ようこそ、じょんのび庵ZENへ。

古民家の改修13

古民家の改修13




2013年 9月

長野県飯山


京都の嵐山などで水害をもたらした
台風18号が去り、晴天が続く18日(水)、
車は新潟へむかいました。

まさに秋晴れの良い日が続きそうで
走っていても気持ち良い。

平日なので今日は豊田飯山で高速を降り、
117号線をゆっくり新潟へ向かいます。

飯山では未だ稲刈りはしていないようだ。

黄金色の向こうには茅葺きにトタンをかけた
古民家が並んでいる。と思ったが、

「あれれ!」 すっかり少なくなっておどいた!
いつの間にやら茅屋根が減ってしまい
普通の家屋根に変わっていた。

長野県飯山

もうじき10年近くなり、すっかり
その美しい姿が無くなっていた。

今まで気がつかなかったが
毎年・毎年、少しずつ姿を変えていたのだろう。
少々寂しくなった。

諸行無常!

この世の万物は常に変化して、
ほんのしばらくもとどまる ものはない
あらゆるものはすべて移ろい行く。
「形あるものは必ず壊れる」

お釈迦様のおっしゃる通り。


千曲川道の駅に寄ってリンゴや野菜を買い、
それに「われもこう」が200円で売られていたので
即、買う。

このあと1時間ほど走り、昼食。
十日町のスーパーと、コメリで木材などを購入。
14時頃に「じょんのびあん」に到着。

思っていたと通り、雑草が生えている。
8月は一度も来なかったので
覚悟していたが、やっぱし凄かった。

じょんのび庵



畑はそのままにしおくけど、
車が入るところや歩く所だけでも
草取りしないと気持ち悪い。


これから寒くなればもう雑草たちは
枯れてしまうのでそのままでも
良いのだけど、一応取り始める。

今回は雑草とりはまあちゃんに任せて
僕はせっせと「照明器具?」を作ります。

何と言っても今年は富士山が
世界遺産になったので、富士山の
ランプを作ることにしました。

先月に作成した作業用机は靜岡に持ち帰り、
使用していますが、下の空間が空いているので
もったいないと思い、急遽、
引き出しを付けることにしました。

引き出しを追加しました

引き出しは古い文机のものを
そのまま流用して使い、あとは
上手く引き出せるように加工しました。

引き出しは、文机のように
右と左に一つずつ付け、見た目は
文机ですが、あくまで作業用なので
椅子に掛けて作業します。

注意したのは引き出しの出し入れで
引っかからず、スムースに作動する事。

それと、どんなに重い物を入れても
全く問題なく安定して作動すること。

そんな点に注意して作成しました。

売れた商品をここで梱包などします。



さて草取りですが、雨の翌日などにやると
土が柔らかいので根ごと抜き易くなります。

草とり

この作業はまあちゃんが得意です。
今回は全ておまかせです。





僕のほうは、早速、木材の切り出しを
「レーザースライド丸のこ」で行います。

ノコギリでも充分ですが
スライド丸のこだと作業が早いので
便利です。

画像の説明

まず枠を作り、枠に合わせたサイズで
絵を切り出し中に各色のLEDランプを
点けられるように12ミリソケットを取り付けます。


そしたら白のボール紙で区分けし、
光が混ざらないように
ホットボンドを使い固定してしまいます。


そのあと、上から和紙ウレタンを被せて
取り付け、裏は白塗りベニヤでフタをします。

簡単に思えますが、細かい作業なので
以外と面倒です。

まず、枠になる木板を切り出しますが
今回、A4サイズの大きさで作ります。

枠の切り出し



今までの倍近くあるので
作業はやりやすいと思いますが
作ってみないと分かりません。

A4サイズで横型で作成します。

何事も経験です。

丸のこの刃は昨年交換したばかりなので
一瞬で切れてしまいます。ギュン!

なるべく楽なように、材をまとめて
切断します。

怪我をしないように慎重にやらねばなりません。

切り出した材

これで、枠がつくれますが裏ブタは
後からベニヤを切ります。

取り敢えず、これから絵を切り出します。
枠はセメダインを塗りながら、
釘で止めました。

隙間が開かないように
クランプでしっかり押さえ込んでおき
釘を打ち込みました。

画像の説明

そのあとは塩化ビニールを
A4サイズにハサミで切ります。


絵は直に描かず、紙に書いて置き、
修正しながら塩化ビニールに描きます。


今回は雲上の富士を横山大観風に
描いてみました。


太陽も入れてみました。
富士は青で、雲は白、太陽は赤の
3色で表現します。

画像の説明



早速、カッターで切り取り、
絵に合わせた場所にランプの
ソケットを取り付けました。

取り付けは木枠に付けました。

カッターで画を切るときは
下に100円ショップで
購入したカットマットを使います。



配線は半田コテを使い、
細い線でそれぞれパラレルに
接続配線します。

画像の説明

もちろんACコードとソケットを
取り付け、スイッチは使いません。

スイッチは100円ショップの手元スイッチを
あとで購入すればOK!

LEDランプのソケットは
ネジ2本で1つを固定します。

木の枠を突き出てしまわないような
短めなネジを使いました。

配線作業

ソケットが付いたら、一応確認し
ランプが点灯するかチェック!
OKでした。


さあ!そのあとが一番面倒な作業です。
白いボール紙を画に合わせてというより
色に合わせて区分けします。


少しずつホットボンドで止めながら
作業を進めます。

画像の説明

横にボンドが出過ぎないように
少しずつだします。


ムサシホームセンターで
ホットガンをくださいといったら
この辺ではありませんと言われました。


そんなことありえないと思い
探してみたらすぐ見つかりました。


たしかに
グルーガンと書いてあり、
ホットガンとは書いてなかった。

画像の説明

区分けが終了したら表の上に
和紙文様の塩化ビニールを乗せて
透明ボンドで接着します。

裏フタを残して完成か?と
点灯してみると!




なんじゃ!これは!

「すっぱい・すっぱい
すっぱいは成功のもと!」

おっぱいは元気な素!

こんなはずでは無かった!

