ようこそ、じょんのび庵ZENへ。

古民家ぐらし11



2015年 10月



富倉そば支店

10月17日、天候と体調が回復したので
今年は最後の新潟へと出かけました。


二日前に新しい車が納車されたので
調子はどうか?と思いつつ走ってみれば


やはりパワーアップしていて
楽に走れるし、機能もかなり進化している。


豊田飯山で高速を降り、
「豊田飯山道の駅」では今、旬の「りんご」を購入しました。


まだ11時ごろですが
長野県飯山でお蕎麦を食べることにします。


入ったところは、117号線右側の
富倉そば支店。

店内



看板には「奥信濃まぼろしのそば処」とあり
ちょっと言い過ぎじゃないの〜。


と思っていたが、「まぼろし」とは
コレ如何に!


そばの香りが、今ひとつ足りなかったが
まずまずの味で、天ぷらがよろしい!
エビちゃんが2匹というのもウレピー!


つゆは少ししょっぱいが
出汁がすごく効いていたのでまあまあ!

山ごぼうの葉

「そば」と「つゆ」と「天ぷら」 の3拍子が
揃っている店はまず無いのが普通。


ここのお店の特徴は、
鍋倉高原で栽培した「山ごぼうの葉」を
つなぎに使用していることです。



美味しくお蕎麦をいただいたあとは
のんびりと、車は津南方面へと進みます。

十日町で食料品を調達し、
じょんのびアンには14時前に無事到着!

じょんのび庵

前の畑は、枯葉や枯れ草でいっぱいなので
明日はまず、それらを集めて処分する予定です。


なにしろ、今回は今年最後のじょんのびなので
やることが気になります。


to do リストを、ラミネートしてきてるし
いろんな事を少しずつ整理しなきゃねならない。


今年は雪が早そうだし、
11月は来ないつもりでいます。

画像の説明

今日は天気が良いので、敷きフトンを干して
お日様を当てます。



窓は全開にしてから掃除をしたら
しばらく休みます。


電機温水器の水は冷たいらしく、
18時ごろに、ようやく沸いた。


こんなに遅くなるのは初めてで
寒い証拠です。

ふとん乾燥機に・・・


布団を干した上にさらに
夕方からは「ふとん乾燥機」を60分かけて
おいたので暖かかで、ホッカホカ!
アッというまに夢の中!




翌日

画像の説明

天気は晴れ。


当分、秋晴れの良い天気が続きそうなので
助かります。


翌日から遊びに出かけたのでは
部落の、ばあちゃん達が嘆くのは
目に見えている。

そこんとこ、
ちゃんと考えておるんヨ!

部落のばあちゃん達は
暇というか、やる事がないというか


周りのご近所ばかり気にしているよう。

画像の説明

ましてや僕達が静岡から来るのを
手ぐすね引いて待っているようだ。


畑の草とか、葉っぱが
家の前にあろうものなら
気になって仕方がないらしい。


人の家なのに気にするのが田舎人なのだ。


それに、「何時何分に、誰それが出かけて、
何時何分に帰ってきた」などと言っている。

画像の説明

望遠鏡で見てるわけではないと思うが
暇人は、これなのでいかんヨ。


今日こそは、
静岡の「やめまいか精神」を・・


じゃなかった・・浜松の、「やらまいか精神」を発揮し
家の前の枯れ草を、ものの見事に
整理してやるわい!

画像の説明

という事で、玄関脇においてある
丈夫に補強した「レイキ」という道具を
僕は引っ掴み、玄関を飛び出ていった。

奥さんは竹の熊手と「てみ」を持ち
いき良いよく飛び出していった。


「やるで〜」見ておれよ〜。


腕が鳴るで〜

下の畑

このところの運動不足を
一気に取り戻し、

萎えた筋肉を蘇さなければ。


まずはレイキを引っ張り、
枯れ草を集め始めた・・


「腕が痛いの〜」とは
口がさけても言えね〜


何が文化だ!
何が文化の日だ!

杭に枝を支える



日本人が無くしてしまった
大和魂を今こそ取り戻さねば
日本があやうい。


明治の気骨ある日本人の
精神を師とし


神話を学び、歴史を学び
正しい歴史認識を元とせよ!


