ようこそ、じょんのび庵ZENへ。

古民家ぐらし9





じょんのび庵

2015年 7月


大型台風11号が、四国へと向かっているが
自転車並みのノロノロ台風なので
とりあえず、僕たちは新潟へ向いました。


天気予報によると、2〜3日はまだ天候は
良さそうで晴れているが・・


出発した7月13日は、なんと気温38度に
なってしまい、十日町の
スーパーHarashin駐車場へ出た時は
息が出来ないぐらい暑かった。


まさか、こんなに熱くなると分かっていれば
避けたところですがイヤハヤ、
これには恐れ入りました。

床工事

先月、シロアリが大量に発生したのだが
気が付いた時には、もはや手遅れ状態だった。


2本の柱の内、左が全て食べ尽くされてしまい、
柱時計を外してみたら、なんと
古い柱時計の木までも、シロアリにかじられてしまい


見事なまでに穴が空いていたのには
驚き、桃の木、呆れはててしもうた。

床下の修理

早速に、先月、
大倉社長さんに修理?対応を
お願いしておいたので、
すでに工事は終わっている様子。


棟梁が工事している模様を大倉さんが
写真を送ってくれていたので
ほぼ様子がわかっている。


対応方法としては
食べられた左の柱へ鉄骨補強するが
正常な右の柱にも補強を入れておくのは

鉄骨基礎をコンクリートで作ります

今後、万一の事を考えてのことと、
2度手間にならないようにする為です。


先月、工事が始まり、床と天井を
切ってもらったところ、


想像以上に床もシロアリの餌食に
なっていたのでフローリングまで
大きく切断していただいた。


工事の進行状況は、逐一、大倉社長さんが
電話してくれていたので有り難かった。

新たに大引を入れます



先月、僕たちが帰った後、
床の大引3本追加と床材の交換と
フローリング交換。

でもその前に、束石を敷いたり
新しいプラスチック支柱3本も使います。


それと、鉄骨補強していただく下側は
コンクリートで基礎を作り、
鉄骨を固定する。


天井の上側は梁を支えるようにするが
ここは鉄骨業者さんにお任せになる。

フローリングの下材



鉄骨の太さは柱と同じ太さの
13cm5mmの角材を使用する。


最後に、こちらで購入しておいた
シロアリの薬を
たっぷりスプレーしていただく。


と、まあこんな感じで
工事が終了したはずです。





先月、棟梁の匠の技が見られたのが
良かった。


全ては棟梁の腕しだい。

鉄骨材



でも、棟梁の腕は確かなので
今回は特別にありがたい。


ケント設計さんには、いつも
お世話になっていて、とても助かります。


鉄骨材搬入設置へ

実は南側の外壁工事も今回
お願いしてある。


昨年は「すずめ蜂」が巣を作ったため
専門業者さんに駆除してもらったのだが


今年も「すずめ蜂」が頻繁に出入りしている。
蜂が塀の内側へ入るのは


外壁の木板が古い為、穴が開けられやすく
すぐに巣を作ってしまう。

基礎の上へ鉄骨を



キッチン側なので
早くしないとキッチン側へも
蜂が出てくるかも知れない。


そこで、外壁木板の新品交換工事して
もらうことにしたのですが


僕としては、工事の時に棟梁が「すずめ蜂」に
刺されないかが心配でたまりません。

支えはどうか?