画像の説明

く・くもが・・
無残にも太いヨレヨレのふんどしに見える・・
富士の上・つまり太陽の周りが黒いのは
ヤバイです。

赤いお月さんなんて
見たことないし!

ごまかしが効きません。

これでは世界遺産が泣くではないか!

少々力を落としたが
気を取り直し、やり直し決定!!

再度作り直すハメに!

画像の説明

枠はそのまま使い、画を書き直す。


雲を描き直し、富士の周りの色を
金色のようにしたくなった。
1色追加する!

一気にドライバーを差込み
表の材2枚を引っペはがす。

富士の形も少しだけ変える。

われもこう





今度は雲が雲らしく見えるように
気を使います。

白いふんどしではいけません。

チョット丸みを帯びた雲にして、
数を減らしてぽっかり浮いているように
見えないといけません。

慎重に!
今度は、すっぱい出来ません!

やり直した世界遺産

ランプも1つ追加するので
ソケットを足し、追加配線しました。


ランプは黄色を2つ使用し、
太陽はボール紙を丸めて
LED電球を包みました。


これで上手くいくかと思いきや、
富士の上も囲わなければならず
細かい作業が続きます。

裏から見るとこんな感じ



で、取り敢えずこんな感じで
完成!完成!

太陽の赤の光が強いので
もっと弱めれば
もっとスッキリするはずです。

来月来るときに赤のLEDを
持参することにしました。

完成の雲上の富士

写真では暗く見えるが、
実際は明る過ぎるほど輝いている。


何処に掛けるか悩んだけど
まあちゃんが囲炉裏の上の
白い壁の所が良いというので即、決定!


それと、画枠がないので締まらない。
急遽、黒い枠を付け、
箱も黒塗りして完成したのでした。

点灯しないときはこんな感じ。黒で塗装しました








塩沢宿


毎日天候も良いので「まあちゃん」の
たっての気望で以前訪れたことのある
塩沢宿へ行くことになりました。


前回、六日町方面へ向かう253号線から
入ったのだけど、道がかなり怖いので
今回は少し遠廻りしながら
252号線を行くことにしました。

稲で、ようこそ

南魚沼も稲刈りの真っ最中で
コンバインがフル稼働している。

車は40分程走ったあたりで右に向かう。
曲がり角ではこんなものが出迎えてくれた。

いねで書いたウエルカムサイン!
うさぎさんのようだが
耳が3つあるのは何の意味か?

考えたけど意味不明だった。

画像の説明

あとは国道17号線に出たら
右に一直線で走るだけ。

右に行けば塩沢宿がある六日町方面で
更に行けば越後湯沢駅方面で東京方面。
左側へ行けば長岡方面。

家々の奥は、どちらを向いても
山と田んぼが広がっている。

道は広く、ビュンビュン走れるので
気持ち良い。
当然、車は少ない。

稲狩りの真っ最中

30分程走っただろうか?
関越自動車の六日町ICの看板が見えた。

あと10分ほどで塩沢に着く。

六日町市役所塩沢庁舎入口を右に入ると
牧之通りの角に出て、右側が宿場町なので
ふれあい広場が無料駐車場になっている。

日曜日なのに歩いている人は
少ないようだ。

塩沢宿・牧之通り

この三国街道・塩沢宿は平成23年度の
「都市景観大賞」を受賞しているよで
たしかに景観はスッキリしていて美しい。


しかし古い建物があることはあるが
少ない為、殆どが現代建築になっている。
少し寂しいのは事実。


作り上げた美しさで、立派だけど
もう少し江戸の情緒みたいのがあれば
もっと良くなるのにな~と思う。

消火栓




早めのお昼は、雁木屋横丁のお蕎麦屋さんで
お蕎麦を食べる。

お客さんがどんどん入って来て
人気ぶりがうかがえる。

天井が桁はずれに高くて
開放感に溢れているのでとても気持ち良い。

お蕎麦も美味しかった。

隣りのお客さん
お蕎麦













お蕎麦を頂いたあとは
骨董店をチョットのぞいてみたが
買わずに目の保養をしただけでした。

横道に入った所にも店がありそうなので
歩いて見たが、足が痛くなっただけ。

と思った矢先、犬がひもでつながれていた。

お店の庭

行ってみたら、犬ではなく、
カワイイ猫が寝ていました。

行くと、起きだして二人に寄って来た。
身体をすり寄せてきて、カワイイのなんの。

顔は丸~い顔でお目目がグレー。


こんな猫、初めて見た。
身体はオールグレー色、
黒にかなり近いグレーでとても変わっている。


そのうちお腹を上にして
お手手を上げ下げしていた。

通りの民家

あまりの可愛さに写真を撮り忘れてしまったのが
残念無念。

更に歩いて行くと、前回寄ったお店があったので
今回もまた入ってみた。末広屋かな?

ここの女将は色々な古い帯などを加工して
バッグやアクセサリーなどを作って販売している。

女性が簡単に帯を一人で締められる方法を
披露してくれたり、綺麗な庭を見せてくれた。

どのお店も、綺麗な庭が有り
とても参考になる。

猫ちゃんのカーテンバサミ。後ろから見たところです

結局、ここではネコのカーテン挟みの
ようなものを幾つか購入したが
「まあちゃん」はこれが欲しくて
ここに来たかったことが判明した。


これは猫の身体部分に大きな洗濯バサミの
ようなものが入っていて掴むと猫の手が広がり
何かを挟めるようになっている。


いろんな模様の布で作ってあるので
好きなものを選べる。

猫の目は無い。
あるともっと可愛くなるのにな~。

通りに面した民家

あと近くの朝陽堂さんでお香を一箱購入。
これは和の香りがして落ち着く。
名前は思い出せない・・
タバコの箱と同じくらいの大きさで
売られている。


短いお線香で、横に寝かして使うようだ。
そうすることで完全に全て使える。

今まで立てて使っていたので
最後の1cmが使えて無かったけど、
正しい使い方で使えば無駄にならない。





三國街道 新潟県南魚沼市 

塩沢宿 牧之通り(ぼくしどうり)