嘘で固めたチュウゴク・バカンコク
何とかならんのか?


今日のところ、そんな事どうでもよい。



取り除いたつる植物

作業しながら畑をよく見ると
細長い枯葉もあるし、もみじもある。



それにしても桐の葉は、やたらと大きくて
情緒というものがない。それによく落ちる。


それに比べると、家にもあったのだが
ブナの葉やモミジは情緒があるので
作業していても気持ち良い


今年、あんなに綺麗に咲いたモクレンの木に
つる植物がめったやたらと巻きついている。

モクレンにつるが巻きつく

「なんとかわいそうなモクレンさん」


ハサミで「つる」を切りながら
モクレンを自由に解放していった。



それに木が横に広がり
雪に押されてもこれ以上広がらないように


紐でグルリとまいてあげたり、
杭を打って枝を支えてあげたりした。


モミジの木に生えていた
「猿のこしかけ」キノコは
先月よりも大きく育っている。

画像の説明

そして山のようにあった枯れ草を
二人で裏へ運び、
ようやく綺麗になった。


終わって腕を見てみると
萎えた腕の筋肉が


ほんのわずかではあるが「ピ〜ン」と
張っているような感じがしているのであった。


夕方、無風状態だったので
昼間、裏へ運んだ枯れ草を


ドラム缶で燃やすと
真っ白な煙が、気持ち良く真っ直ぐ直線状に
天空へと舞いあがっていった。





またハンガー&ロボット製作



先月購入した銘木のケヤキ板が
少し残っているので
今回は違うハンガーとロボットを作ることに。


今回、新しいジグソーを持参したので
使ってみます。


今までの物との違いは
少し小型になったのと
操作性が向上しました。

大きくなってしまったケース



何と言っても、「道具は刃が命」!
芸能人も歯が命?



刃は頻繁に交換するのだが
それが、ものすごく簡単に
交換できるんよ。


今までは、上のつまみを「クルクル」回し、
刃を90度回転させて引き抜いていたが
締めるのも大変だった。

新しいジグソー


こんどの新しいものはレバーを引くだけで
刃が「ポ〜ン」と飛び出してくるので
他の刃をさして、レバーをはなすだけ。


とても簡単。
そして切っている間、ファンにより
切り屑が飛んで、切断ラインがしっかり見える。


おまけに、LEDランプもついた。


ただ、残念なのは収納ケースが
とんでもなく大きくなってしまった。

新しいジグソーで切りました

今までの3倍くらいの体積がある。
もうちょい、小さく作ってほしかったの〜。


「Bosch」さん!たのむで〜」


と、いうわけで、実際に使い始めてみると、
かなり?静かになった気がする。
これは良い!


今までは騒音が大きすぎた。


これでは土日でも作業出来そうだが
ここの田舎でも僕は気を使うので
平日作業にしま〜す。

スライド丸ノコでロボの身体と足を作ります

ハンガーはジグソーで切り、
ロボットの身体はヒノキを四角に切ります。


胴体はヒノキで足はケヤキを使います。


久々にスライド丸ノコが登場!
まっすぐに切るなら丸ノコに限る。


刃も新しいし、切れ味も良いので
作業が効率良いと思っていたら
小さな木がスッ飛んでしまった。

画像の説明

ご用心・ご用心!


ゆっくり丁寧を心掛けて
慎重に進めます。


因みに、ロボツトの手は、
ダイソーで100円購入のスパナで
作ります。

ハンドグラインダーで
半分に切ったあと、


ドリルで穴あけしようとしましたが
スパナが硬くて全く刃がたちませんでした。

作業中

仕方なくグラインダーで溝を切り
ネジで止める予定です。


100円とはいえ、しっかりした品物のようで
バカにできないことが判明しました。


ハンガーは今回3つ作ります。


考えた挙句、「人形、カエル、うさぎ」
にしました。


人形はリーバイスのラグドールを真似て
それ風に作ってみます。

画像の説明




髪の毛はダイソーの毛糸を使いますので
事前に買って来ました。


顔と腕をつくったら
塗料で顔や腕を塗ります。


前もって絵を描いて感じを掴みます。

ハンガー完成

こんな感じですが完成しました。


お人形は顔だけでは少しさみしいので
身体を描いてからラミネートしてみました。


顔の表情は黒い目玉が大きめのほうが
可愛くなります。


女子アナが大黒目コンタクトを
使う理由が判りました。


今回ハンガーに使う金具を持ってこなかったので
静岡で金具を付けます。


画像の説明
カエルのケロちゃん









うさちゃん
リーバイス人形?