外壁工事はこれからなので、今の内に
少しでも「すずめ蜂」を少なくしたい。




室内工事完了

じょんのびアンへ到着して、
部屋へ入ると、想像した通りに
綺麗に出来上がっていました。



鉄骨は赤く錆止めが塗られていますが
僕が黒く塗装します。

床貼り

床は見事にフローリングが貼られ
すっかり完了していました。

上を見ると、ご丁寧にも
天井の切り口も木で塞がれ


床下側も木で囲いがしてあり
驚きました。

作業中の棟梁



新しいフローリングの桧の木が
プ〜ンと清々しく香ります。


残されたひのきのフローリング材を見ると
寸法が広いので、いちいち切って、合わせて
貼ったに違いありません。


棟梁の苦労が偲ばれます。






鉄骨とフローリング完了
天井側













部屋の中は木の粉が降り積もり
どこもかしこも真っ白くなっていました。


二人で2台の掃除機を使い
お掃除開始。

画像の説明



上の方まで真っ白くなり、
窓のあらゆるところも掃除しましたが

小千谷タンスの上は雑巾で履かないと
汚れ(木の粉)が取れませんでした。


その後、「コロ」を2本使い、
タンスを何時もの所へとセット完了。

鉄骨の下枠へ当たりそうでしたが
かろうじてセーフで良かった。

じょんのび畑の白い花?



掃除が終わった後は
疲れ果て、寝込んでしまいました。


本日、予定の鉄骨の塗装は
明日やることに変更です。


二人とも結構疲れたようです。


夕方5時夕食にし、
7時には寝てしまいました。



塗装

画像の説明

翌日は気温も下がり、
普通になったので、作業もはかどります。


今日は鉄骨2本を黒のつや消し塗料で
塗り、柱から外しておいたコンセントや
柱時計をかけます。


まずは、脚立を立て、はしご状に伸ばしました。

以前はしごが滑り、大怪我になりそうでしたが
運良く囲炉裏枠の床上3ミリがあったので
ひっかかり、滑りが止まって助かりました。

画像の説明



今回は滑る事がないように
はしごの下側の後ろに、木を打ち止めておきました。


そのため、フローリングは釘穴2つが付きますが
命には変えられません。


「はしご」は2本の柱の中央へ掛け、
塗装作業を開始しましたが
左側は左手も使い、塗ります。

塗装作業開始



錆止めが取れてしまっている所もあったので
まずは赤っぽい色の「錆止め塗料」をぬります。


それと柱へと止めてあるボルト金具も
当然塗りました。


それが乾いたあと、黒のつや消し水性塗料を
塗りました。2回塗りする予定でしたが


下塗りの赤い錆止めがあるため、なぜか
鉄ではなく、木のように見えました。

swfu/d/IMG_6963.jpg

なので、1回塗りで良しにしました。
この場合、2回塗れば良いと
いうものではありません。


なので、いい事尽くめ?です。


そのあと、自在鍵を取り付け、
丸い木の火鉢をセット。


コンセントは鉄骨にネジを切ります。


今回、初めてのネジ作りですが
5ミリのネジを使います。

タップとダイス

それには、4.3ミリの下穴を開けるとあり、
4,3ミリの穴をパワフルレッドインパクトを使い、
穴を開けます。


このネジ切り道具、
買ってから20年も使わずにいましたが
めでたく今回初使用です。



ここは慎重に!パワフルレッドを「キュルン・キュルン」
さすがに「強力道具は最高でごわす」
金属でも問題なし!

ネジ切り

ネジ切り工具を回し、説明書通りに
手でハンドルを右へ3回まわし、
そのあと2回戻します。

これを3〜4回繰り返しやると完了!
早速、5ミリのネジでコンセント2つを
鉄骨柱へ取り付けました。


当然ですが、
配線工事も新たに行いました。

広間

ACコンセントを2つ付け終わり、
残るは、例の柱時計です。


釘は打てないので、ここも
5ミリのネジを取り付けるため


同じように4.3ミリの下穴を空けてから
ネジタップを切りました。


守備は上々。
柱時計をネジにかけましたが
今度はもう「シロアリ」に食べられません。


ようやく元に戻りました。
「めでたし、めでたし」

画像の説明

「棟梁ありがとう!
ケント設計さんありがとう」

「ご担当者様ありがとう」









ねずみホイホイ


ホームセンタームサシで
「ねずみホイホイ」を買ってきました。

ねずみホイホイ

じょんのびアンでは一度も「ねずみ」は
見た事がありません。


では、何のため?


そうなんです!


