ようこそ、じょんのび庵ZENへ。

古民家ぐらし13



2016年  6月



諏訪大社へ

初めてまじかに見る諏訪湖

6月は早いうちから好天が続きそうなので
まだ4日というのに新潟へ向かい出発しました。


と、言うか、正しくは


今回、初めての「諏訪大社」へ参拝してから
「奈良井宿」の民宿へ一泊することにしました。

そのあと、新潟の「じょんのび庵」へ
向かいます。


なので、3日前に奈良井宿の
民宿へ予約を入れてあるので
安心して出かけて行きました。


何年も、諏訪を通っていたのに
まだ参拝もしてないことにずっと
気がとがめていたのですが、



今回、やっと重い腰を上げ?
諏訪大社へ向かいます。



初めての諏訪の街はどんなだろうか?


中央道「諏訪IC」を降りました。
初めての道はワクワクします。

画像の説明

国道20号線に出てやがて
古い家々があるところに出ました。


諏訪の博物館があったり、
お酒屋さんが多い、酒の町。

おそらく左手の方向が諏訪湖で
気にしながら走ります。


コンビニがあったので
ここで少し休むことにしました。


左を見ると道路があり、
諏訪湖が見えました。

セブンイレブン




2本の道に挟まれるように
コンビニがあったのでした。


予想通り、目の前は諏訪湖です。


みじかに見る諏訪湖は結構広くて、
その分、町は湖に押されて狭い感じ。

7イレブン駐車場

コンビニの駐車場には
「無断駐車は3万円いただきます」
と書かれていたため


ここでアイスクリームとバナナを購入。


15分ほど休んでから
今度は湖面沿いの道を走って見ました。

大社近くの旅館

釣りをしている人がいますが、
ワカサギでも釣っているのでしょうか?


300m程走ると、ナビに
元の古い道へと誘導されてしまいました。


当然、山の方へと入って行きます。


5分ほどで諏訪大社へと到着。

下社秋宮



正面右手を上がって行くと
駐車場が有って、丁度1台分が空いていたので
助かります。


そこからは歩いて正面へと廻り
一礼して階段を上って行きます。


神社ではなく、大社なので
スケールが大きな感じです。


大社正面

右手の鳥居横には「下社秋宮」とありました。
ということは?


他にも諏訪大社がありそうです。


左手には、なぜか「灯篭時計」がドンと
置かれていました。


神様が歩く中央ではなく、
左側の道をゆっくりと歩きます。

灯篭時計



緑が多く、厳かな空気が漂います。


一歩ずつ前へ進むと
「下社秋宮」神楽殿に下がる大縄「大注連縄」が
「ド〜ン」と目に入りました。


なにか「出雲大社」の様にも見えます。

と言っても当方、出雲大社の実物は
未だお目にかかっていないが・・
ふん向きでね。そう見えました。

正面



その長さ約7.5mあり出雲大社型では
日本一長いと言われ、その重さは約900kgとか。


本来、注連縄は蛇を表していると
僕は思っているのですが・・

そして、左右には迫力満点の「狛犬」が
おごそかに鎮座しております。


これは石では無く、青銅製で
高さが1m70cmもあり、
青銅製では日本最大といわれているそうです。

狛犬
狛犬











さすがに、迫力満点で
「素晴らしい」の一言!


階段を上がり参拝しようとしたら
正面では結婚式が執り行われている真っ最中!


新郎新婦の後ろ姿が、
目の前に現れたのには少々びっくら!

宝物殿

親族が左右に並んでいる。


参拝が済むと、一応宝物殿を見ようと
階段を降りて行った。


突然!階段の手すりに、人の手が現れて
又しても、ビックラ!


階段を下りきって覗いてみたら
お姉さんが掃除していた模様!

大木づち


お姉さんは、しきりに
「びっくりさせてごめなさい!」と
謝っていたが、なんでも


大事なものを落としたので
拾っていたとか。


無事、大切なものも戻り
笑顔で挨拶してくれた。

画像の説明

建物左には大きな木つちが2つ置かれ
御柱際で使うらしい。

このお姉さんは宝物殿の受付をしていて
二人で600円を支払い、中へと入りました。


宝物殿は小さな建物で
展示物も少ない。

宝物殿2

宝物というほどの物は特に感じられなかったが
一番は、かなり大昔の刀。


古事記の時代のようで
おそらく何千年も昔風の刀。
草薙の剣みたいな形といえばわかりやすい。


ここにあるものは
御父神大國主神(オオクニヌシのミコト)
の剣であろうか?



剣は、須佐之男命(スサノオノミコト)に
授けられたもの以外にも、
何本か、同じものが造られました。

画像の説明

剣を製造する工房があって、
高度な技術を修得した鍛冶職人がいて、
しかも材料が豊富に手に入れば、


いくらでも造ることが可能だからです。
A級品、B級品だけでなく、試作品、


失敗作品も含めて、
相当数が造られたと考えるのが自然です。

つまり、この剣は、
一本だけではなかったのです。


このことを理解しておかないと、
歴史的事実を見誤ることになりかねません。

神楽横

そして、その何本かの剣が、総称として
「草薙の剣」と呼ばれるようになったのです。


それは日本武尊(やまとたけるのみこと)が、
敵の放った野火に対処するために、
周囲の枯草を刈り取ったことに由来します。


そして風向きを変えるために、迎え火を焚いて、
そこから脱出することが出来ました。


この時に使われた剣は、
日本武尊(やまとたけるのみこと)が
伊勢に立ち寄った際に、


倭姫命(ヤマトヒメノミコト)から
授かったものでした。

拝殿の建物

枯れ草が切れるほど刃先が
鋭かったことからも、
この剣が、銅剣ではなかったことが分かります。


水分を含んだ青草ならば、
多少なまくらな刀でも切れますが、
乾いた枯れ草を刈るには、


鋭利な鎌の切れ味が必要です。
この剣は、それほど切れ味が鋭かった
ということでしょうか?。


この諏訪地方には縄文人が人たちが
使う為の黒曜石の切り出し場が
多数発見されているそうです。


黒曜石とはヤジりなどの先端に用い、
まるでガラスのように先が鋭い石。


この諏訪を守っていた神はモリヤの神で
弥生人のタケルノミコトと戦争になって
モリヤは負けてしまったが、滅ぼされることなく


縄文と弥生が調和して長く
世を作っていったのでした。
というのが伝えられているそうです。


その他、諏訪大社の歴史などを
女性に講義していると
いきなり

拝殿正面

「講義してる場合でなは、な〜い!!」


と奥さんに怒られてしまった。



宝物殿を出て、神楽殿裏へ廻って、
拝殿をみると大勢の観光客が参拝していました。


拝殿は随分と古い格式の建物で
「きんきら」している。

木彫り彫刻



彫刻がたくさん見られ
時代を感じさせる。



屋根が高くて、尋常なく大きい。
彫刻も多く、獅子の木彫りは迫力がある。

僕たちも順番を待って
拝殿へと参拝した。

拝殿の建物



神楽殿があまりに立派なので
拝殿に行かずに帰ってしまう
観光客もるかもしれません。


拝殿は
安永10年(1781)落成。
諏訪高島藩の命により、


初代立川流棟梁、
立川和四郎富棟によって造営され、

秋宮一御柱

幣殿と拝殿が一体となった二重楼門造り、
左右に片拝殿が並んでいます。


二階は跳勾欄(先の反った欄干)を回し、
全体に見事な彫刻が施されています。
(重要文化材)