 アクセス
    車
     関越道--六日町IC--R17
     塩沢(六日町ICより約10分)
    JR
     新幹線ー越後湯沢駅(上越線)塩沢駅
 連絡先
     事務局 塩沢商工会
     TEL 025-782-1206
     fax 025-782-4044  


帰りは今来た道をそのまま帰るが
スイスイ走れる。

田んぼに転がる藁



やはりかなり遠回りになりそうだけど
今度来るときは反対側の津南側から
来ようと思う。


そんな風に走っていれば
いつの間にか道にも詳しくなれそうで
知らない道を走るのは楽しい。


稲狩り後の田んぼ

帰り道の田んぼで面白いものを
見つけました。

稲を脱穀したあと、藁を丸めて
田んぼに転がしてあった。

これも肥料にしたりして
使うのはたしかで、こちらの人は
なんでも無駄にはしない。

途中にJAの脱穀場があったので
車を止めてみた。

JA脱穀場

ここでは、脱穀したあとの
つぶつぶの殻(もみ)をビニールの袋に詰めている。


これも農家に配布して、田んぼの
肥料にするようだ。

使えるものはなんでも使うのが
新潟スタイル!

もみをビニール袋へ詰めて農家に配布











またしてもスズメ蜂が・・


9月後半にもなると過ごしやすくなり
朝夕は長袖でないとチョット寒い。

でも日中は一気に気温が上がるので
半ズボンとTシャツで充分。

じょんおびの畑



部屋でボ~としているのもたまには良い。

季節がら気持ち良く、今日はどこへも行かず
のんびりしている。

これが古民家スタイルでの生活?
でも何かやりたくなってくるのが性分。


画像の説明

家の周りを廻ってみたら
なんと、またしても大きな蜂の巣があった。
大きさは約30cmはありそう。

昨年は家の南側の家の塀の中に
巣を作られて業者に取ってもらった。

今年は北側の屋根の下にある。

かなり上なので業者に取ってもらうと
3~4万は確実。

画像の説明

見ていると、大きなスズメ蜂が
ブンブン飛び交い恐ろしい。

隣りのおばちゃんは
今回、なにも言って来ないのでそのままにする。

蜂もお利口さんで、こちら側は雨が降っても
濡れないのを良く知っている。

昨年は反対の雨に濡れる方向だったけど
かなり下に作ってあって、
木の葉っぱで濡れにくいところだった。
しかも、巣は家の中だった。

スズメ蜂の丸い巣

もうじき冬になれば
女王蜂以外は皆死んでしまうので
心配はない。

家にも蜂は入ってこない。

それにしても良く作られる。
スズメ蜂はこれで3度目になる。

余程、気にいっている家なのか?
よく分かりませんが・・

来年には巣が空になるので
取って飾りにするつもりです。




かやぶき


夕方、タナカのお母さんが来て
茅ぶきの模型を作るおばあちゃんがいて
誰でも見せてくれると言う。

ミニギャラリー茅ぶき

なんでも「ごぼう庵」の近くらしく
地図を書いてくれて、電話番号も
書いてくれた。

そもそも「ごぼう庵」とは何だろう?

翌日、早速、出かけて見ることにした。

正確な住所は無く、ナビへ入れて出発。

この辺りだということだが見つからないので
電話してみると、今は住んでいない所だったので
はるかに行き過ぎてしまった。

おばあちゃん

おばさんが出て、説明してくださったが
さっぱりわかりにくい。

近くで聞いても目印が無いので
分からず、もう帰りたくなった。

どうも説明がわかりにくく、
あっちだよ!というが行くと無い。

おばあちゃんの家の、おばさんが出てきて
ようやく分かったが、ギャラリーは別の
ところに存在していた。

展示品

家の看板には大きな文字で
「かやぶき」と書いてあるが
車で走っていると何も目につかない。

小さなギャラリーに入ると
おばあさんがお茶を入れて下さり、
説明してくれた。

分かりにくくて困ったよ!と言うと
ご近所さんと上手くいってないようだ。

くる人、くる人、皆分からずに
ご近所に聞くので皆迷惑していると言う。

茅ぶき模型

のぼり旗一本でも立てて置けばいいのに
無いのがいけない。

田舎はトラブルになり易いと思う。
そんなこんなでおばあちゃんはストレスで
病気になってしまったようだった。

おばあちゃんは模型を作るだけで無く、
写真もやるし、土木作業もできる。

もう何十年も前から趣味で模型を作り
人にあげたりしたそうだ。

合掌作り

合掌作りのものなどもあったり
おばあちゃんの生家の板葺きの家も
再現してある。

牛やブタの模型も雰囲気があり
素晴らしかった。

家の中の様子など電気を使い
解り易い。

作り方は説明されてはいないが
話を聞くと茅は少しずつ糊付けして
増やしていくそうだ。

画像の説明

びっしりと重なり、良く出来ている。
専用のカーブしたハサミを使うそうで
茅は芝を伸ばして茎を使うと言う。


ススキなどは使わないらしい。
釘は使わず、接着材のみ

話を聞いているとおばあちゃんの
優しがよくわかる。

今は自分の作品を見てもらうことが
生きがいで何より嬉しいとおっしゃる。

記念撮影

いつまでもお元気で
ご活躍していただきたい。

またいつか尋ねる予定です。
おばあちゃんありがとう!