すずめ蜂対策に使ってみます。


それにペットボトルで
蜂トラップもつくります。

ねずみホイホイの中身

新潟では「ねずみ」を取るのに
ねずみホイホイを使うらしい。


早速、開けて見ると
おうちが2つと、ネバネバが2つ、


おうちは使いませんが
ネバネバは、下が紙ではなく、
プラスチックなので雨でも大丈夫です。


室内で使うなら、ゴキブリホイホイでも
いけるかもしれません。

蜂対策

でも今回は、家の外で使います。


置く場所は巣の入り口近くなので
台が欲しいところですが、とりあえず
低い脚立と踏み台を使います。


ペットボトルのトラップは
中にグレープジュースを入れて、


焼酎も少し(ジュースの1/3ほど)を
入れてから、中央少し上に
カッターで四角の穴を開けました。

蜂トラップ



蜂が止れるように
手前側に折り返しておきました。
約1cmほどで、横幅は3cmほどです。


取り付けるには
フタに穴を開け、ヒモで吊るします。



早速、蜂が出入りする近くにセットしました。
工事までの間、こうして置けば
蜂が獲れるかも知れません。


夕方、少しは獲れているか?と
見に行きました。


10匹ほど?が「ねずみホイホイ」に
掛かっていました。


ペットボトルの中にも2匹ほど
浸かっているのが見えました。

画像の説明

キッチン側へも行くと
「ブンブンブン」と羽音がしているので
すでに、巣が大きくなりつつあるのは
確実です。


だから早う工事せんとイカン。
言ったこっちゃないで〜。


でもここは幾つもの工事が
重なっているんでしょう。

10匹ほどがねずみホイホイに・・

社長さんによると外壁工事は
来週ごろ始まりますという。


蜂の薬(ジェットなんとか)を
2本置いてくことにしました。


気をつけて工事して
刺されないことを祈ります。


今日も、ほぼ一日中掃除に明け暮れ
二日目が過ぎてしまいました。



温泉へ



まあちゃんのアンヨが痛くなってしまい
温泉へ連れて行くことにしました。


でもその前に、ケント設計さんへ寄って
シロアリ対策工事のお礼を言いました。

いつも明るくて元気な社長さんに会うのが
楽しみです。

少し体調を悪くしたようですが
しばらくはノンアルコールビールで
我慢しましょうね。



楽しいひと時の後、
車は十日町の千手温泉へ向かいます。

ここの温泉は
出前が出来る珍百景登録されているらしい。

温泉内



何時もなら長岡の温泉へ行くのですが
何しろ台風11号が接近していて
大雨が予想されるからです。

昼間の平日なのに
予想通りに混んでいて参ります。


温泉を出たら、必ずマッサージ機に
コインを入れます。

湯船



ここは最新機械とはいえ
1回10分200円とは取りすぎですぞ〜。


2回済ませた後、広〜い休憩室へいくと
見事に人でいっぱいでした。


ゴロ寝している人や、
しゃべくりまくっている人がいて
結局、寝られませんでした。

通路奥
通路














もはや退散するしかなく
買い物に行くことにしました。


十日町ではスーパーHarashinと
コメリとムサシとベジパーク。


それと、たまにマツマトキヨシ。


それぞれ安いものが決まっていて
シロアリの薬ならマツモトキヨシ。
蜂の薬ならムサシ。


覚え方は簡単。歌で覚えます。


蜂のムサシは死んだのさ〜
キヨシの薬は〜シロッ・シロ シロッ・シロ。
などなど。

画像の説明

家に帰ってからは
先月に燃やせなかった杉枝や葉を
ドラム缶で燃やします。


太い枝はジグソーで切りながら
10cm以上の太すぎる枝は切れないので
燃やさずに地面に置いて腐らせます。

画像の説明



たっぷり1時間以上かけて
杉枝と葉を燃やし、
ようやく綺麗になりました。







ハンガー

台風11号は熱帯低気圧に変わったのですが
天候はイマイチで、雨がポツポツと・・


先月はネコハンガーを作り
静岡へ持ち帰ったのですが


身内で評判が良かったので
今回も作成することにしました。

けやき板を切り抜きました

でもネコはやめて、今回は
違うものにします。

今回は顔とハンガーも、すべて「けやき板」を
切り抜きます。


顔は銘木を使っているのですが
欅はさすがに硬かった。

切り抜いたあと、ここで

「ジャジャ〜ン」 新兵器登場!