造りはほとんど春宮と同じようです。


由来を読むと

「諏訪大社の御父神大國主神と
御兄事代主大神をお祀り申し上げております。

昭和天皇皇后陛下行幸記念 「天覧の白松」と絵馬掛け

この二柱の御神は農漁業の開祭・
商工業の発展に誠にあらたかな神様であり、


又家繁栄の守護神として世に
福の神大國様、恵比寿様と其の御神徳を称へ


申し上げて殊に諏訪大神と
非常に御縁故の深い神様でありますので、

御本社出雲大社及び美保神社から
はるばる御分霊を御受け致しまして


昭和23年11月20日御鎮座祭をいたし、
当大社の末社として
奉斎いたしてあります」

画像の説明



それでは、神社と大社の違いとは
なんなのでしょうか?

神社は、日本古来の神をまつる一般的な
施設のことです。



一方で「大社」は、元はといえば
島根県の出雲大社(いずもたいしゃ)のみに
使われる呼び名でした。


しかし19世紀末以降になって、
奈良県の春日大社(かすがたいしゃ)や


諏訪大社(すわたいしゃ)ほか、
大社と呼ばれる神社が増えてきました。



この大社という社号は、
第二次大戦前まで使用されていた全国の
神社を格付けしたもので


上位に位置する神社の中でも、
全国に多数ある同名の神社を
とりまとめる役割を持った神社を指し、

御柱

確かな歴史のある神社であることを
示しています。



では「神宮」や「宮」とは何なのでしょうか?


神社にまつられている神のことを
祭神(さいじん)と呼びます。


この祭神が皇室(こうしつ)の祖先であったり、
皇族(こうぞく)と縁(えん)の深い神社を
「神宮」と呼びます。


天照大神(あまてらすおおみかみ)が
まつられる三重県の
伊勢神宮(いせじんぐう)を筆頭(ひっとう)に、

下社秋宮

明治天皇(めいじてんのう)がまつられる
東京の明治神宮(めいじじんぐう)などが有名です。


「宮(みや・ぐう)」と名のつくところも、
一般的に神宮と同じく皇族と
関係の深い神社です。


こちらは親王(しんのう)と
呼ばれる天皇家(てんのうけ)の
男子を祭神としています。


また、歴史上の重要(じゅうよう)な
人物をまつった神社にも、
伝統的に「宮」がついています。

有名なところでは、
徳川家康(とくがわいえやす)を祀った
「東照宮(とうしょうぐう)」や、


菅原道真(すがわらのみちざね)を
祀った「天満宮(てんまんぐう)」が
あります。



先ほどのお姉さんに聞いてみたところ
「今回参拝したところの「下社秋宮」のほか


3ヶ所(全部で4ヶ所)に
鎮座しています」


なぜか、今回、何も知らずに
「下社秋宮」に偶然来てしまったが
他の3ヶ所も、いずれ参拝させて頂くつもりです。

相撲の土俵

とのことで、確認したところ
上社本宮に「建御名方神」
前宮に八坂刀売神、


下社春宮、秋宮は御二柱の神に加えて
八重事代主神をお祭りしているとの事。



諏訪大社の神さまは昔から
「諏訪大明神」、「お諏訪さま」と
親しまれ、


雨や風、水の守り神としても
信仰も古く、国土開発、農耕生産


開運招福、交通安全の守護神として
篤く崇敬され力の強い神様であった事から


勝負の神、軍神としても
崇められているそうです。


上社は守谷山をご神体として
下社春宮は杉の木、
下社秋宮はイチイの木を
御神木として仰いでいます。



7年に一度行われる天下の大祭、御柱際
(おんばしらさい)は有名です。



樹齢150年を優に超えるモミの大木、
山の中から選ばれた16本のモミが


御柱となり、里に曳き出され、
7年目毎の寅と申の年に諏訪大社の
社殿の四隅に建てられます。



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信濃國一之宮 諏訪大社
四社まいり

上社本宮:長野県諏訪市中洲宮山1   tel 0266-52-1919
上社前宮:長野県茅野市宮川2030    tel 上と同じ
下社秋宮:長野県諏訪郡下諏訪町5828  tel 0266-27-8035
下社春宮:長野県諏訪郡下諏訪町193  tel 上と同じ

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奈良井宿へ

諏訪大社周辺

車は駐車場を出て次の目的地である
「奈良井宿」へと向かいます。



大社から3差路の道路へと出ようとすると
いきなり止められてしまい


どこへ行くのか?と聞かれたので
「奈良井宿です」というと

画像の説明

まっすぐ行けば近いのですが
「工事中で行けません」とおっしゃる。


親切に教えられた右方向へ進みます。

やはり、田舎は親切!


しばらく走ると
塩尻市内を走ります。


国道20号線は少々渋滞気味ですが
そのまま行くと
自然に国道19号線へ入りました。

あとはこのまま行けばOKのはず。


10分ぐらい行くと
右手には「ぶどう畑」が多く見られました。


長野県でも結構多くのワインを
作っているのが分かります。


途中、道の駅があったので
ここへ入ることにしました。

道の駅公園の看板

案内どおり、左へ入ると、
なぜかゴルフ場へ到着。


なので少し戻ると
車と建物が見えて、ようやく
「道の駅・小坂田公園」に無事到着。

道の駅・小坂田公園

大事な所には案内看板が無かったので
間違えたようでした。


「ん〜・もう〜」「かなわん・かなわん!」


建物は階段を上がっていくようなので
ここで一瞬躊躇!
足の悪い奥さんにはキツイ!