ハンガーが完成したので
次はロボット・ロボタンの身体を組み立てたら
塗装後に顔などを取り付けます。


顔部分は事前に作っておきましたが
電気回路を組み込んだので
単三電池2本入れてあります。



顔の取り付けはダイソーのステンレス金具15cmを
一つを使い5ミリネジを4つ使い
1体を完成させました。


1号ロボタン
黒2号ロボタン









3号ロボタン
4号ロボタン















光るロボタン

1号から少しずつ進化し
3号・4号では目だけなく、
口も光るようにしました。
(銃口も光ります)

それぞれのロボは音もそれぞれ変えてあり
音の迫力?が・・ものすごいので
奥さんに怒られました。(アチャー)






それではロボタン「4号戦士勢揃い」を
ご覧くださいまし。

ロボタン戦士勢揃い


























イエローハウス


十日町市の松代駅に近い
竹所という地名のところに、ドイツ人建築士が
日本の農家をリホームした家があると
本で読んだ事があります。


その名をカール・ベンクスさんというらしい。

イエローハウス

確か僕の記憶では田舎の家を7件ほど
リホームしたと思う。


そんな場所がこんな近くとは
意外だった。

実は僕たちの部落に住むタナカの
お姉さんから教えていただいた。


多分ドイツ風の家なのだろうと思うけど
一度は見てみたいと思っていた。

入り口を入り、振り向いた所

その古民家の一つで「イエローハウス」という
カフェをやっているらしい。


でも、営業は土日限定らしく、平日は
お休みらしい。


国道403号線を途中で左に曲がり
田舎道を奥へと入っていった。


すぐに黒と赤の家があったが
イエローではなく、さらに進んで行ったら
すぐにそれらしいい家が見えた。

玄関の右側



でもイエローではないが
多分ここと見当をつけて近ずいてみると
灯が点いている。


看板が出ていて「コーヒー・ケーキセット」
とあるので食事は出来ないようだ。


重い扉を開けて入っていくと
いかにも洋風な入り口で、
重くどっしりした空気が辺りを漂う。

イエローハウス1階

左へと進み、観音開きの戸の向こう側には
3人の店員さんが見えた。


挨拶するとお好きな所へ
お座りくださいといわれたので
大きな木のテーブルはやめ


二人が座れるシートに
腰を下ろした。

座ったところ

横にはドイツ風な家具が置いてあり
カラフルな絵がついていた。


上を見上げると、日本の古民家の
曲がった梁が升状にいくつもあるが

全て黒いススは取り除かれていて
茶色い色をしている。


素朴な日本の古民家とは
明らかに違い、

上を見上げると・・

いかにもドイツらしい造りで
なんというか、肩が凝りそうだった。

早速、コーヒー・ケーキセットを注文し、
他にはお客さんはいなかったので
家の中を見せて頂く。


「3階までありますよ」といわれ
階段を上がっていくと2階は中二階という感じで
とても狭く部屋ではなく、物置のようで

2階



3階がフラットな場所で
広々とした空間が広がっていた。


右側がギャラリーのように使っていて
絵などの作品が売られている。


山のドングリや木の葉など
をつめてある箱などがあり、
自然空間を感じさせる。


花
木の実









絵
画像の説明



















一番奥へと進むと
椅子があり、下には有名な


単行本がさりげなく置かれているので
読書などしても良いのかもしれません。

3階奥
3階














3階を見せて頂いたので
また1階まで戻り、
1階の奥を見せて頂いた。


そこには階段ダンスや、水屋ダンスの上のみが
置かれていました。


椅子へと戻り、しばらくすると
コーヒーとかぼちゃケーキが到着!。

階段ダンス

コーヒーカップは花柄で僕はチョット
イマイチで気持ち悪かった。


下に敷いた花柄のコースターは
ラミネートしたものでイマサンだった。


「オ〜ノ〜」
「これはイケマセン!イケマセンヨ!」



木にしてほしいですね。

水屋ダンスの上だけ

もみじの葉っぱは良かったけど
ケーキは甘くした「かぼちゃ」で
少々重かったです。



これだけでお腹いっぱいになり
イメージとは違うケーキでした。「ウィッ」