ごぼう庵


このあと僕達は
おばあちゃの勧めで、すぐ近くの「ごぼう庵」へ
行ってみることにしました。

五合庵

車で1分ほどで行けるところで、
山をチョット上がった所にある
お寺のような建物の「ごぼう庵」に到着。

良寛さんの「五合庵」にちなみ
野菜のごぼうと組み合わせなのでしょう。

建物は「けやき」をふんだんに使い
お寺の本道を思わせるような内装が特徴で
地域の人達が集まり、気軽につかってもらえる
憩いの場として作られたそうだ。

お寺と間違えそうな建物

僕達が入口を入っていくと
地元のおばちゃん達がお客さんとして
来ていて、コーヒーを飲んでいました。



今年の春に作られたまだ新しい建物。
中央には3m近い「けやき」の
分厚いテーブルがあり
隣りに10畳の畳の和室がある。


厨房へと行く扉は「けやき」の蔵戸が
重厚に輝いています。

外のお客さん



周りの景観も広々としていて気持ち良く
外の東屋でもコーヒーや軽食が
いただける。



早速、ここのオススメを
おばちゃん達に聞いてみると
ワッフルが美味しいというので
2つ頼んでみた。


一人前コーヒー付きで450円。

けやきの蔵戸

やがて、おかみさんがコーヒーと
ワッフルを運んできてくれた。


なんとも言えない静かな空間と静寂さ。
心がスーッと落ち着いてくる。

外を見ると太い杉木立があり。
その間から小金色の田んぼが見えた。


よく見るとテーブルの上に
茅ぶきのおばあちゃんの写真と
作り途中の茅の家の模型写真などがあった。

杉木立の向こうは黄金色のたんぼ



この写真はとても解り易い。
「百聞は一見にしかず」とはこの事。

模型の茅屋根の作り方が一瞬で理解出来た。


そのあとのあ客さん4名がご来店。


その方達は東屋に行ってしまい、
おかみさんがコーヒーなどを
運んでいる。

外の東屋へ向かうおかみさん

そこに、そよ風が優しく吹くと
綿毛が雪のようにふんわりと
飛び始め、次元の違う雰囲気が漂ったのでした。










2013年 10月



今年最後の新潟行になる10月6日(火)、
気合を込めて出発!

米山SA

のはずだったが、寝坊したため
1時間遅れて出発。


天気は曇り空から徐々に青空になってきた。

米山サービスエリアで昼食。

海は手前側はグリーンが入り、
徐々に真っ青な海が広がっていた。

雲は高く、秋の空。
久々に見る海の色。

米山SA

「気持ちヨカ~!」
何時とは異次元の世界!
これだから新潟行は止められません。


「じょんのびアン」に着くと
下の畑に大根と白菜、里いもがすっかり育ち
大きくなった。

屋根下のスズメ蜂の巣も一段と大きくなって
50cmはありそうだった。

じょんのび庵の畑

見ていると蜂は上に向かって凄いスピードで
「ビュ~ン」ととび立ち、あるものは
丸い巣を這い回っていた。

巣を大きくしているのだろうか?

巣が大きくなるほど、
その家は繁栄するという事にしておきます。

下に行くと刺されそうで
恐ろしくて通れない。

今日は反対側から回り
シャッターを押した。

屋根下のスズメ蜂



早速、家の中の掃除をするが
先月からそんなに経過していないので
殆ど汚れていなかった。

一通り家の回りの草取りをしたり
雪囲いを外して落ち着いた。

部落のコメ農家の「でんねん」さんちの
稲狩りも、ようやく昨日完了したらしい。

部落のおじいちゃんもお手伝いしているので
「ホッ」としていた。

じょんのび畑

そういえば、先月つくった富士山の
太陽の照明を替えるのを
忘れていました。


早速、ネジを外して中を開け
赤いランプを弱いものに交換。

場所は上にしてみました。

輪は大きくしたほうが良いと思いますが
多少、良くなった感じです。

雲上の富士

先月はアタフタと急いで帰りましたが
今回は少しゆっくり出来そうです。


なので、今回は先月、事前に切っておいた
木で行灯を作ってみます。

枠の木は板からレーザー丸のこで
切りとってあるので

先月、切り出した行灯材料

組立てと、LED電球を取り付けたあと
硬化塩化ビニール和紙を
4枚貼り付けます。


それに取っ手を付ける予定です。

どんなものが出来るか
イメージ出来ません。

何時ものやり方で
作りながら考えて
イメージを作りながら作業を進めます。

組立てました



はじめから考えておかないのは
単なる手抜きですかね?

多分、そうです。

四角い行灯なので、
木は立てが4本、横は上と下にそれぞれ4本づつ。

接着材を使いながら
釘で固定します。


ランプは一番上に付けるので
寸法にピッタリの巾広の板を
取り付けました。

画像の説明
ランプを取り付ける板
電球色1.2ワットLEDランプ
Gボンドクリア速乾



















木板は同じ材なので
厚さも同じです。

取り付けは下でも上でもOKですが
上に付けました。

あとで取っ手を付けるので
上が正解かも。

ソケットの取り付け

これに電球ソケットを取り付けますが
小さめな17ミリにしました。


なので電球も17ミリソケットの
LED1.2ワットの電球色にしました。
この電球は本当にちっちゃいです。


半田コテで配線接続します。
ACコードは下の木に穴開し
固定したらコードの先端に

塩化ビニール和紙を貼ります

ACコンセントプラグを
取り付けて配線終了。

電球が点灯することを確認してから
4面に硬化塩化ビニール和紙を
貼り付けました。

和紙の上に行灯の骨組みを置き
線書きしてハサミで切りました。
こうするとピッタリサイズで切れます。

取っ手の切り出し

接着は透明、速乾ボンドを使います。
Gボンドクリアというのです。

最近、お気に入りの接着材で
小さいのなら100円ほどで買えます。

塩化ビニール和紙を貼ったら
取っ手を切り出しました。

持ち易いように大きめサイズ。
隅は角を丸く加工しました。

取っ手が付きました

ジグソーで切り出したら
角をヤスリで削ります。

ボンドで接着したら
裏からネジ釘を2本でしっかり止めました。
これで持ってもビクともしません。

全体的にもかなり丈夫になります。

上部分も塩化ビニール和紙を
取っ手の左右に貼りました。

これで完成!しかし
電気を点灯させたら、物足りなかったので
急遽、竹文様を裏から入れました。

黒い紙をはさみで切り
裏からセロテープで貼り付けました。

画像の説明
竹文様を急遽入れました











竹文様でかなり良くなりましたが
長く見ていると寂しくなります。

こうなったら隣りにも
文様を入れてみることに。

同じではつまらないなで
今度は梅文様にします。

梅文様を入れました。

梅の感じはこんなだったか?
フンムキでこんな感じにしました。

かなりフンムキ良くなったけど
イマイチです。

もういっちょいくか?
いきまひょ!いきまひょ!