他にも足を引きずりながら
登っている女性もいて
気の毒です。

道の駅・小坂田公園



階段を上がる道の駅は
「なんだかな〜」と見上げながら
でも頑張って上の入り口に着きました。

中は都会風で
ワインなどがメインでしたが
野菜などもありました。


ここでは、フェルトで出来ている
小さなダルマさんと、お菓子を購入。

道の駅店内



店を出て階段の上から見ると
公園で緑が多くある。


トイレの案内の絵が可愛いかった。


さあ!出発です!
簡単に国道19号に出ました。


ナビを見ると、あれれ? 今度は
逆方向に進んでいます。

トイレ男子
トイレ女子












やっぱり分かりにくい。
国道の次の赤信号機の所でUターンして
ようやく正常レーンに乗れました。

危なく塩尻へ戻ってしまいそうでしたが
うるさいナビのおかげです。



やがて信号もなくなり
スイスイと時速80km近くで
流れています。


時刻はすでに12時を過ぎていたので
どこかで昼食を取らないと!


道の駅らしきものが右手に見えたので
ここへ車を止めました。

くらしの工芸館駐車場



ここには3つ建物があり、大きな建物には
「くらしの工芸館」とあります。


その下には「木曽漆器祭」と
「奈良井宿漆祭」の文字があります。


なので奈良井宿はすぐ近くと
いうことが判ります。

漆工芸館

中にへと入ると
うるし製品が展示販売されていましたが
どれもこれも、高級品で値段も
すこぶる高かった。


確かに漆のよいものは高額ですが
製品も素晴らしい。


といっても、我が家には江戸時代の
焼き物が多くあり、必要無かったので
見学して楽しんだ。

販売

お椀・めんぱ・漆食器・タンス類と
木のおもちゃ・箱物等の
ありとあらゆるものが置かれている。


高さ40cmぐらいの漆の中樽などもある。
古い「漆掻き」の入れ物があれば
買いたかったが当然無かった。


普通桜の皮などで
軽く作られているのだが

うるし桶

ほとんど漆で覆われていて
丈夫になり、まっ黒くなっている。


古いものは花入れとして使うと
最高なのです。


良い物は滅多にあるものではないので
半ば諦めているが、欲しいものの一つ。

サッと回ったあと、横の出口を通ると
何と、意外にも中庭になっていて
販売テントが張られていました。

中庭


今日は土曜日なので、お客さんで
混み合っています。
それに漆祭ですから当然です。


ここでは、「五平餅」や「とうもろこし」
山の恵みの「煮物」、「ナッツ類」
「お寿司」などが販売されていました。

テントでの食品販売

早速、お寿司を一つ購入し
臨時の椅子に座り
2たりで半分ずつ頂きました。


食事が終わったあとは
中庭のお店を見て廻り


布の敷物セット(5枚で200円)を
購入することにしました。

昼食

いろいろなデザインのものがありますが


一番シンプルでハデなグリーンと
ブラックのものに決めました。



こんなに安いのは、近所のおばあちゃんが
作ったものと思います。


そのあとは、再度、工芸館には入り
じっくりと見て廻ります。

うるし工芸館

2階に有った「もみじ模様の入れ物」が
一番良かった。
「文庫寿光 もみじ」と書かれている。


赤や緑などの色がなく、
モノクロトーンが素晴らしい!


実にゲージツ的で惚れ惚れする。
「この世にこんな美しいものが
あったなんて〜」 「ブラボー」ですぞえ。


値段は?
「オーマイガー!」


値段を見たら、780000円。
78万ですぞえ。

うるし塗り容器



ものも良いけど
値段もよろしい!


ボンビー人には無理だけど
「見られただけでも幸せもんや!」


これを作り上げた職人さんは
どんな人なのかな〜と気になります。


舛添さんなら
きっと、かいますぞえ!