今日はお昼ご飯はイリマセンです。


食べ終わると・他のお客さんが入ってきて
「昨日テレビ見ましたヨ」とおっしゃり

外の風景



反対側の窓辺のソファーに3人が
腰掛けたのでした。


「へ〜テレビで紹介したんだ〜」と
思ったが、その割にお客さんが少ない。


オーナーは東京の女性だそうですが、
コーヒーマスターと配膳係り2名は地元の方で
マスターは親しみがある、おじさんで良かったです。


ただし、今日はオーナーはいないが
いつもはいるとの事でした。

ソファー席
1階












そして、建築家のカール・ベンクスさんも
毎日コーヒーを飲みに来るそうです。

上からみたところ

カール・ベンクスさんは松代に
住んでいるらしい。


このイエローハウスはやはり
ドイツの家であり、日本の


古民家様式とは違っていて
それはそれで良いでしょう。

それにしても、屋根はドイツには
ピッタリですが、
日本の田舎には合っていませんでした。

イエローハウス



松代駅へ戻ると横の駐車場では秋祭りで
地元の踊りが色鮮やかに行われていたが


車を駐車できずに、残念ながら
諦めざるをえなかった。


そのあと僕たちは十日町の
大道路へと車を走らせます。


松代駅の前の道をまっすぐ進むだけですが
トンネルがとても多くて意外でした。




十日町・秋のお祭り

ベジパーク駐車場

20分ほどスイスイ走り、
十日町のJAのベジパークへ着くと
ここでも秋のお祭りで賑わっていました。


テントがいくつも張られ
いろいろなお店が出店されている。


ここは、かなり広いので、頑張って
入ることにしました。

JA祭り?

裏へと回ると、予想通り待たされる事無く
駐車出来たので良かった。


大きなテントの中は大勢の人が
机で何か食べている。


歩いてみると、タコヤキや豚汁などが
無料で配られている。

画像の説明

今が旬の「りんご」や、「柿や、野菜、」
「静岡のみかん」なども売られていて
人でいっぱい。


しばらく歩いていくと
暖炉のようなストーブがあり
前に行ってみた。


「まき」ではなく、ペレットを
燃やすストーブで、話を聞いてみると

画像の説明

自動でペレットが「パララ・パララ」と
落ちてきて燃えるので
手間がかからなくて良さそうでした。


マキのように炎も見えるし
暖かい。


ペレットストーブは
イタリア製だが今は日本製のものも
あるので自由に自分の好きなタイプを

ペレットストーブ

選べるのでよさそうだが
値段もそれなりでまだ高い。


いつの間にか自分の家にあるような
錯覚に落ちい入り、こんな暖かな


ストーブの前でビールなど飲んでいる
自分を想像してしまい、
「ホンワカ〜」と幸せな気分になったのでした。

JAのイベント車











ミオンなかさと


ミオンなかさと

117号線の1本裏道で
十日町を津南に向かって行くと


15分ほどで、大きな建物が
田んぼの真ん中に見える。


それが宮中島温泉「ミオンなかさと」だ。


今まで、広い駐車場で田んぼを見ながら
朝食を食べていたけど
今日は初めて中へ入ってみます。

受付前



時間はまだ早い午前10時ごろなので
人が少ない。平日なので当然かも?


敷地の中の、すぐ横の建物では
フグの養殖をしていて
今日は美味しいフグを食べられるかも知れない。


ココは十日町市温泉総合保養施設とあり
宿泊や宴会場もある大型施設。

通路

泉質は弱アルカリ性、単純温泉で
茶色なお湯で、つるつるした感触。


中に入り、販売機で600円を支払い
受付に行くと番号がついた鍵を渡された。


ロッカーに靴をしまい、
まずは温泉に入ります。


受付の前はかなり大きなスペースがあり
地元野菜がたくさん売られていたり
土産物もたくさん見えた。

着替えロッカー



シャツなどを着替えロッカーにしまい
入って行くと大きなうち風呂がある。


上を見上げると、なにもかもが
広くて大きく贅沢な作りで驚いた。


露天風呂に出ると、前に池があり
小魚が泳いでいた。

画像の説明

その向こうがおそらく、信濃川だ。


今日は天気が良いので
まともに陽が当たり眩しい。


外の景色はどうと言うこともないが
のんびりしている。


お湯から上がったあとはいつものように
マッサージ機にコインを入れます。

テレビを見る場所?