こうなったらもう一つ入れます。
竹と梅が来たら今度はもう
松しかありません。

竹を中心に右に梅ちゃん。
左にマツさん。

松のイメージが分からない。
松は流石に難しかった。

松が完成

3度目の正直で
こんな松に出来上がり!

結局、すっかり行灯らしくなってしまい
予想外の出来!

まずい所は目をつむり
すばらし~~い!の自我自賛!!

やりました!やりました!
先月よりましか?

「松竹梅」でおめでたいの~!
「パチパチ・パチパチ」で行灯つくりが終了しました。

swfu/d/IMG_2997.jpg











愛菜館


十日町にある「デジパーク」と同じように
JAの物産館を柏崎市に見つけました。

JA柏崎愛菜館

ムサシのすぐ近くに有りましたが
今まで全く知りませんでした。

いろんな野菜はもちろん、果物や
お惣菜、魚、肉、お菓子、パン、お花
陶芸品、植木、その他あるとあらゆる物が
売られていました。

今は秋なので、果物はリンゴや柿などが
いろんな種類があります。

愛菜館内部

リンゴは「秋映、長野スイート、サンつがる、
紅玉、シナノドルチェ、シナノレッド」など

僕はかじると「パキッ」と音がする
小ぶりのサンつがるが好きです。

やはり酸味が適度に無いと
リンゴらしくありませんが
適度な甘味と酸味のバランスが良いですね。

紅玉はかなり酸味が強いので
焼きリンゴ等の加工するのに向いています。

柿は袋の上を開けてあるのは
新潟名産の柿で渋を抜いてあるようです。

いろいろなリンゴ

次郎柿を小さくしたような形ですが
すぐ柔らかくなってしまいます。

しばらくほっておくと
塾じゅくになります。

ちっちゃくて先が尖っている
甘柿は種がありますが、
これは固くて美味しいです。

当然、丸かじりで食べます。

柿はポリフェノールがとても多いので
身体に良いし、美容にもとても良いそうです。

リンゴは毎日1個食べれば医者に
行かなくて済むらしいです。

他には「みかん」などが有りました。

これは和歌山から入ってきますが
美味しかったです。

香りも良いし、味も良い。
すっかり秋の味覚を堪能しました。





野菜楽市おうみがわ

他にも米山で安い物産館を見つけました。
鮮魚センターの道路の横が
「野菜楽市おうみがわ」という所です。

実は先月見つけて、
箱に入ったリンゴや梨を
購入しました。

大きな箱入は売っている所が
限られて、少ないのですが
良い所を見つけました。

画像の説明



ここが一番安いかも。
大きなみかんひと皿300円だったので
買って見たら結構美味しかった。


ひと皿12個ぐらい有りました。
やはり和歌山産でしたが・・



小さめのみかんはひと皿350円。
これは味が濃いそうで数が
10個ほどで少なかった。

画像の説明

他には見たことがない
豆が色々売られています。

オレンジ色のレンズ豆、青大豆、
大袖振大豆、小豆、えんどう豆等。


レンズ豆は丸くて薄く、
レンズのような形をしている。

どんなふうにして食べるのか?
ひと袋300円の値でした。

豆売り場




買い物を終えてそろそろ帰ります。
いつの間にか、もうお昼の時間になってます。

ここ米山は時々カメラマン?が
道路の横に並びます。

美しい風景をバックに
写真を撮るためです。

今日は日曜日なので
数100名という数の人が
三脚を立ててカメラをセットしていました。

それというのも鉄道ファンが
海沿いを走る電車を撮るのです。

車は下り坂をスイスイ走り
通り越してしまいました。

米山の海

来年こそは、そんな写真を
撮るつもりです。









はなみずき温泉

花みずき温泉喜芳

新潟県に来たら必ずと言っていいほど
長岡にやって来ます。

何時も「まあちゃん」が温泉にはいるのですが
今回はススメられて仕方無く?
僕も温泉に入る事にしました。

国道8号線をやがて左に入り、
田んぼの真ん中にその温泉はありました。

はなみずき温泉「喜芳 (きほう)」です。

中は和風で統一されていて
とても綺麗で旅館のよう。

ケロちゃんたち
表玄関入り口












泊まれるので旅館でした。

ここは食べ物が美味しいので
じょんのび村とは一味違います。

画像の説明

まず入り口に大きな殿様ガエルと
背中に息子ガエル2匹と3匹の孫ガエルが
お客さんをムカエル。


受け付けで聞いてみたら
なんでもここのオーナーが
カエルちゃんが大好きらしい。


僕の好みにピッタシだ!
これは何か縁起がいいの~。

画像の説明



中に入ってもカエルちゃんが
そこらかしこにいる。
ゆっくりしてケロと鳴いているようだ。


10時開店だけど10分も早く到着したけど
中で待たせて下さるのでありがたい。

その間、内部をよく見て堪能していると
床のカーペットが花ミズキだった。

大凧
花みずき











その上には大凧の武者が睨みを訊かせている。

画像の説明

やがて10時になり、受け付け開始。
入浴料ひとり800円を払ったら
浴衣とタオルとバスタオル、それに
ロッカーのキーを渡された。


キーにはバーコードが有り、
食事やお買い物はバーコードを
読み取るのでカエルとき合計代金を
支払う仕組み。

1階の休憩室

食事する時もいちいち
お金を出さなくてもいいので
お客さんに優しいシステム。


ただキーをなくさないように
注意しなくてはいけないので
足や手に付けておきます。


お風呂は、泡がでているものと
茶色い普通の風呂、さらに露天風呂は
ひのきのお風呂と丸い陶器風呂が
あります。

大浴場は高い天井と大きな柱が特徴で
大きなガラスから眼下に望む風景は
雄大そのものと・・言いたいところですが・・

広大な田んぼが見えるだけで
褒められたものでは?