それは?


ボッシュ!
「オービタル・サンダー」でござる。


念願のサンダーをめでたく購入したのです。


いろいろ検討に検討を重ね、
吸塵機能付き、オービタルサンダー
BOSCH GSS 23AEに決定!

オービタルサンダ-

amazonで9800円もしたけど
本体はブルーカラーのプロ仕様ヨ。


緑色の本体は汎用タイプで、
ケースもついて8500円ほどで
安かったが、ヤメ!


オービタル速度がおデコのつまみで
自在に変更出来るプロ仕様の
ケース無しに決定しました。

よく考えたら、たいして値段が変わらんでは
ないですか?

ボッシュオービタルサンダ-

それにケースはそのうち
自分で別のものを流用する予定。


早速、レバーを引いて、スイッチ ON!


ものすごい大きな音が・・

と、思っていたのだが
シズ〜カなのにビックラ!


無段階速度調整VRをいじってみると
1〜6段階まで変更可能!

ス・ス すばらし〜い ではないですか。
久しぶりのヒット!
うれぴ〜。

オービタルサンダー

紙やすりは4角で、
マジックテープタイプなので
簡単に取り外しが可能な仕様。


箱には赤い文字の「PROFESSIONAL」が
燦然と輝いている。


中には2枚の紙やすりが入っていました。
これはサービスで、本来、別売です。


と、いうことで、
これからはこれを使い、
やすり掛けすることになり申した。

使い始めのサンダー

ちなみに「オービタル」とは
同一軌道上を往復運動するもの。


古典的な軌道はオービットと呼び、
それに対し量子力学的な軌道は
オービタルと呼んで区別している。


早速、使用開始。
グワン・グワン!
ブブ〜ンとやってみると?

綺麗に角が
丸まっているではないですか。


それに、平な部分の木も、スベッスベに!


「素晴らしい!」感動した!

サンダー使用後

さ・さ 磨きが済んだら
早速、nuroで色つけに入りました。


一つはダンボーを意識して木の色に塗り、
他は色を変えて青くしてみました。


宇宙人は凝って、反射テープを
貼り、目まで反射テープにしましたが


残念ながら青い反射テープは
売られていませんでした。

色塗り

赤はムサシにあったので
止むを得ず赤を1m購入しました。


この反射テープは意外に高く
1m500円ほどで
幅広5cmの白色は1m1050円もした。


よく考えてみれば
木色のものは塗らなくても


そのままで良かったのに
無駄なことをして
塗料を無駄にしたかも?

ダンボータイプ
青色









画像の説明
4つ









画像の説明










宇宙人は3本指と4本指があるけど
3本指が良かったし、
目は黒いほうが面白かった。
腕は長いほうが迫力が出ました。

いずれにしても
やってみないと分かりませんが
そこが面白いところです。

光をあてると
ピカッ とひかるので
コワイデスヨ!