そのあと、通路に出て、ソファーに座り、
田んぼをボーッと見ていたら
体が少しだるくなってきた。


食事にはまだ早い時間だが
お食事処へ入っていき


フグを注文しようとしたが
何処にも書いてない!


「フグをスグ食べたいがの〜」と
お姉さんに聞くと、
あっさりと「ありませ〜ん」と言われてしもた。

画像の説明

フグの養殖は別会社なので
ここでは食べられないとのことで


「ガックン」となってしもうただす。


スグ横で養殖してるのに
もったいないだす。


おしいだす。

お食事処

残念・無念だす。

あきれただす。



で・・結局、天丼をいただいて
車はスーパーハラシンへと向かっただす。



*************

ミオンなかさと

「ミオンなかさと」は
毎週木曜日が定休日だす。

*************









まーちゃんがスーパーで買い物中は
僕は、となりのコメリで時間つぶしや
買い物するのがいつものパターンです。

たもぎ茸

角ドライバーとネジなどを購入し、
スーパーでは初めて見るキノコを
買ったらしい。


今日の夕飯は珍しいキノコの
味噌汁が出ました。


なかなか変わった香りがして
意外と美味しかったです。

画像の説明

袋には「北国の香り・たもぎ茸」と
書いてありました。


キノコは味噌汁に入れて食べるのが
一番簡単な食べ方?


キャンプなどに行くと、いつも
なめこ汁などを作って食べるのですが
あとはご飯があれば満足してしまいます。


以前、3種類のキノコを入れてみたら
ものすごく美味しくてびっくりしたことが

夕食

あるけど、多種類のキノコをいれるのが
キノコの王道らしいです。









ドナルド・キーン・センター柏崎


キーン・センター柏崎

ドナルド・キーン(1922年6月18日 - )は、
アメリカ合衆国・ニューヨーク生まれの
日本文学者・日本学者。
コロンビア大学名誉教授



日本文学と日本文化研究の第一人者である。


文芸評論家としても多くの著作があり、
日本国籍取得し、日本人となる。


玄関ホール



そのドナルド・キーンセンターが2年前
柏崎市にオープンした。


「私は日本文学の素晴らしさを伝えたい」


の彼の言葉通り、日本や世界に
思いを発信し続けている。


そんなデナルドキーンセンターが
柏崎に有るのをテレビで知ったので
僕たちは出かけて行きました。

ロビー



柏崎市の中心地近くにある。

狭い路地のような処へ入ると
左手にあったので少々驚いた。


「多くの人に目立つ広い道に有れば
良いのにな〜」と思いつつ
車を駐車場に入れた。

玄関ロビー内

丁度、1組のご夫婦が帰っていくところで
車は東京ナンバーだったので、別荘組でしょう。


この建物は東京のデザイナーによる設計で
不釣り合いなほど都会的に作られていた。



一人500円を支払うと
受付のお姉さんがまず、
「映画を見て頂きます」といい、

画像の説明



「そのあと、お二階へお上りください」と
言われたのでそのようにしました。


案内された部屋に入ると
画質が良い大きな200インチ画面で


ドナルド・キーン氏がいきなり
語りかけてくる映像から始まる。


映画は20分ほどあったのだろうか?