陶器風呂



僕が入っていくと誰もいません。
それもそのはず、一番早かったからですが・・


温泉はそのままの温度で
薄めて無いので温泉効果は
かなり高いです。源泉100%ですね。


泉質は茶色の普通で、さらりとしてました。
天然自噴温泉と言うのもいいです。

お風呂

泡風呂にチョット入って、
すぐ出てしまいましたが

そのあとが実は大変なことになって
しまい、10時30分にお昼を
食べることになりました。

お風呂は2階で、1階は休憩室、お食事処、
大広間は和室の畳部屋で、別の処にも
椅子で食事が出来る「食事処・良寛」もあるので
こちらが静かです。

1階休憩室



3階は、ごろ寝部屋とリラックスルームが有り
ゆっくりくつろげる空間があるのも良いです。

ごろ寝部屋は32畳で、男女別の部屋らしい。
僕としては一緒のほうが良いの~!

よく見るとリラックスルームではなく
リクライニングルームと書いてありました。

椅子が後ろに倒れて
マッサージ機のようになるので?。

そこらかしこにケロちゃんが・・

マッサージ師をご気望なら
別途、申し込めば可能。

とてもお客が多く、早めに予約しないと
やってもらえないとか。

2つの部屋は薄暗い照明で、すぐ
寝てしまいます。


テレビは一人一人椅子に設置してるので
BS、CS、地上波等
好きなものが見られます。

スピーカーは椅子の耳部分にあるので
静かに聞けます。

椅子に横になりながらのテレビで・・



5分ほど経ったところで
すでに夢の中でした。

起こさてみたら
何か変でお腹がすいてます。


温泉効果がテキメンで
血糖値が落ち、身体に震えが走り

甘いものをすぐ口にしましたが
収まらず、食事することに・・

温泉効果で、すい臓が元気になり
インシュリンを出したのでしょう!


1階の休憩室には竹下夢二の版画が・・

注文したのは冷やしラーメンですが
具がいっぱいで美味しかったです。


麺も特殊なものが入れられて、
健康的なのでオススメしちゃいます。


そのあとは売店で
くりのお菓子などを買い
カエルことにしました。



台風接近で黒雲が・・

越後長岡・花みずき温泉は
町の中心部までは車で12分ほどでした。











花みずき温泉 喜芳

〒940-2314
新潟県長岡市上岩井6964番地(長岡市みしま体育館となり)
tel:0258-42-4126

源泉名:はなみずき温泉
泉質 :単純温泉(中性低張低温泉)
効能 :神経痛、筋肉痛、五十肩、慢性消化器病、
    痔、冷え性、疲労回復など

アクセス
    車:長岡IC下車、国道8号線寺島交差点を左折
      寺島、出雲方面へ約20分。
   
    バス:JR長岡駅より越後交通バス脇野行き関原経由
       35分 三島支所前下車 徒歩5分

営業時間 am10:00 ~ pm10:00(通常は年中無休)

