値段も高い!
とても我々が買える値段ではありませんが
照明器具用に?特別1枚だけ購入!


このあとは高柳町を通り、
帰りましたがこのあたりは由緒あるお寺などが多く
最近は岡野町をあげてアートにも取り組んでいたりで
観光の人もちらほら見られるようになってきたようです。


店内

いままでは、町に猫しか歩いていなかったらしい。
降りたシャッターがさらに追い打ちを掛け、
シャッター通りという名前まで付いてしまった。


そんなシャッターに、職人が絵を描き、
すでに60枚にもなったという。
それを見にくる人もいるらしい。


店を開けたら絵が見られないという
矛盾があるのだがね・・
まーどうでもいいけど!

そして、ちいさな町角にはアート作品などを展示し、
テレホンミュージアムも出来つつある。そこには
夜な夜な芸術家?が集まっているらしい。




翌日、師匠が午後から温泉にいきませんかと
お誘いがあり、4人で出掛けました。

大沢山温泉

師匠の新車に乗せてもらい、
国道117号線を津南方面に走ります。

30分ほど行ったところを左に(湯沢方向)曲がり
少し長いトンネルを抜けたあと右に曲がると
大沢山温泉という所に到着。

この直ぐ近くにはスキー場があり冬は
多くの客がやってくるようです。

開けた山の中のロケーションで良い所です。

熊のはく製

今日は土曜日なので少し混んでいるかと
思いきや、以外と空いていて助かります。


古い古民家の建物で、玄関を入ると
熊の親子がお出迎え。
はく製ですが、作りがいいので生きて見えます。


あちらこちらに太い梁が組み合わさり
歴史を感じさせてくれます。

黒くなった梁組み

通路は鉄平石で、落ち着いた佇まいでした。
深めの岩風呂で、透明なつるつるしたお湯でした。
良い湯です。

温泉から出た後は休憩室でしばらく話ていると
時間がたつのを忘れます。

早々に出て、車は大沢山?スカイラインを上に
走りました。

何か所かの見晴らし台へ上がると
十日町と塩沢・湯沢方面が一望出来、
雄大な風景を堪能させて貰いました。

右奥が湯沢方面
塩沢方面

一番右の奥まったところが湯沢あたりだそうです。
それにしても、見渡す美しい山々、稲刈り最中の
田んぼ・少ない家などが遠くにみえます。

もう日がすっかり傾き、眩しい中、
師匠夫婦の写真を撮らせてもらいました。

後ろを振りむけば津南方面、奥は秋山郷か?
山と山の間に広がる雄大な土地。
これが新潟のスケールの大きさを象徴しています。

夕日も真っ赤に染まり辺りを照らします。
まさにランドスケープそのもの。

しかし、この写真では大自然の大きさを
感じるのは無理というものです。

師匠ご夫妻

やがて車は関越道六日町インター近くへ
降りてから117号線に戻り十日町へと
戻ってきました。

辺りはすっかり暗くなり、
9月最後の日も楽しんで明日は
静岡へ帰ります。

今日1日、師匠ご夫妻に、すっかりお世話になり
ありがとうございました。


つづく

ここからは
古民家の改修3へ続きます。
メニューの古民家の改修3をご覧ください。








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