2階

一つ一つの言葉が心を打ち、
涙が溢れそうになった。



日本文学との初めての出会い


1940年、18歳のキーン青年は
ニューヨーク・タイムズスクエアの
行きつけの本屋で2冊の本が目に留まります。


値段を見ると49セント。
それがアーサー・ウエーリ訳の
「源氏物語」でした。

キーン作品



キーン青年は激しくなる戦争の足音に
慄きながら読み耽りました。
人生を決める運命的な出会いでした。



ドナルド・キーンと柏崎市民の出会い


柏崎市民とキーン氏の出会いは
2007年に発生した中越沖地震に
遡ります。

画像の説明

震度6強の激震に見舞われた柏崎市民が
復興の険しさに立ちすくんでいたときでした。


一つの文化活動が企画され、実現に向けて
動き出していたのです。それは、キーン氏の
提案による古浄瑠璃、


「越後国柏崎 弘知法印御伝記」の
復活上演でした。

画像の説明



その古浄瑠璃は、1962年に
友人である早稲田大学の鳥越文蔵先生が


大英博物館で発見した日本に現存しない
幻の古浄瑠璃でした。


柏崎では、市民による「柏崎ゆかりの
古浄瑠璃を復活初演する会」が結成され

画像の説明

「越後猿八座」による復活上演を
町ぐるみで支えていったのです。


そして、その復活上演は300年の時空を
超えて蘇り、復興の道を歩む柏崎市民の、
明日を照らす一条の灯りとなったのです。




日本文学研究の仕事

キーン氏の仕事が展示



ドナルド・キーンの多岐にわたる
日本文学研究の世界を1本の樹に
グラフィック化し展示されている。
(日本文学研究の樹といわれているもの)


翻訳では、キーン氏自ら最高作と自賛している
「徒然草」。文化評論では「日本のこころ」の
源流を探る「足利義政と銀閣寺」。

画像の説明

語学将校として従軍した太平洋戦争中、
任務で日本兵士の日記を読解し、

深い感動を覚えた体験から日本人の日記に
文学性を見いだし、やがて日本文学論を確立。



そこから生まれた「百代の過客」評伝では
ドナルド・キーンでなければ書けなかった
「明治天皇」、俳句と短歌に革命をもたらした
人物論「正岡子規」を取り上げた。

2階

文学研究世界を彩る人物では
忘れえぬ、日本で出会った作家たちの中で、
谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、
安部公房、司馬遼太郎をあげている。