画像の説明

さて、次はMDFボードで
マガンとカナダグースの
ディコイに挑戦します。


普通のカモ達に比べると、
かなり大きいので
可愛くありません。

MDF

カナダグースを3羽作るつもりでしたが
切り抜き時に間違いをしたため


切ってはいけない所を切ってしまい
結局、2羽になりました。


これも神様の思し召しでしょう。
この季節、湿度が高いためか


切り口がめくれ上がり、
紙のように剥がれていました。


でも角をやすりで削ると
いつものようになり、問題ありません。


このMDFボード湿度には弱いことが判明。

画像の説明

角を軽く整形したあとは
吊るす為の金具を取り付けます。


バランスを確認しながら
金具の位置を決めて、
リベットが通る穴をドリルで穴あけします。


MDFと金具を重ねて一緒に穴あけします。

マガン

リベットをMDF側から入れて
専用道具でパチンとリベットを打ちます。
失敗すると、どうにもならないので
ココは慎重にいきます。


1羽につき、2箇所をリベットで留ました。


金具がついたら、
あとは色を塗るだけです。
僕は使いやすいnuroを使いますが
アクリル絵の具でも良いです。

カナダグース



アクリル絵の具は発色が
綺麗なのでオススメですが
高価なのが懐にこたえます。


たくさん創るには
nuroが安くあがるかもです。


nuroは、お店により値段がマチマチなので
一番安いホームセンターをさがしましょう。


使う色が多いので、大きな差が出てしまいます。
高い所は600円、安い所は490円でした。

カナダグース



塗料が無駄にならないように
数羽をまとめて塗ります。


色塗りが完了したら
目を付けますが、


僕はポンチで丸く打ち抜いたものを
両面テープなどで貼り付けました。


足は画用紙で切り、
作ってみました。



カナダグースは、歩いている姿なので
足が無いとサマになりません。

マガンとカナダグース
マガン









左向き
右向き


















ゴルフ場

ゴルフ場



十日町へ行く途中に
ゴルフ場がある。


今日はここへ寄って
ラーメンを食べました。


何しろ、ここは広く、
建物もちょっと変わっている。


長く太い大黒柱が中心に立ち、
頂点から、4方向へ柱が伸びていた。

建物内部

サーカステントのようになっている構造。


この中へ入ると、天井は無く、
上は20mぐらい?の空間があり
異次元な感覚は素晴らしい。



僕たちが入っていくとゴルフ場受付の
若いお姉さんんが笑顔で迎えてくれる。

ゴルフ場の外

食事処やまゆりへ・・


平日なので、他にはお客はいなかった。


食券を購入し、フリルを着たお姉さんへ渡す。
40過ぎのオバサンだが、可愛すぎる。


窓際のテーブルに座って
あちこち眺めてみた。

遠くの景色が良い、芝の色も、うす緑色で
とても気持ち良い。


さすがにココはゴルフ場。

ラーメン

「お待たせいたしました。」
「ラーメンのお客様どうぞ」


の声でカウンターへ、もらいに行く。


ラーメンは特別に
美味しいという訳ではないが
普通に食べられる。


コーヒーとアイスコーヒーは
美味しかった。


十日町へ来たら
フリルのお姉さんを見に
ぜひ寄っていただきたい。


癒されますヨ〜。







長野県小布施へ

じょんのび庵



今日も天気は快晴!
気温は33度ぐらいに上がりそう。


11号台風が消滅したら、今度は12号台風が
発生し、ノロノロと日本へ向かっているらしい。


なので、ぼちぼち帰りますが

その前にすずめ蜂の様子を見てみると
たくさんの数の蜂が獲れていました。

すずめ蜂

今は、「すずめ蜂ホイホイ」となった模様。


工事の日までにはさらに獲れるかも。
棟梁達が刺されないことを祈ります。


天気の良いうちに帰りますが
今回はどこへ寄ろうか?

画像の説明

とりあえず津南を通り、
豊田飯山まではいつものように
走ります。


豊田飯山インターの手前を
左へ曲がってみます。


地図は無く、当てずっぽうの
その時まかせの帰り道、
どこへ行くやらのんびりと。

画像の説明



高速道路は面白くないので
とにかく下道を走ります。



左へと曲がりました。
国道292号線とある。


信号は少なく、左右には「りんごの木」があるが
まだ果実は小さくて食べられません。


この道をしばらく走り、
右へ行けば信州中野方面へでて、


まっすぐ進むと小布施に出る。
いつの間にか国道403号になっている。

画像の説明



とりあえず小布施方面へと走ります。
りんご以外にも「ぶどうの木」もある。


30分ほど来たのだろうか?