工芸館を出たら野菜などを売っている
建物へ入り、「さくらんぼ」を購入。

さあ!
奈良井宿まではあとわずかです。


国道にでて5分も経たないうちに
奈良井宿の看板があったので


そこを右に曲がると
交通整理のおじさんに止められてしまった。

道の駅駐車場

お祭りなので、車は入れませんと言われた。
お祭りの日に重なってしまうとは最悪かも。


「今日、民宿へ泊まるんですが〜」


おじさんは「僕は地元の人間ではないので
よくわかりませ〜ん」


「そんじゃ〜 奥で聞いてみてください」
と言われたので進んで行った。

道の駅奈良井

他の人たちは皆、歩いているけど
まあちゃんの足はどだい無理。



そのうち、奈良井駅に着いてしまったが
止める所は無いと言われたので、
国道19号線まで戻ってから先へ進んだ。


なんでも
道の駅なら止められるかもしれないと
教えてもらい、川の方向へと曲がる。

前の案内看板



橋を渡ると、また止められて
少し、待てと言われた。

「オイオイ・またかよ」と
思ったのもつかの間で


1台が出たらしく、すぐにOKとなる。


進んでいくと駐車場と古風な建物があった。


ようやく車を止める事が出来た。
「めでたし・めでたし奈良井宿」

側道の上の野草

「やって来ました
木曽・中山道は 奈良井宿」


到着した所は「道の駅・奈良井」


もうここからは宿まで
徒歩で行くしか無いそうだ。


それは分かっている。
分かっているがここまで来るのに
けっこう大変だった。

地下道へ向かう道



小さな道の駅にちょっと寄ったけど
特に買うものは無かった。


時計は15時丁度。
民宿へ入れる時刻なので
軽くしておいた荷物を持って地下道をくぐる。


2つのバッグは釣り用の
コマセ入れだがビニールで出来ている。

地下道

コマセは入れた事がなく
普段のスーパーの買い物用で超軽い。


地下の上は、JR中央本線の電車が通る。
観光の人も多く、ついて行き、左に曲がると
古い家々が並んでいた。


もうそこが奈良井宿だった。
後ろを振り向くと奈良井駅が見えた。

奈良井宿

距離にして100mほどで
こんなに近いとは思わなかった。


ここは新潟の塩沢宿と違い
車は1台も通らせないようで
力の入れようが違っていた。


道が狭いので車が通ると
困ってしまうが・・

宿

街道の道はコンクリートに
小さな砂利を混ぜてあり
とても歩き易い。


これなら車イスでも問題無い。
実際に車イスの人も見かけたが・・


宿の正面は山があり
右側も山。


左側には中央本線の線路と
奈良井川が流れている。

その向こうが国道19号で
あちら側も山になる。

下がる家



土地の特徴として右の山側の家は、
奥が徐々にせり上がり、



逆に道の左側の家は奥へ行くほど
土地が下がっている。


とにかく、狭い土地なのだが
江戸の昔には千軒ほどの宿が
あったというから、

画像の説明

当時から日本一長い
宿場町だったであろう。


今でもその長さ1kmもあり
日本一だそうだ。


ここを歩いていると、初めて歩くのに
なぜか懐かしい思い出が蘇る。


遠い昔の景色と重なり、
ほぼ昔と同じ江戸時代にいるような
気分になれる気がする。

画像の説明



めぐる季節とゆっくりと流れる時間のなかで
木曽だけがもつ不思議な安らぎを感じる。


大都会シゾーカを離れて、人恋しさが募る宿場。


木曽路のいそがない旅を今、実感している。


この古い町並みには、
花よりも緑が合っている。

ポスト
可憐な白い花









画像の説明
カフェ















味のあるガラスや千本格子には
緑がとても良く映える。


歩いていて嬉しいのは
看板があることです。


江戸といえば木板の看板が主流で
くし屋・大小看板・漆器屋・めし屋等。


これらの看板がなんとも
時代を感じさせてくれる。



くし屋看板
大小看板









画像の説明
福助









くし屋赤看板
越後屋

















歩いているとやはり
骨董屋さんがあったので
寄ってみると女性が中に一人いた。

骨董屋さん

面白そうな商品もあったけど
店内はとても狭く、お客さんが大勢
入って来たのですぐに出てしまう。



しばらくすると、人だかりが出来ているので
何だろうと覗いてみると、そこには
猫ちゃんが着物を着て座っている。

ミーコ

大勢のカメラマンのおばさん達が
写真を撮っていた。


ネコもいい顔をしながら
満足そうな表情で旅人を
軽〜くあしらっている。


しばらくすると飼い主らしき人が服を
着替えているのだが
嫌がらず、スンナリと着替えてしまった。

ミーコ
ミーコと旅人?











このネコちゃんは、名前をミーコという。
実は後で判ったが・・

ミーコの寝顔

おそらくこの奈良井宿の
マスコットなのか?


小さな角木にお座りし
愛嬌を振りまいている。

人気者の「ミーコちゃん」でした。




さらに歩いていくと
なぜか?「静岡のお茶で〜す」と


若いお姉さんが小さな紙コップで
お茶を勧めていたので
一杯飲ませてもらった。


あま〜い新茶の香りが
口一杯に広がり、静岡茶が
こんなに美味しいとは知らなかった?
はずもないが・・・

静岡茶

「静岡のお茶は美味しいんだね」
といいながら

お姉さんの笑顔につられ
1袋買ってしまった。


1袋1000円で100グラム入っていたので
良心的でした。


登り旗には「ふくろいの新茶」と
書かれていたような気がする。


そういえば明日の日曜日は
お昼頃に、この街道は
お茶壺道中でにぎわうことでしょう。

それにしても今日・明日もお祭りの為か
観光客が多い。


大勢で横一列で歩く人もいたりで
かなり混んできた模様。

商い中



その上、カメラを構える人が多いのは
理由がありました。


祭りの間、写真コンテストが
行われていることがポスターを見て判明。

さて!先をいきまする。


「松屋茶房」の看板には
春夏冬中と書かれているが・・


もうわかりました。
秋が無いので
あきない中。

草で作ったバッタ

営業中ってことですな。


「鎌とお椀」の絵がある看板は
「かまわん!入れ」の意味になる。


江戸人の心粋の表れでしょう!


あるお店の入り口のところに
草で作った「バッタ」と
草で作った「カエル」がありました。

草で作ったカエル

まるで生きてるようなものは
昔の人しか、作れんでしょう!


「お見事!」

「あっぱれ!」


こんなものを見ながら
風情を楽しんでゆっくりと
歩くのもいいもんです。


それにしても昔の人は偉大だった。
家つくりのこの有り様は
見事に統一されて美しさが際立つ。

平家

今の時代のごちゃごちゃした
屋根なんて無いし、落ち着いた配色。


日本人の洗練された家つくり。


こうした家を作ったのは
棟梁と大工ということ
忘れちゃ〜いけません。


設計士は不要でした。
というか、いませんでした。


奈良井宿
画像の説明









徳利屋郷土館
外壁














当時は火事が多かったから
すぐに、建てられるように
規格が決まっていたのも素晴らしい。

越後屋さん



これらの家々は
まるで美しい美術品のようです。


世界三大芸術と言えば
中国の皇帝の(古い茶器・陶器)、印象派の絵、
そして日本の浮世絵となる。


その印象派のモネと、オランダ出身の
ゴッホは浮世絵のコレクターとして
有名ですが、


その中の「おおはし、あたけの夕立」の
油絵模写が有名です。


僕もアムステルダムのゴッホ美術館で
この絵を見たときは本当に驚きました。


そして、浮世絵の膨大なコレクションも
展示されておりました。


浮世絵が西洋の絵に多大な影響を与え
西洋人をうならせたのは
間違いないことでしょう。


ゴッホの愛した浮世絵は
日本の心を象徴しているようです。

歌川広重・おおはしあたけの夕立



「おおはし、あたけの夕立」は
視点が上からの構図であり、


見た目視点の西洋画法とは大きく異なり、
西洋の画家に衝撃を与えたようです。

浮世絵の中には気持ち悪いものも
有りますが、歌川広重などの
大胆奇抜な構図や江戸名所絵の一大連作等。


春夏秋冬の四つの部に分けられ、
四季の折々に見せる江戸の
素顔を描き出した一連の作品には、

生まれ育った江戸の町に対する
広重の深い愛着が感じられます。


そんな浮世絵ですが
印象派の数十億円の絵と違い


数万で買えるのでもっと
利用したいものと思います。

IMG_8854.jpg

江戸と版画は付き物。
江戸芸術である版画を販売する
お店があるかと思ったけど


奈良井宿では
ちょっと見つけられなかったのが
残念!