その中でも取り分け親交が深い作家が
三島由紀夫ではなかったか。


三島由紀夫が1970年、市ヶ谷の
自衛隊で割腹自殺で死んだ2日後に
三島の手紙が届いたという。

柏崎講演会

その死記がコロンビア大学図書館に
眠っている。


キーン氏は三島の死に対し、
「私は無二の親友を失い、
世界は偉大な作家を失った」と
コメントしている。



今年は三島由紀夫生誕90年没後45年。
ドナルド・キーンの選ぶ
三島由紀夫お気に入り作品3は

復元した家の内玄関

1956年 の「金閣寺」
1960年 の「宴のあと」
1965年 の「サド侯爵夫人」を

あげている。


因みに昭和27年、世界一周に出た三島は
ギリシャの明るい世界に魅了され
「潮騒」を世に出した。

キーン氏ニューヨーク復元書斎

三島は背広が大嫌いで
日本男児にはがコレが一番似合う
と「ふんどし」をあげた。



「金閣寺」は最高傑作ともいわれて
「美徳のよろめき」もよく知られている。

遺作となった「豊穣の海」は
6年の歳月を費やした。

復元したニューヨーク書斎

何度もノーベル文学賞候補に挙がったが
三島ではなく、川端康成に与えられた。


三島はその時こうコメントしている。


「次のノーベル文学賞は
大江健三郎だ」と言い、
その通りになった。

画像の説明



三島は晩年、自分の生涯を4本の河で
例えている。


華麗な文章で綴った「書物の河」



自らの体を鍛え上げ美を追求した「肉体の河」


政治的理念を実践した「行動の河」


そして数々の戯曲を生み出し
芸術の理想を求めた「舞台の河」

画像の説明

自ら執筆し、演技、美術、音楽など演出に
心血を注いだ歌舞伎。


三島の最後の歌舞伎になった「媋説弓張月」


「媋説弓張月」は曲亭馬琴原作の
200年以上前の文化四年に書かれた長編小説で


「源 為朝」の苦渋をみずからなぞらえ
苦心した歌舞伎である。


その上演一年後、
三島は、自らの人生を閉じた。

画像の説明




三島由紀夫は
昭和とともに生きた
伝説の作家である。


三島の多くの作品はキーン氏により英訳され
海外に紹介されていった。


ここに来るとドナルド・キーン氏が
行った膨大な仕事を知り、
偉大な人であることが解る。


又、1955年から2011年までの56年間、
コロンビア大学で教鞭を執り続け、
多くの優秀な日本文学研究者を育成した。

画像の説明





2階の右手方向奥にはドナルド・キーン氏の
ニューヨークのハドソン川沿いに在った


「書斎」と「居間」をそのまま再現した
復元展示室、豊富な映像資料が視聴できる
収蔵図書などがある。


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「ドナルド・キーン・センター柏崎」

〒945-0063
新潟県柏崎市諏訪町10-17

tel:0257-28-5755
時間 10:00〜17:00
休館日:毎週 月曜日(休日の場合はその翌日)
    12月26日〜3月9日は冬季休館
入館料:大人:500円

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貞観園


貞観園



新潟県柏崎市高柳町に名勝貞観園がある。


岡野町の駐車場から10分ほど
登り坂を上がっていくと左手に
山の木々に埋もれた建物が見えてきた。


木戸を開けるとジャラジャと音がなり、
前方に広い庭がある。

貞観園入り口

そこが貞観園(ていかんえん)で、
延宝元年(1673年)村山氏が
隣郡松之山から当地に移住して以後


代々の当主により築造された日本庭園で
昭和12年、国の名勝に指定された。

飛び石に沿って建物へと歩いていくと
大きな土間と広い空間に驚かされた。


天明4年本屋(貞観堂)が建てられ
庭園もようやく趣を成すに至りました。

貞観園

その後、補修に際して幕府の庭師、
九段仁右衛門、藤井友之進の両氏を迎え


その指導により更に面目を一新したと
言われております。


園名「貞観」の二文字は
越後の儒者、藍澤南城により
命名されたもので、

IMG_7762.jpg
広大な土間













その出典は中国の学者である謝康楽の
「情を遺れて塵物を捨て丘壑の美を貞観す」の
詩句に拠られたということです。

龍

全庭苔に覆われ、また佐渡の「赤玉」を
多く使用して、地方色を豊かにしております。


建物である貞観堂は、貞観園の中心建物であり、
豪農の館です。


棟札によると天明4年(1784年)の建設で
同じ豪農の館と知られる旧笹川家住宅の
表座敷と平面的にかなりの共通性がみられます。

部屋から庭を見る

六間形の書院と座敷に対して、
右側に大きな板の間と土間があり、また


式台構えの玄関が付されており
この地方の特徴を良く伝えています。


貞観堂は広間と土間の梁組が見事で
幅50cm以上ある。

太い梁と柱

それによって柱を省略して
巨大な空間を作り出しています


この日、庭では、あずまやの
工事が行われていて
庭には出られなかったのが残念。


やもなく、建物(貞観堂)の中から
庭園を眺めた。

庭園

かなり広い大きな日本庭園で、


紅葉の季節には少々早すぎたが
その時にはさぞ綺麗でしょう。





つる
恵比寿・大黒









神棚
庭園









蔵
画像の説明









2階より
梁













黒姫神社

貞観園を出たあと、道を更に登っていくと
右手にひっそりと「黒姫神社」があったので
参拝させていただきました。


境内に、大きな木が多数あり、
中には5cmほどの木の実が付いたものが
あったが、何なのか?


梨のような色でしたが
小さいので違うのは確かです。

木の実











そして先ほど来た道をゆっくりと
帰って行きました。


明日は静岡へと帰るので、
今年は最後の新潟になります。

じょんのび庵・広間



夕方、準備のため、雪囲いの板をはめたり
荷物を整理したりします。


「オットットと〜」


外にあるものを仕舞っておかないと
雪でペシャンコになっていまいます。

居間



危なく、ドラムカンを忘れるところでしたが
ドラム缶も玄関の中へと入れ込みました。


それに水道の水抜きや電気温水器も
少しですが水を抜いておきます。


玄関外照明も忘れずに
外します。

居間

一番最後は玄関の
雪囲いですが、明日
パネルをかぶせたら完了します。


明日、帰ると思うと
今年の思い出が次々と湧き出てきます。


遠い「村上」へは2度も行ったりしました。


帰り道を利用して長野の海野宿や
小布施にも行きました。

雪囲完了



来年は他県にも足を延ばす予定です。
そして明日の帰りも長野県の須坂へ寄るつもりです。







長野県・信州須坂


今日で今年の新潟最後の
あさが来た〜。

じょんのび庵



天気は最高!