     日帰り温泉、旬の料理、宿泊、癒しの空間





     
十日町の 「ほんやら洞」



天気も良いので今日は十日町に
行ってみることにしました。

ほんやら洞

最近、安いGSスタンドが出来たので
ガソリンを入れたり、買い物をしたりして

町を覗いたりしながら車をゆっくりと
走らせていると、布で作った大根が目にとまり
入って見ることにしました。


ここは十日町の繁華街です。

どうやらコーヒーショップのようです。
たまには茶店でコーヒーを飲んでみることに。

ショップ入り口を横から見たところ
ショップ入り口










店の門構えが重い感じで良かった。

しかも古い木を使っていて
美味しいコーヒーが飲めそうな感じ。

それよりも中がどんな感じなのかを
見たかった。

店主によると、入り口の門は中国製で
数百年の古いものだとかで
重厚感が漂う。

お客さん

両脇には大きな「かぼちゃ」と
左手には薪が積み上げられていて
冬の予感が漂う。

入っていくと愛想の良い年配の
おじさんがお茶を出してくれた。

他にお客さんらしい年配の方も
一人いた。

大きなテーブルに腰掛けて
コーヒーを頼んだら
陶器の器に入ったコーヒーが運ばれてきた。

コーヒー

やっぱり美味しいコーヒーだった。
話を聞くと、ここは女将さんのお店で
2階で料理を作っていて忙しいらしい。

明日から生誕祭りが始まるという。
いったい誰の生誕祭か聞くと
立証佼成会の方らしいが
地元で有名なのはいいけど
実に解りにくい。

町のあちこちに「生誕祭」というのぼりが
あちこちに立てられている。

女将さんは明日売り出す為の
お弁当を作っているようだ。

ここは喫茶とお惣菜のお店のようだ。

部屋の中のディスプレイは上から
布で作ったサケが何匹も
釣り下げられていて、「売ります」と
書かれていた。

布ノサケ
布ノサケ










織物材料の麻

この辺りの人が作るらしいが
愛嬌のあるサケで口に特徴がある。

テーブルには布をキルトのように
つなげてあり、その上に
厚いビニールを掛けてあった。

おじさんはその布切れの由来を説明してくれて
そのあと布のサンプルを持ってきて
見せてくれた。

表は紺一色なのに裏側は
赤い線が入っているのだが今では
こんな技術が廃れてしまい

昔の織物、明石ちじみ

誰も織れなくなったと
嘆いているのでした。

この布は麻で出来ていて
昔、明石から入ってきたらしい。
その名を「明石ちじみ」という。

小千谷の小千谷縮と似ている。

この十日町では明石が有名で
そう言えばこの近くの温泉も
「明石の湯」という。

昔の織物、明石ちじみ

この明石縮を一言で言うと
縮の絹織物。

縦に生糸、横に右縒(よ)りの強い練り糸を用いた、
女性の夏の高級着尺(きじゃく)地。

寛文年間(1661~1673)に
堀次郎将俊(まさとし)(明石次郎)が
明石で始めたという。

現在は、京都西陣・新潟十日町の産。

十日町明石ちぢみがさかんになったわけは
以下によるものと言えましょう。 

昔の麻材料

● 魚沼一帯は、豪雪地帯ゆえに、
空気中の湿度が高く、盆地特有の気候として、
年間を通じ強い風が吹きません。


このような気候風土が、
麻織物の原料となる苧麻の生産に最適で、
昔から自生していました。


また、麻織物は、途中で乾燥させてはならないため、
多湿な気候は安定した製品を
生み出すのに絶好の条件でした。

店内の様子

● 雪の上に糸や布を広げて行う
「雪ざらし」により漂白された布は、
ことのほか上質でした。

また、豊かな雪解け水が、
地層深く浸透してできる軟水は
染物の発色に優れた効果がる。

「雪中に糸となし、雪中に織り、
雪水に洒ぎ、雪上に晒す。
雪ありて縮あり、されば越後縮は
雪と人と気力相半ばして名産の名あり。

魚沼郡の雪は縮みの親というべし」と
「北越雪譜」にも書かれています。

店内の様子

● やがて、麻織物の技術と伝統を
絹織物に生かし、今日の十日町絣や
十日町明石ちぢみが生まれました。

十日町明石ちぢみの原料 

● かいこのまゆから絹糸をつくり、これを使って着物(十日町絣や十日町明石ちぢみ)をつくります。


小千谷ちじみとの違いは?

小千谷縮は、昭和30年5月に国指定の
文化財に指定されました

十日町ちじみ

。明石縮が、気候の違いで、
白く、軽く、薄く仕上がらないので、
先人が研究を重ね成功したもので、
その工程の一つが雪さらしでした。

雪がなければ仕上げられない小千谷縮は、
宮中や大名にも珍重され雪さらしは
まさに雪国ならではの風物詩となりました。




十日町絣(とうかまちかすり)
特徴
十日町絣は、伝統的な美しさと
現代の感覚を融和させて作る
民芸調の絣織物です。

十日町かすり

絹独特の艶と生地の風合いの良さ等、
その深い味わいを愛する人たちは多く、

気軽な外出着や家庭でのおしゃれ着として、
日常生活の中で広く着用されています。

昭和57年11月、「十日町絣」と
「十日町明石ちぢみ」が、
全国の伝統的工芸品に指定されました。

というわけで
1杯のコーヒーから
明石ちぢみの事を勉強させて頂き
おじさんに感謝です。






久しぶりの 「狐の夜祭り」

漆島会場へ続く道

ここ何年も狐の夜祭りには行ってなかったので
最近はどうなんだろう?と
期待して出かけて行きました。

10月13日の当日、
午後4時ごろ、現地漆島に到着。

道の両側に行灯が置かれ
まもなく、ろうそくに火が灯る。

スタッフは準備で忙しそうに
飛び回り、僕は近くの古民家の
写真などを撮っていました。

漆島ほこらには狐様が2匹
お狐様のほこら











あまりにも早すぎたようなので
もう一つの会場である栃ケ原地区へ
出かけてみます。

会場横の古民家

栃ケ原へ行くのは初めてだけど
細い道が続くと困るな~などと
心配しながら走り始めます。

じょんのび村を正面にみて、
右側の道路へ行くと漆島、
左の道路へ行くと栃ケ原へ行けます。

昔、あまりに道路が細かったので
栃ケ原へ行くのを断念したことがありましたが
今回は道も良くなっていて助かります。

10分も走ったでしょうか?
以外にも早く会場へ到着!

パンフレットに書いてあるように
広い駐車場がなく、多くの人は
じょんのび村からの送迎バスを利用していた。
1回100円を支払うようだ。

栃ケ原の古民家

栃ケ原地区は、まだ茅ぶき屋根の古民家が
あちこちに残っている素朴な村だった。

何とか車を止め、カメラマンが
多勢陣取る田んぼの横の道をチョット行くと

右側に神社があり、神主が祝詞を唱えていて
観客がそれを眺めていた。

境内には畳1畳の油揚げを揚げるための
4角の大きなフライパンが置かれていた。

まだ余熱があり、触ると火傷しそう。

栃ケ原会場へと続く道

5時になると大きな油揚げを担いで
狐さんの行列」が山道を漆島へ向かう。

漆島への到着は6時30分頃になるので
以外にも時間が掛かる。

ここ栃ケ原会場はパンフレットに拠ると
正午0時に祭りが始まっている。

11時30分には営業開始されて
おいなり、キノコおこわ、焼き鳥
うどん、きのこ汁が売られている。

もう一つの漆島会場は
5時30分から祭りがはじまる。

神主さんの祝詞をみる観客

僕達がいくと、大倉社長さんが
お酒を売っていたので
挨拶し、労をねぎらった。

大倉社長さん達にはいつも
迷惑をお掛けしていて
申し訳けなく思っています。

横にいたのは酒蔵、「姫の井」の社長さんとのこと。
女性の社長さんで、時代が変わりました。

油揚げ用の四角いフライパン

神様に供える為のお酒を2本購入。

久しぶりに見る社長さんは
元気そうで何よりだった。

暇なとき、是非こちらの「じょんのびアン」
にお茶を飲みに来ていただきたい。

お酒を買ったあとは、
これから始まる漆島へ戻ります。

車なので10分ほどで戻れます。
そこで、狐さん達の到着を待ちますが
現場で早めの夕食を食べることにしました。

画像の説明

もう5時過ぎになっていたので
テントの売店で「おはぎ」ひと皿と
「焼きそば」を2つたのみました。

焼きそばが1つ500円とは思いませんでしたが
受け取ってみると、「ドッシリ」と重い!

右側に食事用?らしいローテーブルが
あったのでそこで食べることに。

食べ始めてみるといくら食べても減らない。
これは2~3人分だと気づいたが
あとの祭りとはこの事!

画像の説明

「ウイッ!」といいながら
少し残してしまいました。

そのあと「おはぎ」を頂きました。
これで準備OK!

広場の中心辺りには
太鼓が幾つか置かれ
5時30分から黒姫山太鼓の
メンバーによる演奏が始まる。

席を早めに確保したが
今年は観客が少ないようだ。

画像の説明

前回は台風の為、雨が降る中、押し合いながらの
鑑賞だったが今回はお月様が明るく
輝いているのにコレいかに。

徐々にあたりが薄暗くなり、
照明で浮かび上がり、
大太鼓が目立つようになった。

周りを見渡してみると他のお客さんは
テントから買ってきた豚汁などを
ひたすら食べながらおしゃべりをしている。

確か、前回は、始まるまで、山の上で
日本海太鼓の面々による演奏が

黒姫山太鼓

切れることなく演奏されていたが
今回は無いようだ。

あの日本海太鼓の笛の音がないとは
流石に僕はがっくりと来てしまった。

今年は黒姫山太鼓の面々による
演奏が5時30分からはじまるが・・

前回のあの日本海太鼓のメンバーの
太鼓と笛の音が、僕の脳を自在に駆け抜ける
自由奔放たる音楽!!