今こそ、日本人は江戸を
「心のふるさと」にしたいところです。

画像の説明

今日は随分と歩いたが
最終まで行か無いうちに
まあちゃんの足が止まってしまいました。


もうこれ以上、一歩も歩けないという。


残りは明日にもう一度
挑戦することに。


足が痛む上にしびれて
全く感覚がなくなってしまったというので

見かけた人力車

人力車を頼むことにした。
休んだ場所が、ちょうど申し込み事務所の
目の前だったので、お願いしたら


今は出ているので
待っててくださいと言われた。


5分で戻るか30分か?
全く分からないらしい。

乗った人力車

椅子を2つ用意してくれたので
待っていたら


座って3分もしないうちに
人力車が戻ってきた。


一人300円と言われ
早速、600円を支払い
乗せてもらった。

人力車上から見る

初めて乗る人力車は予想以上に
高さがあるので見晴らしが良かった。


ただ、後ろに転びそうで
少々怖い感じがする。


のんびりと写真を撮る人が多く
なかなか進めず運転手さんが
困ってしまう場面が多かったが

人力車上から

今日の宿泊場所近くで
降ろしてもらった。


少しは足も回復したようで
なんとか歩いている。


今日の宿泊は「いかりや町田民宿」で
ドアを開けるとご主人が出迎えてくれて
荷物を持ってくださる。


奥へ奥へと歩いて行き、
階段を上がる。

いかりや町田民宿

そして又、奥へ奥へと進み
行き当たりまで行ったところが
本日の泊まる部屋だった。


というのも、ベッドのある部屋を
申し込んであるからです。


窓からは隣の家の屋根だけが見えていた。


ご主人は親切で、地図をくださったり
いろんなことを教えてくださった。

宿泊部屋

隣は今は住んでいないらしいが
古くなり屋根を破って松の木が育ち
松の落葉がすごくて困っているらいい。


「窓は左側を開けてくださいね」と
決められてしまった。


ご主人が出て行ったあと
テレビをつけてみたが
23インチテレビは普通サイズだけど


あまりにも小さく感じてしまい
気がついたら真ん前に座っていました。

窓からの風景

慣れとは怖いものです。


窓からは隣の家の屋根が見えているので
反対側の右側にしてみたら、


山や松、もみじ、その他の緑が見えて
青空まで見えていた。


ご主人指定の反対側に
窓を開けた。

夕食

ご主人は余程、隣の松の木を
見たくないんだと判明。


お客としては、誰でも
屋根よりも綺麗な風景のほうが
良いに決まっている。


「ごめんなさいね!
ご希望に添えなくて!」


5時頃になり
お風呂へ行った。

朝食

男湯と女湯は別々になっていた。
中に入ると脱衣所と洗面2つある。


洗い場は二つあり、
湯船はお大きくて家庭の3倍くらい広い。


湯船はプラスチックみたいで
家庭用のようだが・・


体を石鹸で洗ったので、入ろうとしたら、


「アッチッチ〜」となってしもうた。


なんでこんなに熱いのか
意味がわかりません。


危なく火傷するところだった。

食堂

せんを引き抜きながら
冷たい水を入れた。


ちょうど良い湯加減になり
入ると広くて気持ち良い。


「気持ちヨカ〜!!」


僕は温泉やお風呂が好きではないが
こんなにも気持ち良く入るのは
きっと初めてのことと思う。


足を目いっぱい広げてみたが
何処にも足があたらないほど広かった。


夕食は6時半から食堂に集合し、
ご主人が料理の説明をしてくれた。

相席の隣の若いご夫婦は
東京から電車で来て、塩尻からは
無料シャトルバスで来たそうだ。


観光協会?のサービスがすごいですね。


しばらくすると
左横のテーブルへ男3人集が座り、
ご主人に冷えたお酒を注文していたが
冷えたのは無く、常温しか置いてないらしい。


それでも、おじさんは頑張ったが
ないものは無い。


これだから年寄りはイケン!
しばらくしたらマス酒を飲んでいた。


ちなみに僕はビールでもたくさん飲めないので
カンビールを1本注文した。


料理?


「なんだかな〜」


ご主人が来るまでは
アワビだと思っていた鯉の甘煮は骨がすごくて
食べられなかった。


子供のときサバの骨が喉にささり
父が病院まで運んでくれた思い出があり
それ以来、魚の骨は極端に怖い。


馬肉の刺身は今イチだったが
牛肉はそれなりに美味しかった。
エビの天ぷらもうまかった。


翌日の朝食はとても美味しかったし
コーヒーもおいしかった。


ここのご主人は奥様とともにとても気さくで
親切で一生懸命やってくれる。
感謝してます。

綺麗なお花

8時頃には民宿を出て
一度荷物を車まで運ぶことにし、


僕が2つの荷物を運び、足が悪い彼女に
宿前で待っていてもらった。


奈良井宿の朝は皆忙しい。


玄関前を皆がそれぞれお掃除し、
植木などを家前にセットしている。

かご

今日はお祭り最終日。


お昼には、この街道でお茶壺道中がはじまり
そのときは観光客は通行禁止になるらしい。


9時頃になると、もう観光客が歩き出し、
写真を撮りまくっている。


漆漆器屋さんの前では店の店主による
わっぱ作りの実演が始まっていた。

わっぱ作りの実演

薄いヒノキ板をお湯で温めて置いて
型に沿って一気に丸めてから
木で作った道具で仮止めておく。


「なるほどね〜」


コンロはキャンプ用の
平たいガスコンロを使っている。


家の前につる下がっているのは
大きな丸いわっぱのようなものだけで
いささか寂しい。

店の前には丸いものが、ぶら下がる



しばらく行くと、2軒目の骨董屋があったので
入ってみると鯛の京焼があったので
気に入り購入しました。


これは丸い水滴で、大きめのもの。
下側が少しすぼんでいる。


水滴は僕がコレクションと言えるほどでは
ないけど、好きで集めている。


すでに30個近くあるかもしれない。

2軒めの骨董屋さん

店主のお兄さんは、静岡で良く見かける人で
話をしたら、おまけをつけてくれた。


「今夜はこれで一杯やってくださいまし」と
言いながら色っぽい杯を一つと、奥さんにはこれを
と言いつつ、小さな大黒様を入れてくれた。


海野宿の骨董屋さんとはかなり違い
優しかった。


そのあと、「上問屋資料館」が右手に
あったので入ることにしました。

上問屋資料館
上問屋資料館













この家は「木曽路奈良井宿」にある手塚家住宅で
1602年から明治維新までおよそ270年間継続して

玄関を入ったところ

問屋を勤め庄屋も兼務したとある。
その長い間に残された古文書や日常生活に
使用した諸道具等を展示してある。



ここで新ためて、「木曽路奈良井宿」
説明すると


奈良井宿は古く鎌倉時代から宿駅として
その名を広く世間に知られていた。

玄関内照明器具

中山道六十七宿の内でも屈指の大宿で、
俗に奈良井千軒といわれていた。


時の流れによってその形体は少しは変わって
ゆくが、奈良井は現在でも昔の面影を残して
いることは全国でも稀にみる貴重な存在で


昭和53年5月31日付で、国の
「重要伝統的建造物群保存地区」に指定され
永久に保存されることになった。

画像の説明

むかし宿駅には幕府の役人や諸大名その他の
旅行者用として、幕府の定めた一定数の
伝馬(宿駅用の馬)と歩行役(人足)を


常備しておいて、旅行者の需用に
応じたのであった。


木曽11宿には1宿について25人の歩行役と
25疋の伝馬を用意していたのである。


この伝馬と歩行役を管理運営していたのが
問屋(といや)である。

土間奥

問屋の下に数人の年寄役があってこれを
補佐したのである。


一歩中に入ると上には亀甲文様の
照明器具が下がっている。
この家になんとも合っている。


「素晴らしい!」

これだから古い家が好きなのです。

木製なのか金属なのか分からなっかったが
木のように見える。

土間

玄関を上がると左のスペースに
大きな囲炉裏があり、その向こうに
馬がいたところなのか?