水道栓をタオルで巻いてから
ビニール袋をかぶせて冬支度も完了!


玄関の雪囲いを最後に全てが完了。
今年もお世話になりました。


来年春までサヨナラですが
12月過ぎ頃には雪に閉ざされてしまいます。

まもなく出発



向えの「チョースケ」のかあちゃんが
見送ってくれました。


皆んな来年までお元気で〜!
別れを告げ、じょんのびアンを出発。


帰りは117号線を豊田飯山へ向かい
のんびり走りながら新しくなった
信越道の駅で買い物します。

信越栄道の駅

この道の駅は新しくなってからは
やたらとお客さんが多くなり
人でごった返しています。



ここでは、「りんご」や「ブドウ」
などを買ってから


更に進むと左側にもフルーツ直売所が
あったのでここにも寄りました。

画像の説明



小さなりんご一皿300円で購入。
確か、去年も買いました。


車は更に進んでから
途中で左の道へ曲がります。


道の左右にりんご畑があり
真っ赤なりんごが付いていました。

果物いっぱい

その道をまっすぐ進むと
小布施へと入ります。


今日は日曜日だったので
小布施は人で溢れ返り、
車は渋滞。


なので、ここでの、昼ご飯は諦めて
更に進むと須坂市へ入りました。

フルーツ直売

この街は蔵風の家がとても多く
家々に赴きがあります。


蔵みたいですが、よく見れば
普通の家です。


街ぐるみで蔵の街を
アピールしているようです。
兎に角、素晴らしい!



豪商の館

須坂市・田中家



信州須坂・田中本家博物館という
看板があったのでココへ寄ることに。


左へ曲がり、2キロほど?行くと
左手に「田中本家」がありました


一人800円を支払います。
今時としては500円が相場なので
少々高いかも?

画像の説明

いただいたパンフレットには
「近世の正倉院」とあるが
「幾ら何でもええ加減にせえよ〜」


危なく、心臓がビックラして
止まりそうでした。


中に入っていくと高い理由が分かりました。


6名ほどのお客さんを連れ
やたらと大きな声で説明している
男性が一人います。


きっと学芸員でしょう。
学芸員など不要な?人を雇っているので
見学料が高くなってしまうのです。


ここの経営方針は間違っているかも。


静かに見学出来ないので
少々困ります。


展示品は昔、この家で使われていた
食器や道具、衣装、おもちゃ、などで
普通のものばかりでした。

お皿
箱もの









お皿
角皿









衣装
画像の説明









展示室
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おもちゃ
自動車のおもちゃ









赤皿
皿



















展示してある部屋の上を見ると、
昔の蔵のようですが
建物は見せてはいませんでした。

どんな家での暮らしなのかが分かりません。
少々もったいないような気がしますが・・

画像の説明
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箱もの
鶏絵図箱














お椀は四季折々のものが展示されていました。
形がわかるように真横から写真を撮ってみました。


展示室を出ると、庭を進むように歩き、
お土産品を売っている前が通路で
良く考えられておりました。


画像の説明
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画像の説明
赤暖簾









お昼ごはん
中庭










時刻は12時を回っていたので
そろそろお昼に!


お土産売り場の横がカフェですが
軽食なら食べられるようなので
ココでお昼ごはんにしました。


カフェは大きなガラス窓なので
庭木が良く望めました。

美しい石組も見えます。

江戸版画に出てくるような木



江戸時代の版画に出てくる
木があり、赴きが感じられます。


食事を済ませてから歩いていくと
いつのまにか中庭に出ていました。



先ほど通った蔵戸門を出て
外から見る白かべの建物も良かったです。

中庭



駐車場に行ってみると、
近くには山があり、のどかな風景が
すぐそこにありました。


山の紅葉も少しずつ始まり
秋らしい彩に包まれはじめます。


しっかりと風景を目に焼き付けながら
僕たちは須坂を後に、静岡へと向かいました。

蔵戸門









外から見た田中本家




















今月もご覧いただきありがとうございます。



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