いつの間にか、蔵などがある
古い家並みがあり、街の中のようで
整備された観光地へ来てしまった。

画像の説明

精甘堂とか竹風堂の店があり
10年ほど前に仕事で
来たことがある場所だった。


その時はバスが右へ入り
歩いて買い物をしたのだが
今は様子が一変していて驚いた。


すっかり観光地らしくなり、
賑やかになっていて、人数も多くて
綺麗な街に変貌?していた。

画像の説明



以前はなかった土産物店が
今はあちこちにある。







日本のあかり博物館


あかり博物館



「日本のあかり博物館」の看板があったので
突然入ることにして奥へと車を進めます。

ゲートをくぐり、駐車場へ入りました。
近くに博物館を見つけたので
「良かった〜」と思いながら車を停めました。


どうやらここは竹風堂の駐車場らしい。

あかり博物館入り口

入り口の前方には木々が生い茂り
夏の暑さを忘れさせてくれる。


蔵戸のような玄関を入ると
お姉さんが駐車券に2時間無料の
サインを入れてくれた。


右へと進むと、やさしい灯りが映える
情緒ある通路があった。

通路



この建物は明治末期に建てられた米蔵2棟と
昭和初期の木造倉庫を展示室として
改装したもので、


古建築独特の落ち着いた雰囲気の中で
見学することが出来る。

画像の説明

ここでは、あかりの全てを学ぶ事が出来、
日本のあかりを再発見してもらいたい。


あかりにはどんなものがあるのか?


たき火によるあかり、
動植物油によるあかり、
石油によるあかり、
ろうそくによるあかり等があります。



たきびのあかり

たいまつ

大昔の人は、たき火を中心にした暮らしを
していました。

たきびには毎日の食べ物を煮炊きしたり
寒い時には暖房に、また恐ろしい動物から
身を守る大切な役目がありました。


そして夜の真っ暗な中では闇を照らす
あかりにもなっていました。

たきびのあかり

しかし、このたきびは動かすことが
出来ないので、明るくできる範囲が
限られていました。


たきびから燃えている一本の木を取り出すと
手火になり、そしてそれを束ねることで
たいまつになりました。


また、あかりのためだけのたきびとして、
庭火やかがり火がありました。

たいまつ竹

たきびには、はじめ自然にある木や草を
燃やしていましたが、しだいにその中から
良く燃えるマツやタケが使われるように
なっていきました。


とくに脂分の多いマツの根株は「ヒデ」とよばれ
広く使われていました。


農山村では明治の末頃まで、夜なべ仕事で
使っていた地方もありました。



油のあかり


海に囲まれた日本では魚の油も多く
利用されていました。

油のあかり



しかし、動物や魚の油は匂いが臭いので
あまり好まれませんでした。


平安時代ごろの宮廷内を描いた絵の中に
油を灯した灯台が描かれていますが


これにはイヌガヤやエゴマ、ツバキ、
ゴマなどから絞った植物油が使われていました。

油のあかり2

しかし、このような植物は一度にたくさん作る
ことができないので、油も少ししか取ることが
出来ませんでした。


室町時代の終わりごろになると、
アブラナという植物の種から
油を絞ることが考え出されました。


江戸時代には、おもにこのアブラナの
種から絞った菜種油が使われたのです。

江戸や大坂の大きな町では、
あかりに使うために多くの油が

画像の説明


必要になったので、各地で盛んに
アブラナ作りが行われました。


そして油を灯すための行灯(あんどん)や
ひょうそくなどの道具が、庶民の
間でも広く使われるようになっていきました。





有明あんどん

有明あんどん

外ぶたを台にすると普通のあんどんになり
火袋に被せると火を細めて
枕元あんどんとしても使える。



有明の月が出るころまで
点灯しつづけることができることから
この名がある。





ねずみ短檠(たんけい)