いや、25頭も馬が入るほど広くはないので
馬は別のところにいたのだろう。


しかし、この土間の板壁は良かった。


囲炉裏の木枠がとても細いのは
大きくするためとスペースの関係でしょうか?

かえってそれが味のある空間となり
上にはぶっとい梁が通っていた。

囲炉裏が・・

入り口の右にも部屋があるが、
今はここへ入らずに
奥へ進んでみた。


右側には中庭があり、2〜3本の緑が
安らぎを感じさせてくれる。


それに明かり取りにもなっていて
広がりを感じさせてくれている。


町家風で、その奥にも緑が見える。

中庭

その奥の部屋は
明治天皇が木曽路巡幸の際、


お食事(お昼)を召し上がられた
と書かれていて、入れなかった。

こんなところこそ
入れば一層の感慨が湧くというのに
残念な考え方が残念でゴワス。

行在所




奥にも庭があり、
右へと回ると和室が2部屋あり、
書や当時の生活道具などがある。





奥庭
画像の説明









書
帳場箪笥









和室
当時の生活道具









屏風
お花
















先ほどの囲炉裏の隣り部屋に
戻ってくると大きな屏風や
階段箪笥などがあった。





当時の生活用品
囲炉裏









階段箪笥
ここにも花が・・









二階
2階からみる街道















2階へ上がってみると
予想どおり街道が見られる



上問屋資料館をでたあと
道路際に「靴べら」があったので

画像の説明

「僕がコレいいんではないの!」
とかなんとか言ってたら


店主が出てきて、
「試し用があるのでどうぞ!」と


渡してくれたので「まあちゃん」が
足に添えてみた。


以前、、川根で2000円近くで買った事があるが
すぐに、割れてしまった。

その木はひのきの薄いものだったので
接着剤で付けたもののまたダメになった。

お店

今回のコレは重い木なのでケヤキなどの
広葉樹だろう。


それに割れないように厚くて
作りも丈夫そうだ。
それに漆を塗ってある。


値段をみたら850円と半額くらいで安い。
上には穴があり、ヒモが通してあるので
よさそう。


「即!買うことに決定!」

長い木の靴べら



店主が中心辺りに紙を包んでくれた。


「やった〜」
「おめでとうございまする」


しっかりと重いのでこれなら
簡単には壊れないだろう!


満足感に浸りながら
僕たちはこれから新潟の
じょんのび庵を目指して出発します。


今回、見られなかったところも多かったので、
又いずれ来ようと思います。


時刻はもう10時を過ぎていましたが
静かに奈良井宿をあとにしました。

奈良井宿










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中山道木曽路 奈良井宿
(日本一の宿場町)

観光案内所:〒399-6303
      長野県塩尻市奈良井宿
      tel:0264ー34-3160

アクセス:
     車の場合
     中央道 塩尻IC下車 国道19号 奈良井宿(約40分) 

     電車の場合
     塩尻駅から JR中央本線 奈良井 (約20分) 

     名古屋から JR中央本線特急 木曽福島(約85分)
           木曽福島から中央本線 奈良井(20分)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






新潟へ




車は国道19号線へ出て
中央道塩尻ICへと入ります。

国道19号から

途中、ゴロベーさんから電話がはいり
向えの家が空いたので小屋の整理のため
何でもいいから欲しいものを上げるという。


「今、向かっているので明日にでも
電話入れますね」といって切る。


高速道路では何時ものように
筑北PAで休みます。

ココはお店が無いので、いつも空いている。

筑北PA

トイレ棟の裏山では「ジージー」と
春ゼミがたくさん鳴いていている。


休んだのに体がだるく
眠気が襲ってきて、頭がボ〜ッとしてきた。


実は、慣れないベッドと、
掛け布団がガサゴソとうるさくて
ほとんど寝られなかったのだ。


豊田飯山ICを降りて頑張って走ったけど
飯山の「道の駅ねんりん」辺りで限界になる。

春蝉が鳴いている山

少し寝ることにし
少し窓を開けてシートを倒す。


いつの間にか二人とも寝てしまった。


横に止まっていたバイクの集団の人たちが
20人程が戻ってきて、エンジンを掛け始めたので
「ドドドッー」というど太い音で目が覚めた。


「あの車何してんだろ?」


「寝てんじゃね?」


などと聞こえてきた。


15分ぐらい寝たのだろうか?
頭はすっきり、寝覚め爽やかになった。


時計は12時30分を過ぎていて
いつもより、かなり遅いペースか?


走りだしたがバイク集団は
一台も見えなかった。

お昼は「スーパーハラシン」内で
パン一つとコーヒーで済ませ、
いつものように買い物。

スーパーハラシン

僕だけは、横の「コメリ」で散歩。
特に必要なものも無いので


新しいものやおもしろい物をチェックしたりして
歩きながら約30分を過ごします。


いい運動になって、血糖値が下がります。


ガソリンを入れて「じょんのび庵」に
着いた時は2時近かった。

じょんのび庵



とりあえず、今日はのんびりして
昨日の疲れを癒します。


天気予報によると
ここ当分晴れの天気が続きそうなので
良かった。


しばらく畑の花などを見ていたら
長助の母ちゃんがきて
お宅の下の畑に「野いちご」が沢山あるヨと
教えてくれる。

トゲのある木



今まで、トゲのある木をバサバサと
切ってきたけど、それが「野いちご」と
判明したのには驚いてしまった。


「痛くてカナワンな〜」と思っていたのに
急に好きになってしまった。


よく見たら、オレンジ色の可愛い実が付いている。

黄苺

つまんで口にいれると野生のイチゴの
甘ずっぱい味が広がった。


この木は直ぐに伸びてしまい
切ったと思ったら、直ぐに道路側へ飛び出るので
しょっちゅう切っている。


それほど生命力がある木なので
何だろう?と長いこと
思っていました。

紫蘭



困った木だと思って、根こそぎ切っていたけど
こんどは下側の畑に逃げたようだった。


長助の母ちゃんには「いくらでも
食べてくださいね」といっておいた。


しばらくすると、白いお花を
どっさりと持ってきてくれた。

裏にあった花

これは初めての花で何だろう?


長助の母ちゃんはお花が好きで
必ず持ってきてくれるので
とてもありがたい。

早速、奥さんが白い花瓶にいれて
飾ってみた。

長助さんちの花



今日は特別にやることも無いので
途中の「道の駅小坂田公園」や
「奈良井宿」で購入した物を出してみた。


その時ははわからなくても
あとで評価が変わることは
当たり前のようにあるのだが


今回は如何に?


箱には京焼鯛の文字がある。

鯛の水滴

恐る恐る取り出してみたが
結構いけてる!