笛と太鼓が互いに生かし合いながら
どこまでも高みへと駆け上がる美しい旋律。

クラッシックとJAZZ、ロック、
レゲエ、シャンソン等なんでも聞く僕が
初めて見つけた音楽

身体の中を突き抜けるインパクト!
これこそ音楽体験というのだろう。

きつねさんの行列

田舎向け、お祭り向け音楽といったものでは
なかった。

それは余計な能書きを必要としない
本物の音楽が、むき出しの姿で人々を
待ち受けている場であった。

それが・・それが・・今回無い!!
「さみし~~~い!」

やがて時刻は5時30分!
1分の狂いもなく、
太鼓の演奏が始まった。

まず、「ド~ン」「ド~ン」と大太鼓が
五臓六腑のハラワタに響き渡った!

これは理屈抜きで人の魂を揺さぶる。
遠くの山々にも響いたに違いない!

そのあと小太鼓がチョロチョロと鳴り、
一番太鼓、2番太鼓、3番太鼓と
音が重なっていき、太鼓のハーモニーが
人々を魅了した。

黒姫山太鼓

打つ為の、構えが素晴らしい!

真ん中は女性のようだが
心は既に完全に男になりきっている。
素晴らしい!

演奏が終わりかと思う頃、
「ピ~」「ヒョロロ」と
笛が鳴ってまもなく終了した。

「パチパチ・パチパチ」

お客さんはみんな拍手!
一騎乱れぬ演奏だった。
よく間違わずに打てるものだ!

お見事!
イヤ~おつかれさん!

以上で太鼓の演奏はあっさり終わってしまい
あとが続かなかった。

狐のお面を被った2本足の動物

本来ならここで渋い声のアナウンスが入り
説明などあるのだが?

何か静かに感じてしまう。

アナウンスの年配の男性は
今は若い声に変わっていて
まるで重みがなかった。

狐さんたちの行列はあと30分もかかるのに
BGMがあるといいな~と思いながら
間延びしてしまった。

今日は少し寒く感じるので
車まで長袖シャツを取りに行ったりした。

テントまでコーヒーを買いにまあちゃんが行くと
あっさり帰って来て、その手には
コーヒーがない。

画像の説明

インスタントなので止めたらしいが
僕はインスタントでも構いません。

飲めば少し身体が温まるのにと
思いながら横の方を見ると
おでんのようなものを食べている。

それを見たら何か急に
食べたくなってきた。

何とかダラダラしながら待っていると
ようやく、狐のお面を被った2本足の動物達が

山から降りてきて
たたみ1畳の油揚げが到着。^^

急いで写真を撮ろうと僕は
駆け足で中央へ出てみると
担当者が既に油揚げを包丁で切っていました。

今度は山から狐が降りて来た

やがて観客にも油揚げが配られたので
二人分(2枚)をいただいたら

「タレがあるので付けてお召し上がりください」と
アナウンスがあったので探し出し、
タレを付けてから席に戻って二人で食べ始めました。

今回は厚さ1cmほどで薄くて食べやすかった。
中味は硬いお豆腐といったところで
タレも効いていたので美味しかった。

やがて、区長さんが祠に入り、
狐の神様のお告げを聞いて出てきた。

神様は、「今年も豊作だったが、
来年も豊作」とおっしゃいました。と

「どっと」安堵のため息がもれる。
イガッタ・イガッタ!オメデト~。

画像の説明

そうこうするうちに
狐踊りの準備がなされ
薪を中心に4本の白いのぼり旗が立っている。

山から狐さん(四角の提灯)が降りてきた。

やがて効果音が流れ、一匹の狐が
入ってきて狐踊りが始まった。

照明係がイントレ台の上から
スポットライトを当て、
綺麗に浮かび上がる

そのはずであったが、何か違う!?

ピンクのスポットライトが

なんと ピ・ ピンクのスポットライトが
当たっているぞ~。

「ストリップじゃないんだからね」
「せめてブルーのスポットライトにしてほしかったヨ」

観客がバチバチとカメラのフラッシュを
当てるので落ち着かない。

その上、子どもの狐なので
効果音と全く合わずに
ズレズレで、いまいち。

画像の説明

「ピッタリ合うといいのにな~!」
と思いながらみていたが最後まで合わず。

やがて中央に行き、薪に点灯した。

いきなりライターで付けたようだが
「火打石ぐらいの効果音が欲しかったの~」

火はやがて大きくなっていったが
お盆の迎え火じゃないんだからね。

もっと派手に燃やしていいんだよ。
そのうちあちこちから他の狐さん達が出てきて
火を中心に踊りはじめました。

狐の踊り

「狐なんだからコンコン飛びでもいいんだよ!」

幻想的なシチュエーションなんだから
アナウンスはもっともりあげナイト!

幻想のゲのじも喋らないなんて
モッタイナイ。

もっと、熱いオ・モ・テ・ナ・シをお願いしたい。

声がイマイチはっきりしないと思ったら
スピーカーが裏を向いている。

おまけに雨対策かなんか知らんけど
厚いビニールがかかっちゃってるやんけ!

狐さん達は山へと帰っていった

こんな月夜の晩なのに。
厚いビニール覆いはなんなのさ!

「お~い!担当者!
たのむで!」の声もむなしく
スピーカーは依然あさってを向いていた。

「お客はこっちだぞ~」
お前らなに勘違いしてんのや~

やがて音楽に合わせて
狐さん達は山に帰って行くのでした。

このあと「中山あかり歌謡ショー」と
「豊年もちつき」が予定されているが

これにて失礼!!


今年もご覧いただき
ありがとうございました。



来年2014年、春に更新の予定です。






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