ねずみ短檠

火皿とねずみの腹が管でつながっていて
火皿の油が燃えて減ると、




油タンクになっているねずみの腹に空気が入り、
その圧によって、火皿に油が垂れ落ちる仕組みに
なっている。

ねずみの仕組み












火打ち金と火打ち石

火打ち金

火打ち金と火打ち石を打ち合わせ、
火花を出して火を作る方法。




火打ち金には鋼鉄、火打ち石には
水晶や石英、メノウなどが用いられる。

火打ち石











がんどう

がんどう

内部のろうそく立てが自由に回転し、
いつも、ろうそくが垂直を保つよう
工夫されている。


懐中電灯のように使われた。







移動する


火を使ったあかりの道具には、
その場に置いて使ったものと
移動する時に持ち歩いたものがありました。

ちょうちん

そして火をより便利に持ち運ぶため、
いろいろな道具が考え出されました。


持ち歩いた道具には、木々を使ったたいまつをはじめ
石油を使ったランタンなどさまざまな燃料を
用いた道具があります。


あんどんも、元々は持ち運び用の
あかりでしたが、ちょうちんが登場すると


夜の外出には、ちょうちんが多く使われる
ようになりました。







動きにたえる工夫


電気のあかりが発明されるまで
「火」そのものがあかりでした。

がんどうなど

しかし、ろうそくや油などを燃料とする火の
あかりを持ちはこぼうとすると、


どうしても体のゆれとともにあかりも
ゆれてしまうため、危険で不便でした。


そこで、ろうそく立てなどの点灯部を自由に
動かせるようにするなど、動きに堪えられる
ような工夫が施されたあかりが
つくられるようになりました。




船のあかり


文明が発達する前の先史時代から
海や川を渡るための手段として

船のあかりランプ

丸木舟などの「ふね」が使われてきました。


舟はその後、進化して帆をもつ帆船や
蒸気機関を使ってスクリューや外輪を
回す蒸気船などが誕生します。


夜、船を動かすとき、あかりはなくてはならない
ものでした。


船の中を照らすのはもちろん、暗い海の上で
その船の大きさや進む方向、また速さや状態を
ほかの船に伝える大切な役割がありました。



鉄道のあかり


1800年代のはじめごろに誕生した鉄道は
はじめは主に荷物を運ぶために使われました。

鉄道のあかり

その後、人を乗せるようになり
日本でも1800年代後半に運行が始まりました。


電灯が広く普及するまで、鉄道の駅には
大型のランプが下げられ、駅員の持ち歩き用や
信号灯としてカンテラなどが使われました。


また、列車の前後には大きなランプがつけられ
さらに夕方になると客車のあかりとして天井から
ランプが下げられました。






そのほか、あかりに関する道具では
曲がり木や、真鍮の折りたたみ旅道具など
面白いものがいろいろありました。

ろうそく立て
曲がり木














蔵あんどん
瓦灯










あぶら皿
角あんどん










ガラスランプ
画像の説明










火付け用木板
ねずみ短檠










画像の説明
画像の説明
















画像の説明

日本のあかり博物館を出ると
前が雑木林風の庭にはスペインの
水鉢が置かれていて涼しげで気持ち良い。


雑木林風の庭は作られたというより
自然な感じで大好きです。

スペインの水鉢

そしてさらに行くと、これ見よがしの
巨大カブト虫オブジェが光っている。


左側の小屋には昔の土人形が
多く展示されていたので
しばらく眺めておりました。


かなり大きな、特大福助人形がいろいろあり、
顔がなんとも面白い。

カブト虫オブジェ



デンスケ顔というのか?
昔の人はなんともユニークで面白い。


他にも鯛に乗った恵比寿さまや
武者、天神様、など多数ある。


土人形は素朴で暖かく
優しさに溢れている。

デンスケ風福助人形












画像の説明
福助










福助2体
画像の説明












土人形資料館を出てみると
5人のオバチャン達が座り込んで
竹風堂ソフトクリームを食べていた。


何しろ気温35度ぐらいという暑さ。
暑くて死にそうだもん。

竹風堂敷地内水路













僕達もマネして
クリソフトクリームをなめながら
帰路についたのでした。



今月もご覧いただき
ありがとうございました。



8月はお休み。
9月へとつづく


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