普通の水滴よりは
かなり大きめで見た目も迫力がある。


それに、まん丸の中に鯛の絵とは
これもちょっと奇抜で面白い。

鯛の鼻のところが水の出口になっていた。

鯛の水滴
画像の説明











愛嬌のある鯛になっている。
「おまけ」にくれた杯も男用で
女性には使え無いかも。

おまけにもらった杯と大黒様?

色っぽい杯で普通の物より高さがある。
横の小さなものは大黒様か?


米俵に乗って打出のこずちを持っていれば
大黒様。


釣竿や、鯛を持っていれば
恵比寿様なのだがよく見えない。


おそらく大黒様でしょう!


次に取り出したのは
「フェルトのだるまさん」

だるまさん


フェルトの作りなので
立ってはいるけど
7転び八起きはしない。


でも結構可愛い。


これは「道の駅小坂田公園」で200円で購入したもので
レジのおばさんが「カワイイ〜」と
声をあげていた。


赤い細い糸が付いているけど
どこに飾ったらいいのか迷ってしまう。


とりあえず、ちじみタンスの上に置いてみた。


今日は、先月購入したMDで
スピッツなどを聞きながら、のんびりしているが
明日はチョット忙しい。





ハーブティー


翌日、部落のゴロベーさんに電話すると
直ぐ来いというので出かけて行った。


向かいの家の大きな物置小屋に
ある全ての物をかたずけるので
何でも欲しい物をくれるという。


めぼしいものは特に無かったが
小さな小箱(引き出し付き)や

カゴなどをいただきました

古いけど綺麗なカゴ、古いはかり、
種植え用クワ、それとスコップなどをいただいた。


そのあとゴロベーさんの畑の
ハーブをいただいた。


それは30cmほどに伸びたもので
おかみさんはバジルか?といっていたが
それはペパーミントだった。


かなりのペパーミントが畑を占領していて
いくらでもくれるというので


じょんのびに植えるもの用と、ハーブティーに
するものを頂いてきた。


植えるのは日が落ちた夕方の
5時頃に植えることにして、


ケヤキ板を購入するために
「けやきの里」へ出かけた。

けやきの板



小さな板なら1枚50円とか100円の
値段がついている。


1.5mほどの長いものが400円だった。
この日は10枚近く購入して1500円。

ジャンボエンチョーとは
比べられないほど安いので助かる。


明日は、この「けやき板」を切るつもりです。

ペパーミントの苗を植えました

ゆう方、いただいたクワで畑の土を起こして
ペパーミントの苗を植えました。


葉はあかるいグリーン色で
すがすがしい。


バケツ2杯分の水をかけておいた。
「元気に育って増えておくれ!」


そのあと別の葉っぱを
急須に入れて待つ事じっと3分。

ペパーミントの葉

ペパーミントのハーブティーは
どんなんものか?


透明な耐熱ガラスコップにいれて
飲んでみた。


とても爽やかな味がしてとってもクール!
本物の優しい味がする。


僕はジャスミンティーが好きで
ペットボトルの市販品を
時々買って飲んでいるが、奥さんは嫌いらしい。

画像の説明

ミントハーブティーを今回、
初めて飲んだが、ミントなのにまろやか〜!
これなら誰でも飲めるだろう!


無農薬なので味が生きている感じ。

飲む前からミントの香りが広がり
色は爽やかなイエローで、お茶とも違います。


それに香料では出せ無いこの味が
素晴らしい!

画像の説明



ゴロベーさんの畑にはペパーミントが
あんなにあるのに飲んだことが無いみたいで
もったいないな〜と思う。



「苗を見るだけで楽しいのかな?」
その気持ち解ります。


それに虫よけにもなるみたいで、
他の野菜たちの為に植えているのだろう。

ポット

とにかく、これで時々我が家では
ハーブティーが楽しめるので
嬉しくなってしもうた。


ちなみにホームセンターの演芸コーナーで
調べてみたら、ペパーミントといっても
かなりの種類があることが分かりました。


種類によっては
お茶になりにくいものもあるので
苗を買うときには注意が必要です。


ちなみに頂いた苗は「モヒートミント」
いう種類で、これが一番香りが良かったです。


また小さな字で「スペアミント」とも
書かれていました。

ハーブティー




「ゴロベーさん!
ありがとうございます」





ロボット


今回、オール木製のピッコロボ風を作ります。
ダンボーなども歩くけど
これは歩かず、木で作るだけですが・・


前回は、完全オリジナルデザインで作り、
光と音で随分と工夫してみましたが、
「音がうるさ〜い」と


奥さんに怒られたので、今回は音なし
、光なしで作ります。


今回はピッコロボのパクリ版といきまする。



まず、厚めの白い紙に絵を描き
ハサミで切り取りました。

紙に図案を描き切り抜きました



これを木に写してから
木を切ります。



でもその前に、
しなくてはならない事がありました。



スライド丸ノコが、
最近90度に切れていない事を
思い出したからです。

丸ノコ調整



これを直さずには始まら無い!


当てがう金具が丸刃と直角になってい無い。


微妙にずれていて、89度ぐらい?に
切れてしまうので何処か調整が必要になった。


とりあえず、3つある金具のネジを緩め、
右側を押してみたら『ズルッ』と
動いたので「はは〜! こいつだな〜」と


犯人が解り、意外にも簡単に直りそうな気配!


90度の物差しが見当たらないので
ダイソーのL状の金属金具を当ててみた。


やっぱりずれている。
「ずれておりますぞ〜」


刃に直角になるように、ネジを調整しながら
車用のレンチで締め上げた。

丸ノコ刃と当て金具を90度にします

「やりました!」
見た目では無事に直り、成功か?


早速、玄関前に持ち出し、
幅広の長い板を試しに切ってみた。


やっぱりOK!
見た目では約90度の直角に見えます。


で、ジグソーなども持ち出し
切り始めました。


一応3匹分を切り取るのに
結構な時間がかかりました。

形に切り取ります

そのあと、接着剤を使い
ネジも使いましたが


腕などは、細いので、使うネジの太さと
同じ太さの前穴を開けておけば
木が割れずに済みます。


組み立て前に木にはペーパーヤスリで
角を丸く成形しておいてから接着します。

組み立て後

接着したらクランプで軽く
締めておきました。


これで強力に接着できます。


目は、顔の大きさの木を切り抜き
接着しましたが、形がイマイチなので


2匹目はそうやらないで
直に目をドリルで少し穴あけしました。
そのあと、塗料で目を黒く塗り完成!

2匹完成

3匹目は形や大きさを調整して
もっと良くするつもりです。


じわじわやって
いいものを作っていくのが僕のやり方!


あまり期待は出来ませんが・・





ガラクタ市



長助の母ちゃんが、夕食の煮物のおかずと
新聞のチラシを持ってきてくれた。

明日の土曜日10時から柏崎市で
「ガラクタ市がありますヨ」と
言ってくれた。


僕たちが古いガラクタが好きなのを
長助の母ちゃんは知っているようだ。


チラシには市役所の近くの諏訪町通りの
一角で行われると書いてある。


駐車場は市役所になっている。


ここは商店街らしく屋根があるので
雨天決行らしい。


もっとも、天気は良さそうなので
雨の心配はないが・・

田んぼの風景



翌日、早く出かけ、市役所に到着したが
商店街の場所がわからずに歩いていたが、
なんとなく違う雰囲気なので


車に戻り、ナビで地図をチェックしたら
やはり反対方向だった。


車で走り、ようやく諏訪町通りを見つけ
車は近くの指定場所へ行ったが、
満車状態で入れられず。

仕方なく空き地の駐車場があったので
そこに入れさせてもらった。

骨董市



よく見たら、お店らしかったが
「あとでなにか買うのでがご勘弁くだされ!」


そこからまっすぐ歩いていったら
もう商店街に出た。


こんなに早い時刻なのに
めちゃめちゃ人が多かった。


業者らしい販売者もいるが
フリマ感覚の人も多くて
人混みが激しくて、スムースに歩けなかった。

ガラクタ市での購入品



「まあちゃん」がちじみ布の桔梗を見つけ
あとで買うようなことを言ったので


あとで泣きをみるのは明らかなので
「ほしいなら直ぐ買うしかない!」といったら
直ぐに買い求めた。


2つあって、どちらかに迷った時は
両方買うのが僕の流儀。

ガラクタ市

これだと決して後悔しない。


歩き始めて気が付いたのは
新潟は太った人女性が多くて
すれ違いに皆さん苦労している。


焼き物を売る人、靴を売る人、
バッグを売る人、おもちゃの人、食品等
ありとあらゆる物が出ている。

商店街

昔の贈答品が多く、魅力的なものは
ほとんど見当たらなかったが、


それでも、ステンレスの小さねの網や
大きなタオルなどを購入。


それとドングリの小さなネコちゃんなど
全てまあちゃんが購入。


結局、僕は今回はいい物を見つけられず
何も購入なし。


それでも、ガラクタ市やフリマなどに
出会うとワクワクしてしまう。


因みに先月、静岡でガラスの器や
自在などを購入してしまった。

爽やかなブルーの水差しのようなものと
グリーンの1輪挿しのガラスなどで

持参したガラス器

静岡より新潟のほうが生かせるので
飾るつもりで、今回持参してきた。


一番下の平らなところに
小さな文字で作者のサインが入っていたので
ヨーロッパ系のものと思われる。


こうして後ろに光があると、
美しさが際立ちます。


品物はある人には「ガラクタ」であっても
ある人には「宝もの」になるので
そこが面白い。


そして古いものには、今では無い
力強さが宿っていたりしている。


ものは時間が経過することによって
良いものに変わったり、
悪いものに変わったりするのが不思議。


その中で、再現出来ないものに得に価値が出る。





十日町



十日町の途中にある
美味しいパン屋さんの「麦麦」
(ばくばく)に9時頃に電話をいれました。


いつも売り切れてしまうので
電話をして予約してから行ったりします。


電話にはお姉さんの明るい声が聞こえたので
「ホッ」とします。


いつも奥さんが買い、僕は車で
待っているが、今回は電話した僕も
お店へ入っていきました。


お姉さんも工場から出てきてくれて
久しぶりの再会で何時もの明るい顔が
見られたので良かった。


楽しそうに話していたら
旦那さんが、にらんだような気がしたので
お話はこれで終わらないとイケン。


クリームパンとヨムギあんぱんと
くるみぱん、オレンジピールぱん等
随分買ってしまって楽しみです。


庭に、ぐみの木の実が
いっぱい付いているので


いくらでも食べてというので
1つつまんで食べてみたが


そんなにおいしいものではなく
酸っぱかった。


ぐみ酒なんか作ったほうが
よさそうだ。


そのあと僕たちは
十日町のムサシにより、
シロアリの薬や、サプリを買ったり
してから、JAの「ベジぱーく」へ寄る。


ここでは大豆の味噌豆を2つ買いました。

美味しいパン



これは縄文の味噌豆とあり、
味噌と水あめなどで
甘しょっぱくなっていて美味しい。


大豆は体に良いというので
毎日大豆製品をとると良いそうだ。


一応買い物を済ませ
お昼には帰ってきて
美味しいパンをいただきました。


パンで昼食

午後からは下の畑のイチゴを
摘んでジャムをつくったり、


僕は馬鍬照明を取りやめて分解したあと
大きな壺をしまい、その代わりに
大籠をセットしました。


今まで見たきた武家風の町家の家より
やはり僕は素朴な農家屋が好きなので、

大籠

思い切って廊下に仕舞いこんでいた大籠を
代わりにセットしました。


右の大カゴより更に大きな籠で
若干大き過ぎかもしれないけど
当分はこれにしてみます。


馬鍬照明がなくなり
すっきりして良かった。

大籠

あと、やったことと言えば
和室8畳の「鉄の自在かぎ」を
「竹と木の魚の自在かぎ」に掛け替えました。


実はこの自在のひもが縄でバラバラに
解けていてどうしょうもなかったので
白いヒモを黒く染めてから取り付けました。

竹と木の魚(自在&br;&br;&br;&br;&br;&br;)

ヒモ色の結果はイマイチで、
真っ黒とはいきませんでしたが
まずまずで良しとします。


他にはテーブルに小さな四角照明をつけるため、
鉄の金具2本を折り曲げてから取り付けました。


高さはおよそ30cmほどで
イメージ通り出来ました。


この照明器具は本来オーディオ用で
パイオニア製のものを流用しました。

食卓テーブルに照明設備を

ネジは4mmのものを4本使い
違和感なく使っています。


これで食卓が明るくなり
一層美味しそうに見えるようになりました。


夕方には先月燃やし切れなかった杉の
枯葉を集め燃やしました。


今回の作戦は、二手に分かれて燃やし、
2倍の速さで処理することに。


1つは表の畑で集めたその枯葉の山を
奥さんがそのまま燃やし、


家の裏では、僕がドラム缶で
裏で集めた枯葉を燃やしました。

画像の説明

その為、今回は、「水バケツ」を2つ用意しました。


作業はあくまで風がない日でないと
危険です。


当日は全く無風状態で
全ての枯葉を処理することが出来ました。
おかげで処理作業は1日のみで完了!


「めでたし・めでたし」


汗をビッチョリとかいたので
シャワー後のビールも特別美味かった。

ビール用クール缶



明日は千寿温泉に入り
翌日、静岡へと帰りました。



今月もご覧いただき
ありがとうございました。



8月へと続きます。

広間を望む















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